看板娘という名の愉悦 Vol.59
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
知人が看板娘を紹介してくれた。ありがたい話である。しかも、店主いわく「ウチのスーパーエース」とのこと。期待に胸を膨らませつつ、向かったのは南浦和。
5分ほど歩いて「もつ焼き酒場 ひと声」に到着。
店内を覗くと看板娘が働いていた。
注文はもちろん「生ホッピー」。
ほどなくして満面の笑みとともに「生ホッピー」が運ばれてきた。
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