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2018.06.29

たべる

釣った魚は自分で調理! セイラーだから味わえる海の醍醐味

セイラーになって頻繁に海に出るようになると、竿を携えフィッシングに邁進する機会も多くなる。
食べることが大好きなセイラーならば、デッキの上を駆けずり回っているレース中とか、激しい荒天のなか、自艇が大波を駆け上ったり駆け下ったりしている最中でもなければ、マメにメニューを考える。

海で釣った魚は自分で調理する だから料理が上手になる

万が一、揺れるギャレー(キッチン回り)にしがみつかなければいけない状態でも、包丁を握りしめ、鍋と格闘する。
セイラーには、左党(酒好きの人)が多いので、気の利いた肴が欲しくなれば、釣った魚をその場でササッと調理する。海上の男にグルメや料理上手が多いのも、そんなことと関係があるのかもしれない。

日本で最高峰のゲームフィッシュといえば、カジキ、ツナ、ロウニンアジ。強烈なアタリがくるやいなや、カラダごと海中に引きずり込まれるのでは、と思わせる。

この巨大魚はジャイアントトレバリー。和名では、ロウニンアジ。ほとんど単独で行動することから、浪人鰺/ロウニンアジとなったらしい。

海からの贈り物を、軽く塩茹でしただけの状態でプレートに盛りつける。豪快に、手を使ってかぶりつき、白ワインで流し込みたい。

ウルメイワシの切り身を塩漬けし、保存2カ月目の自家製アンチョビ。パスタに絡めたり、白米のお供にも。最高に旨い!
以上、海×料理に関する、先輩セイラーからのちょっとした小話。セイラーを目指すなら、覚えておきたい楽しみ方だ。
鈴木 勝、中村剛司、山岸重彦(舵社)、上仲正寿、瀧 学=写真


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