やっぱりみんなデニムが好きだった。デニムの男100人特集! Vol.62
2021.04.28
FASHION

平山祐介&三浦理志にとってデニムとは? 私物も含めて話し合う

オーシャンズモデルとして長く活躍してきた平山祐介さんと三浦理志さん。撮影で、プライベートで、数えきれないほどのデニムをはいてきたふたりだからこそ、通じ合う何かがある。そこに見る、大人の理想のデニムとは。

オーシャンズ看板モデル・平山祐介さん&三浦理志さんによるデニム徹底討論会を開催!

[左]平山祐介
1970年生まれ。大学卒業後、社会人生活を経てモデルに。数多くの海外コレクションを経験したのち、2003年より活動の拠点を日本に移す。趣味は空手、バイク、スキューバダイビング、読書など実に幅広い。映画やテレビドラマ出演など、俳優としての活動も充実。

[右]三浦理志
1970年生まれ。15歳のときにサーフィンに出合い、18歳でモデルのキャリアをスタート。本誌連載をまとめた『SURF & NORF COOKBOOK byミウラメシ』(プレジデント社)が絶賛発売中。YouTubeチャンネル「MARCY’ S FUN LIFE!」もぜひチェックを。

デニムトーク、開始!

三浦 デニムトークなのにいきなり申し訳ないけど、最近デニムをはく機会が少なくなってきた気がする。

平山 一時期は年中デニムをはいていたけど、確かに近頃はデニム以外のパンツが多くなってきたかも。

三浦 ストレッチデニムもあるけど、本来のデニムとはある意味別物じゃない? オッサンだからさ、やっぱりデニムはゴワゴワがいい。

でもそんなこと言っておきながら、実際デニムをはくと重いし、遊び(シルエットの余裕)はないし。

平山 実はさ、そこがデニムの、ここ何年かの考えどころな気がしていて。あっという間にストレッチデニムの波がきたじゃない? 俺たちはそういったデニムを何本もはいてきた。

実際本当にはきやすいし、楽だし、何よりデニムに見える。でもその時期、どこか釈然としないものもあったんだよね。良い悪いではなく。思い返してみると、その頃からデニム以外のパンツをはくことが多くなってきたんだよ。

三浦 じゃあデニムトークはやめて、ほかの話をしようか。

平山 こらこら(笑)。まだこの先の話あるから。そんな時期を経てまさに今、改めて「デニムをちゃんとはきたい」っていう気持ちが湧いてきてるのよ。本当に。スニーカーのトレンドが長い間続くと、革靴を履きたくなるみたいなもので(撮影当日も私物のジェイエムウェストン「ゴルフ」を着用)。

自分たちは仕事だし、運動して一応体型も維持してる。ただ普通はだんだんユルくなって、ドローコード付きのパンツとかに流れちゃうじゃない? でもそこで……昔ふうに言えば「お洒落はガマン」みたいなさ。その感覚は忘れちゃいけないっていうか。

今、デニムをデニムとしてちゃんとはきたい。コーディネイトとか着こなしの話じゃなくて。

[平山さんのデニムコレクション]左はカラーのブルーデニム。真ん中が、すっきりとしたテーパードシルエットのリーバイス505ブラック。右はキャバンのタック入りデニムスラックス。

三浦 でもこうやって昔の写真(撮影時に用意したオーシャンズのバックナンバー)を見ても、やっぱり普通のデニムってカッコいい。今はデニムの選択肢が増えすぎた感があるね。

平山 トレンドを追うのも悪くない。でも自分が本当にいいと思うものをカッコ良く見せることも、俺たちの役割だよ。

三浦 ストレッチデニムだったり、スウェットパンツだったり、ビッグシルエットのパンツが悪いわけじゃない。むしろそういうパンツも実際に愛用してるし。

平山 何せ移動が車だから、窮屈なパンツは仕事に支障が出る可能性があるよね。ただ、そればっかりだとお洒落心がなくなっちゃうってこと。

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ひとりの男として、デニムとどう付き合うか

今改めて、デニムをデニムらしくはく。ユースケ&マーシーはモデルだけれど、単に用意された服を着て写真に撮られているわけじゃない。読者に何を伝えればいいのか、いつも一緒になって考えてくれる。この機会だからこそ書いておきたいのだが、それはオーシャンズに初めて登場した頃からそうだった。

[平山さんが合わせているのはこんな靴]コンバースのオールスターは、デニムに合わせるスニーカーの永世定番的存在といえよう。春らしく、ブルーデニムとも相性抜群のホワイトをチョイス。黒のレザーシューズはオールデンのもの。パンツをはくと、一見普通の革靴のようでいて、実はアンクル丈というのが洒落ている。

平山 2008年くらいからオーシャンズに出ているけど、「ユースケ&マーシー」みたいな感じでキャラ付けしてもらったのは’12年くらいからかなあ。最初は、我々ふたりとスタイリストの村上(忠正)さんで会って、それぞれが本当に好きな服をベースに、スタイリングを作ってもらったんですよ。

三浦 村上さんと俺たちは、それ以前からも付き合いが長かったしね。

平山 それを続けていくうちに、俺が“街男”で、マーシーが“海男”みたいなキャラクターになっていったと記憶してます。

デニムでいえば、デンハムとの出会いは衝撃だったなあ。こんなに出来のいいデニムを作るブランドがあるなんて、知らなかったから。もちろんブランド自体がデビューして間もなかったけど。

三浦 海外ブランドはもちろん、ドメスティックブランドのデニムの良さも改めて知ったよね。とにかく数をはいたから(笑)。

平山 何せ撮影のときは一日中いろんなデニムをはくから、違いもすごくわかる。気に入ったものは後で買い取って、自分のワードローブに加えて。俺たちのほうも、オーシャンズのファッションに本当に影響を受けてきたんですよ。

三浦 買い取りしたねえ。何せ、俺が今日持ってきた私物のデニムは、全部オーシャンズの撮影のときに買い取ったやつだもん。俺たちにとってもリアルな服なんだよね。

話の尽きない2人。後編ではデニム今昔トークに花が咲く。

 

西崎博哉(MOUSTACHE)=写真 加瀬友重=文

# デニム# 三浦理志# 平山祐介
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