欲求不満はファッションで全解放せよ!! 「感動の服」特集 Vol.16
2021.03.08
FASHION

今までも、そしてこれからもよろしく! 年がら年中着たい極上スウェット&カットソー

寒い季節はインナーに、暖かくなったらこれ一枚で。年がら年中お世話になりまくりのスウェット&カットソー。

山ほど服を見てきたファッション業界のプロが「長く付き合いたい!」と感動した逸品はどれだ⁉︎

 

「テクネ」

今までも、そしてこれからもお世話になります!年がら年中着たい極上スウェット&カットソー
バッグ以外にも展開するアパレルも秀逸。メリヤスをバイアス使いした身頃のポケット付きロンTは、ベーシックなのにひとヒネリあって大人好み。1万5000円/テクネ(カナル info@texnh.jp)

推薦人
BLANDET SHOWROOM&STORE ディレクター 宮本哲明さん(37歳)
セレクトショップのPRから独立。昨年末には、自身の会社でブランデット ショールーム&ストアを設立。スパイス料理の修行中でもある。

𠮷田カバン出身のプロダクトデザイナー、松村力弥さんが昨年立ち上げたばかり。どこか温かみがありつつ、モノの本質がデザインされたプロダクトたちには感動の一言。

非常に考え抜かれたディテールは、機能性も申し分なく、シンプルなデザインに収斂。これから要注目のブランドです。

 

「チャンピオン」

脇下にアクションリブを備えたスウェットシャツの原点。使用するのは12.5オンスの肉厚生地。メイド・イン・USAを示す赤タグ付き。1万4000円/チャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン 0120-456-042)

推薦人①
にしのやディレクター 西野大士さん(37歳)
バンタンデザイン研究所卒業後、老舗アメトラブランドのプレスに。退職後、新ブランドの立ち上げやプレスオフィス、にしのやを経営。

いつの時代も変わらないところがいいですよね。初めて買ったのは中学1年生のとき。現在は10〜15枚くらいは持っていると思います。

ʼ90年代(刺繍タグ)の目なしが好きで、古着店に行くと絶対に探してしまいます。最近またハマっていてよく着ているのですが、リバースウィーブ自体がカジュアルなアイテムなので、パンツはスラックスを合わせることが多いですね。

 

推薦人②
スタンダード カリフォルニア 代表 阿久戸秀高さん(53歳)
恵比寿の名店スタンダード カリフォルニアの創業者。オーセンティックなアメカジと、サーフィンを愛するミスターオーシャンズ。

ファッションに目覚めた10代から50代の今にいたるまで、数え切れないほどのリバースウィーブを着てきましたが、流行に関係なく、丈夫で長持ち!

これからも間違いなく着続ける、定番服です。

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「コットン シチズン」

カリフォルニア産上質なコットンを使い、ハンドダイで表情豊かに染め上げたロングカットソー。LAの自社工場で生産している。裾にスリットが入り動きが出やすい仕様。各1万1000円/コットン シチズン(バーニーズ ニューヨーク 0120-137-007)

推薦人
バーニーズ ニューヨーク PR リーダー 新井慶太さん(36歳)
バーニーズ ジャパン入社後、一度退社してイタリアへ留学。帰国後に再入社し、メンズPRを経て、2020年よりPR リーダーを担当。

コットンのなめらかな素材感と、しなやかなドレープ感、そしてハンドダイによる染色の美しさが際立っています。ロングスリーブではあまり見かけない高品質なカットソーだと思います。

素材本来の良さを活かしたヴィンテージ風の仕上げもポイントです。ワンサイズ大きめのものを選んで、たっぷりと空気をはらませて着たいですね。パンツにタックインするのも気分です。

 

「セント ジェームス」

目の詰まったコットン素材と、襟ぐりの広いボートネックが特徴の定番ボーダーカットソー。たくさん洗って体に馴染ませたい。根強い人気を誇るマリンボーダーの定番。各1万800円/セント ジェームス(セント ジェームス代官山店 03-3464-7123)

推薦人①
アマン 取締役 藤井尚志さん(52歳)
20年以上ファッションブランドのエージェント業務に携わり、数々のブランドを日本に紹介。昨年、自身のYouTubeチャンネルも開設。

20代の頃によく着ていて、白×ネイビーの「ボーダー」は30年前のモノも持っていますが、昨年同じ色をサイズアップして買い直しました。30年経ってもコーディネイトがあまり変わらないことに気付き、定番の良さを再認識。

合わせるのは、ネイビージャケットやライダーズジャケットのインナー、ホワイトデニムとコーディネイトなどさまざま。やっぱりいつの時代でもボーダーTといえばセント ジェームスですね。

 

推薦人②
ユナイテッドアローズ PR 渡辺健文さん(41歳)
2005年にユナイテッドアローズ プレスに就任。昨年秋には、自社のライフスタイルウェブマガジン、IDEASを立ち上げた。

シャネルのボーダー姿に憧れて、高校生の頃に買ったのが初めてですね。海に行くときはたいていこれを着ています。それほど頻繁に行くわけではないですが、「バスクシャツで海にいる」という感じが好きなんです。

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「ループウィラー」

生後12カ月未満の個体から自然に抜け落ちる産毛だけを集めた極めて稀少な“ベビーカシミヤ”を吊り裏毛で! という究極の贅沢を味わえるスウェットシャツ。22万円/ループウィラー(ループウィラー 千駄ヶ谷 03-5414-2350)

推薦人
ビームス メンズカジュアル 統括ディレクター 中田慎介さん(43歳)
ビームスのメンズカジュアル全体を束ねる業界きっての仕掛け人。アメリカンライフスタイル全般が得意なフィールド。生活拠点は鎌倉。

2020年の直営店受注会にて一念発起でオーダー。裏毛で贅沢に編み立てられた一品。ふんだんに使用したベビーカシミヤをしっかりと感じることができ、頬ずりしたくなるような肌触りは至極のひと言。

裏毛ということでのカジュアルな外観と着心地のギャップに男女問わずメロメロのはず(笑)。モテない男の戯言です……。

 

「トゥデイ エディション」

アーティスト、川村貴彦氏によるレーベル。時代を切り取った上で、ともに頑張ろうという思いが込められた、強いメッセージ性を感じるロングスリーブTシャツ。9500円/トゥデイ エディション(チャコール トーキョー 03-6432-5267)

推薦人
チャコール バイヤー/チャコール トーキョー 店長 武井 涼さん(48歳)
2006年にビューティ&ユース ユナイテッドアローズ有楽町店の店長に。’18年に独立し、チャコール トーキョーのオープニングに参画。

メッセージ性のあるプリントが気に入って購入しました。「HANDWASH、DISTANCE、MASK」は、まさに今のコロナ禍において必要不可欠なこと。

普段働いているときや休日など、一週間に1回はシンプルなノーカラーのジャケットやコーチジャケットに合わせて着ています。

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「アイスブレイカー」

夏は気温35℃、冬は-20℃。ニュージーランドの南アルプスで育てられるメリノ種羊の原毛は、驚くほど優秀な湿度調整機能を持つ。左から1万6500円、1万4000円/ともにアイスブレイカー(ゴールドウイン 0120-307-560)

推薦人
ムロフィス ディレクター 中室太輔さん(39歳)
PRオフィス、ムロフィスのディレクターを務める傍ら、ブランディングディレクターとして企業ブランドに関する案件なども手掛ける。

優しい肌触りと、ウールならではの吸湿速乾性に感動。これを着たら最後、コットンのカットソーは着られなくなる人も多いのではないかと。スポーツシーンでも着られるほど機能性に優れ、普段から着ていても着心地がいいです。

季節を問わずメリノウールのインナーを着ていることが多いですが、そのすべてがアイスブレーカーのもの。しかも、ナイロン芯にメリノウールを巻き付けた糸を使っているため耐久性もあり、洗濯機でほかのものと一緒に洗える手軽さもありがたいです。

 

「アンスクリア」

レトロなガゼット付きのスウェットと、ドライタッチなボーダーTはどちらもゆったり着られるビッグシルエット。懐かしさがありながらも、見た目は新鮮だ。左から2万8000円、1万8000円/ともにアンスクリア(アマン 03-6805-0527)

推薦人
オーシャンズ 編集長 江部寿貴(43歳)
少年時代、リーバイスとラルフで目覚めた服の嗜好はいまだ雑食。アヴァンギャルド系は苦手。似合う顔と体型に恵まれなかった。

この10年は街の自宅と海沿いのシェアハウスを、そしてここ2年は四十の手習いで始めた冬山遊びが加わった三角ルートを大移動する落ち着かない週末を過ごしている。

ドレスコードはスウェット類の「ワンマイルウェア」の一択。そこにリモートなんちゃら推奨が加わり「職」「遊」の境界線は崩れ、その週間着用率は高まるばかり。

そこで、これが欲しくなった。気になっていた日本ブランドからデビューした「スポーツ」ラインだ。せっかちな自分とは真逆な、吊り機でのんびり編まれた質の高い生地が◎。

ジェンダーレスに着られるグッドデザインとサイジングも特徴のようだが、「お気に入り」は独り占めしたくなる強欲男なので、それは無理かな。

 

清水写真事務所=写真 星 光彦、来田拓也=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、森上 洋、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、中田 潤、今野 塁、菊地 亮=文

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