雨の休日に履くべき靴がわからない! という人のために集めた13足
大人の「雨カジ」
何かと不快な梅雨シーズン。服はベタベタ、靴はグチョグチョ、手をふさぐ傘も煩わしい……。この時季のファッションをなんとかポジティブに捉えられないものか。
そこで、アメカジ好きのための雨対策スタイル「雨カジ」を考案。“雨を楽しむ” ための雨カジなアイテムを紹介していく。
雨の日だってオシャレは足元から。ってことで、「雨カジ」特集の第1回は“雨の日に履きたいカジュアルシューズ”をドドンっと。
お馴染みから意外なヤツまで、雨に強いイケてる靴ってたくさんあるんだね!
1:ローテクに見えてハイテクな超定番
「コンバースのオールスター 100 WR ゴアテックス CC HI」
オールスターといえば、クラシックなローテクスニーカーの象徴的存在。だが、クレイジーパターンのデザインを採用した新作は、撥水加工が施されたキャンバス製アッパーに「ゴアテックス」の ライニングを組み合わせたハイテクな一足。
2:最先端デザインと、最高峰テクノロジーが融合
「タカヒロミヤシタザソロイスト. ☓ サロモンのマウンテンブーツ」
日本が世界に誇る孤高のカリスマデザイナーと、マウンテンスポーツギアの第一人者がコラボレーション。数々の最高峰テクノロジーを搭載した次世代マウンテニアリングシューズは、オールブラックのミニマルなデザインが、未来的でクール。
3:古き佳きフレンチシックなアンクルブーツ
「エーグルのアイケア ラバーブーツ」
今もフランス国内の自社工場で、熟練のラバー職人がひとつひとつ丁寧に、手作業で作り上げるラバーブーツ。ミドルカットだから男性でもコーディネイトしやすい。ワークブーツみたいな武骨なソールも我々好みなんだよね。
4:ハンターもファッションラバーも愛する、不滅の定番
「エル・エル・ビーンのビーンブーツ」
アメカジ好きにとってなくてはならない「雨カジ」シューズのマスターピース。創業以来ずっとアメリカ・メイン州の自社工場でハンドメイドされ、ゴム製ボトムとフルグレインレザーのアッパーを合わせたタフな作りは、雨の侵入を完璧に防いでくれる。
5:「ダッド」なデザインで、最高のパフォーマンスを発揮
「ロメールのトレッキングスニーカー」
1948年に創業した登山靴専門のイタリアブランド。デザインから仕上げまでをイタリア国内で行っており、独自開発の防水・透湿・抗菌・防臭・温度調整機能を備えた高機能素材「MTXウルトラ」をライニングに使用。クラシックな顔ながらにスペックは高い。
6:古典的な防水製法にゴム引きアッパーという合わせ技
「マッキントッシュのスニーカー」
シューズ本体とゴム底を熱圧着するヴァルカナイズ製法が誕生したのは19世紀半ばのこと。以来200年近くも廃れずにいるのには、軽さや耐久性、防水性の高さという理由があるのだ。アッパーにはブランドアイコンであるゴム引きファブリックを使用し、まさに“水も漏らさぬ”完成度に。
7:話題の全天候型シューズが、もっとタフに進化
「ムーンスターのオールウェザーC」
雨天時やフェスなどで大活躍の「オールウェザー」が、耐久性とゴムとの接着力を高めた特殊なコーティング生地“パラヴァルコート”を採用しさらに強固に進化した。しかも履き込むことによって独特のアタリが生まれ、ヴィンテージ感も味わえるときたら、雨が楽しみなること請け合い。
8:ゴアテックスで差をつける人気のブラックスニーカー
「ニューバランスのMW880G」
’90年代的ストリートファッションが席巻する今においては、“ミッドテク”なブラックスニーカーはまさに気分なアイテム。ニューバランスらしい都会的なデザインに、「ゴアテックス」製アッパー、軽量でクッション性に優れた「レブライトソール」など、高い機能性が加われば鬼に金棒。
9:夏の靴の代表が鮮やかになって心晴々
「リヴィエラのヴィニール レイン」
リヴィエラといえば、メッシュアッパーなどの夏の靴の代表だ。それがなんと、見た目からして明るい気持ちにさせてくれるビニール製のアッパーを纏って登場。白のパイピングがアクセント。テリークロスのライニングにカーフスキンのインソールと、気持ちいい足入れ感もポイントだ。
10:オーバースペック気味なルックスが、今の気分
「ラ・スポルティバのウラガノ GTX」
北イタリアのドロミテ山麓で1928年にスタートした、マジメで本気なシューズブランド。イタリアらしい高感度なデザインと、タフな環境で培われたテクノロジーが融合。 撥水メッシュのアッパーとソックシールドゲイターをシームレス にドッキング。さらにゴアテックスのライニングを採用することで高い防水性を確保。スリッポンで履ける利便性の高さにも驚かされる。
11:老舗履物匠が手掛けた“濡れてもいい”草履
「ジョジョのサンダル」
「雨用の草履を作ってほしい」。そんな舞妓さんの一言から生まれたジョジョは、まさにビーチサンダルの新しいカタチ。長時間歩いても疲れにくい構造とフィット感を、丸洗い可能な素材で実現。雨の日でも気にせず履けて、乾きが早いのも大きなメリット。
12:“ほぼ無限”にカスタムできる、完全防水のアイコンブーツ
「ティンバーランドのカスタムメイド6インチブーツ」
防水ワークブーツの代名詞であるティンバーランドの通称「イエローブーツ」は、アッパーやソール、ステッチからシューレースまで、11ものポイントをカスタムすることが可能。136億通りの組み合わせから、完璧に自分好みの一足を創り上げる喜びはひとしおだ。納期は5〜8週間。
13:ミニマリストにおすすめの、ステルスデザイン
「ホカ オネオネのトゥ ウルトラ ハイ ウォータープルーフ」
爆発的な人気で品薄状態が続いているブランドに、「ゴアテックス」よりも蒸れにくいといわれる防水透湿素材「イーベント」を採用し、優れたグリップ性を発揮する「ビブラムソール」を搭載した高機能ブーツがあるのをご存知? ミリタリーからインスパイアされたデザインも魅力的だ。
鈴木泰之=写真 壽村太一=スタイリング 長谷川純也=文