大人には昔から馴染みの定番アイテムがあるはずだ。Gショックやオークリーのサングラスなどはその部類。“変わらなさ”加減に安心感は覚えるけれど、ただ、新鮮味のあるモデルにも冒険心をくすぐられるんじゃない? そう、例えばこんなアイテムとかね。
「エンダースキーマ × Gショック」の腕時計
樹脂ケース、縦49×横43㎜、クオーツ。2万6000円/スキマ 03-6447-7448Gショック35年の歴史において初となるレザーストラップのモデルは、今ノリに乗っているレザーブランド、エンダースキーマとのコラボレーションだ。

「使われることでプロダクトが完成していく」という価値観から用いられた、ベジタブルタンニン鞣しのヌメ革。経年変化によりこの先ともに歩む時間と、Gショックのデジタル表示が刻む時間を、DW-5600系のミニマルデザインで表現する。僕らが若い頃から親しんできたGショックだけど、この先もクリエイティビティに伸びしろのある腕時計なのだと再認識した次第。
「オークリー」のサングラス
[上]1万6000円、[下]1万9000円/ミラリジャパン 0120-009-146なんとこちら、スケーターやサーファーに熱く支持されるオークリーの最新フロッグスキンだ。
え、これが? いつものウェリントンじゃなくてハーフリムじゃないか。そうは言っても、先端技術を用いて作られたフレームとカラフルな多機能レンズは、まさにフロッグスキンそのもの。異論があるかもしれないが、例えばリーバイスの「501」に対する「505」や、ヴァンズの「オーセンティック」に対する「オールドスクール」のように、新定番が生まれる際には多少の波風が立つもの。逆に言えば、この衝撃は、未来の名作たりうる証しなんじゃないだろうか。
安心感と新鮮さ。諦めかけていた両得の願望を見事にかなえた。定番にして異色作を作り上げた両者のチャレンジ精神と遊び心に拍手!