2020.09.15
FAMILY

「楽しく雑談できない」も理由に? アラフォー妻たちが離婚を視野に入れるワケ

「夫たちが知らない、妻のヒミツ」とは……

どんなに仲のいい夫婦でも、相手の心の中をすべて知ることはできません。さらには、夫に言えない秘密を持つ妻もいるのではないか……との仮説のもと、既婚女性200人にアンケートを実施。

日頃、夫はもちろん周りの女友達、ママ友にも共有できないような男女関係やお金のことを、こっそり聞いてみました。

第9回のテーマは「離婚」について。最近子供が自立してから離婚する夫婦も増えていると聞きますが、今から将来的な離婚を視野に入れたり、準備をしたりしている妻たちはどれくらいいるのでしょうか?

 

Q.「子供が自立したら……」など、将来的に離婚や別居を考えたことはありますか。

「旦那が子育てや家事に非協力的で、ゲームと酒、タバコばかりなので、子供が自立したら離婚を考えている。少しでもお金を貯められたらと思う」(香川県・36歳)

「このままなら離れたいとは思うが、経済的なものと手続きを考えると行動には移さないと思う」(東京都・44歳)

「旦那が会社を退職したら、私も自由にする。実家に帰って妹と住みたい」(大阪府・42歳)

「子供が自立してなくても、今離婚したい」(広島県・39歳)

「子供がいなければ離婚しているだろうと思うことは多々あるが経済的には無理。基本的に自分のことにしか興味ない人なのでイライラする」(東京都・43歳)

「今現在考えている。たぶん別居になると思います」(神奈川県・45歳)

「将来旦那と2人きりになるのが嫌なので、離婚したいと思っている」(岐阜県・40歳)

「離婚したい。今でも会話が全くないので一緒にいるのは苦痛で仕方ない。でも、準備はまだ特にしていない」(岡山県・39歳)

「考えたことはない。夫がいないと生活できないから」(秋田県・40歳)

「旦那のことはATMとしか思っていない」(埼玉県・45歳)

「別居は考えてないが、お墓は一緒にしたくない。 結婚後の名字が嫌いで、旧姓が好きなので実家のお墓に入りたいから。できるなら夫婦別姓にしたい」(東京都・40歳)

「このまま子供が自立して2人になったときのメリットがあまりなさそうなので、将来はひとりでいるほうが楽だなと思うことがよくある。今すぐどうというわけではないが、自分の稼いだお金で積み立てなどはきっちりしている」(滋賀県・42歳)
 

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夫のモラハラ、一緒にいて楽しくないなど、理由はさまざま

今回のアンケートで、将来的に離婚や別居を考えたことがある人は26%。4人にひとりが離婚を考えたことがあるという結果になりました。昨今、結婚したカップルの3組に1組が離婚すると一般的には言われています。

つまり、実際に離婚するカップルは、今回のアンケート結果よりももっと多い可能性があるということになります。

離婚したい理由は人によってさまざま。「子育てや家事に非協力的」というものや「会話が全くないので、一緒にいるのが苦痛」「2人になったときのメリットがあまりない」「夫のモラハラ」などなど。

家事や育児に非協力的だったり夫のモラルハラスメントが酷かったりするのなら、離婚を考えるのもわかります。しかし、今回意外だなと思ったのが、取り立てて実生活にそれほど害はないような理由を挙げている人がいたことです。

上に挙げた中にもあるような「会話が全くないので一緒にいるのが苦痛」というものや、さらには「一緒にいてもなんか退屈だし、もっと人生を楽しみたいから」(山形県・44歳)というものもありました。つまり、夫と一緒にいても楽しくないから離婚したい、ということです。

おそらく、このコメントを書いた方の夫は、まさか妻がこのように考えているとは、思ってもいないでしょう。もし将来離婚を妻から切り出したら「なんで?」となりそうです。

夫といても楽しくないという問題をもう少し突き詰めて考えると、女性にとって、会話はとても大事なコミュニケーションですが、男性は妻や家族との会話を、そこまで大事なものとは思っていないということがあるのではないでしょうか? もう少し上の世代に話を聞くと、夫婦間ではほとんど会話がないということもたびたび聞きます。

今の60代や70代では、あまりおしゃべりをしない男性というのも、珍しくはなかったのではないかと想像できますし、女性側もそういうものだと納得していたかもしれませんが、今の30代〜40代では、会話がないというのは普通なことではないです。

楽しく雑談ができない相手というのは、女性にとってはかなり苦痛。離婚を切り出されても仕方がないと言えるかもしれません。

ちなみに、今回の回答の中で夫の浮気を理由に挙げた人はひとりだけでした。

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離婚はしたいが経済的に難しいという声も

今回のアンケート結果の中では、何人かの方から経済的な理由から離婚はできないという声が寄せられました。

「子供がいなければ離婚してると思うことは多々あるが、経済的には無理。基本的に自分のことにしか興味ない人なのでイライラする」(東京都・43歳)とか「お金があれば別居もあり。でも今現在、苦労をかけられているので、一生養ってもらうつもり」(愛知県・45歳)など。

また、今現在離婚に向けて別居していたり、今まさに離婚を考えているなどのコメントもいくつかあり、やはり自分自身に収入があるほうが離婚を具体的に考えやすいようです。私の身の回りの働く女性たちからも、「結婚にメリットを感じられない」「50代になったら離婚するかも」といった声を最近ちらほら聞きます。

最近、50代や60代の人と話すと、例えば、妻は東京、夫はなんらかの理由で自分の地元と東京の2拠点生活を送るといったケースも増えているように思います。つまり体のいい別居。

このほうが夫婦関係がうまくいっているようにも見えます。やはり夫婦とはいえ、元は他人同士。何十年も一緒に暮らすのは無理があるのかもしれません。

経済的に自立している女性たちにとっては、離婚はそれほどハードルの高いものではありません。「家事育児に協力してくれない」「会話がない」などの理由があれば、迷わず離婚を切り出す人も、今後さらに増えるでしょう。

離婚理由としていちばん多いのが「性格の不一致」とよく聞きますが、浮気や暴力などの決定的な理由がなくても、思わぬ理由で離婚を切り出されることがあるということを心に留めておいたほうがいいかもしれません。

 

「夫たちが知らない、妻のヒミツ」
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相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と小2の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。

石井あかね=イラスト

ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人

# 夫たちが知らない、妻のヒミツ# 夫婦
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