2020.06.23
FAMILY

「娘の生理」というデリケートな問題。シングルファザーはどう向き合う?

生理用品

「シングルオトーチャンの生活白書」とは……

父子家庭で娘の生理にはどう対応する?

現在、日本ではよほどのことがない限り母親が親権を持ちますが、父子家庭も増えてきています。筆者もそのひとりで、男手ひとつで子供を育てています。

今回は、父子家庭で子供を育てていくなかで立ちはだかる大きな問題のひとつ、「娘の生理」についてお話をしていきます。

女の子は年頃になると、どうしても父親との関係がギクシャクなりやすいうえに、男性である父親はまったく経験することのない生理というデリケートな問題に、対処の仕方がわかりません。

父子家庭で娘を育てていくなかで、父親は娘の生理にどう対応すれば良いのでしょうか。

ポイントは、生理について早くから親子で一緒に学ぶことです。前述しましたが、父親は生理を経験をしたことがないので、生理の理解がなく教えてあげることができません。ですが、だからと言って何も対応しないのではなく、一緒に学び理解し支えていくことが必要となります。

年頃になってから説明するのでは娘も抵抗感が出てくると思いますが、ある程度の年齢(小学校3年生ぐらい)であれば抵抗もなくスムーズに学んでいけるはずですし、早めに親子で理解をしあえていることで、娘が年頃になっても父親に相談しやすくなります。

また、生理について描かれている子供向けの漫画などもありますので、それらを使用することで、親子で一緒に学んでいきやすいと思います。

生理について早くから親子で学んでいくことで、実際に初潮を迎えたときに、あなたに報告もしやすくなりますので、ぜひ親子で積極的に生理について学びに取り組んでいってほしいと思います。

NEXT PAGE /

いつ生理が来てもいいように準備しておく

早い内から親子で生理について学んだら、次はいつ生理がきても良いように準備をしておくことが必要です。

生理用品はいくつか種類がありますが、ナプキン、生理用パンツ(サニタリーショーツ)などは準備しておきましょう。あわせて、生理が始まるに従って胸も大きくなっていくので、ブラジャー(スポーツブラ)の用意もしておくと安心です。

わからないときは、お店の店員に協力をしてもらってください。少し恥ずかしいかもしれませんが、父子家庭であることを伝えるととても親身になって協力してくれるはずです。

また、生理用品だけに限らず、娘が生理のことについて相談できる女性の方も見つけておくと良いでしょう。生理の経験がある女性の力を借りるのはとても大事なことですし、娘さんにとっても非常に心強いです。

相談できる女性の知り合いがいないと思っている人もいるかもしれませんが、探せば必ずいます。例えば、可能であるならば離別した娘の実の母親、またはあなたのお母さん(祖母)や、姉妹(叔母)、親戚のおばさん、友人の女性、本当に自分の周りに女性がいないのであれば、事情を説明して学校の女性教諭に相談してみることも考えてみてはどうでしょうか。

 

初潮を迎えたら!

初潮を迎えると、初潮の頃は生理周期が不安定生理は1カ月に1度、周期的に来るものですが、初潮を迎えてからしばらくは生理周期が不安定です。

1カ月以上生理が来ないこともあれば、1カ月の内に2度生理が来るなんてこともありえます。そのため初潮を迎えた以降は、娘さんに常にナプキンを1~2個は携帯させておくようにしましょう。

また、男性が女性の生理で一番理解できないのが気分のバラツキです。生理痛が酷い方もいれば、軽い方もいますし、人によって症状が異なりますので、娘さんの生理のときはどの様な症状が起きているのかもしっかりと把握して、生理中の対応も検討し、理解を示していきましょう。

NEXT PAGE /

父娘家庭のオトーちゃんへ

男性である父親にとって、女性の体は未知なことばかりです。しかし、父子家庭の父親にとって娘は特別に可愛いもの。娘のためであれば、どんな困難にも立ち向かっていけるはずです。

何よりも大切なことは、冒頭でもお伝えいたしましたが、娘に寄り添い、娘と共に学び、そして理解し、あなたができる範囲で全力で支えてあげることです。

父親は生理を経験がしたことがないので、十分な知識は伝えきれません。しかし、学んで理解しようとすることはできます。周りの女性の方に協力を求めることもできます。学校やお店に行って相談することも可能です。

娘も生理を迎えるまではあなたと同じ生理に関しては無知な状態です。だからこそ、共に娘と学び、理解をしていくことがとても重要なのです。

そうすることで、娘との信頼関係はとても深くなることは確かです。生理を迎える娘はこれから体も女性になっていき、思春期を迎え、多くの経験を経て、さまざまな感情を抱いていきます。

そんなときに、いつでも頼れて相談できる父親であるためにも、精一杯に娘さんと向き合って、共に学び、共に悩み、共に乗り越えていける関係を築きあげてほしいと思います。

連載「シングルオトーチャンの生活白書」一覧へ

「シングルオトーチャンの生活白書」
今やシングルファザーの存在は珍しくない。しかし、シングルファザーはどのような生活を送っているのか、父子家庭の悩みなど、その実態を知る人はまだまだ少ないはず。そこで本連載では、リアルシングルファザーであるてっちゃんさんの子育て生活を覗いてみることに。彼の苦労や悩みを通して、自分の子育てや親子関係を改めて考えるきっかけにもなるはず。 上に戻る

シングルファザーてっちゃん=文
30代後半、大阪府在住の9歳の息子を育てるシングルファザー(歴1年半)。チャイルドカウンセラー・家事療法カウンセラーの資格保持。「シングルファザーでも子育ては十分にできる。愛情を注げばシングルファザーであっても子供はちゃんと育ってくれる。息子に寂しい思いをさせず、やりたいこともさせてあげて、不満なく、子供の無限の可能性の選択肢を広げてあげること。そして何より、笑いが絶えず、色んなことを楽しく、そして色んなことにチャレンジして乗り越えていく」をモットーに息子と生活を送る。父子家庭や子育てに関しての悩み解決ブログ「シングルファザーてっちゃんの子育てお悩み解決」を運営。
# シングルオトーチャンの生活白書# 生理# 親子
更に読み込む
一覧を見る