2020.03.27
FAMILY

夫からのあの言葉は一生忘れない! 妻が夫婦喧嘩で言われたヒドいひと言

 

「モンスター夫が許せない」とは・・・

第8回は、今までに夫から言われた、忘れられないひどいひと言をご紹介します。

Q. あなたはこれまでにした夫婦喧嘩のなかで、今でも実は許せていないことはありますか?

「仕事をしていた頃、保育園からの呼び出しに毎回私が応じていたので有給休暇が少なくなってきました。 あるとき、また保育園から呼び出しがあったので電話を夫にかけたら『無理、仕事』と言われた」(東京都・37歳)

「結婚しても仕事を続けたかったのですが、夫の希望で専業主婦になりました。子供が大きくなってきたらパートで働こうと思っていて、夫も良いんじゃないかと言ってくれていたのに、いざ求人を見て応募しようと夫に相談したら、『土日祝に出勤する仕事は自分が子供の面倒を見ることになり、ひとりで出かけられなくなるので絶対ダメ』と強く言われ、今まで我慢してきた私は何なのかと言い合いになりました」(北海道・40歳)

「夫が、子供病気のときも行事のときも面倒を見ず、何ひとつ協力しないからパートでいるのに、喧嘩になったときに『もっと働け、自分の力でやっていけ』と言われた」(香川県・42歳)

「子育ても家事も全部私に任せているのに、喧嘩したときに『しょせんパートだろ』と言った」(大阪府・40歳)

「私が働きたいと言ったときに『俺の給料超えるぐらいの収入が得られるなら始めてもいい。ただし、自営業の手伝い、子供たちの世話は今まで通りにやること』と言われた」(栃木県・41歳)

「子供に対する態度で喧嘩になった際に『俺が稼いでいるんだから俺の自由、文句を言うな』と言われたこと。専業主婦のことをバカにしていると思う」(東京都・37歳)

「誰のおかげで生活が出来てると思ってるんだ!と言われた」(兵庫県・40歳)

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多くの揉め事は、夫婦間の家事育児への認識の違いから

今回の設問の回答で、夫の言葉に深く傷ついたり、怒っているケースは、ほとんどが家事・育児にまつわることでした。

代表的なものとしては、上のコメントにある「誰のおかげで生活が出来ていると思ってるんだ!」というセリフ。こんなセリフ、フィクションのなかだけのことと思っていましたが、本当に言ってしまう人がいたことにまず驚きます。

外で働く仕事のほうが、家事・育児よりも偉いとか、外で働く仕事のほうが大変と思っているからこそ、そういうセリフが出てくるのだと思いますが、毎日快適に暮らせているのは、妻がすべての家事・育児を担っているから。

だからこそ、安心して、思う存分外で働くことができているんです。そのことを忘れて、「金を稼いでくる俺のほうが偉い」とでも思っているような態度を取ってしまうと、妻の心は離れます。

妻からすれば、逆に「誰のせいで仕事に復帰できないと思っているのよ?」とか「誰のおかげで毎日仕事に没頭できてると思っているの?」と聞きたいくらいだと思います。妻が専業主婦になった理由は、それぞれの家庭で違うかもしれませんが、なかには夫が専業主婦になってほしいと望んだから、という家庭もあるでしょう。

または、夫が家事を何もできないから、共働きでは生活が成り立たないと考えて、やむなく妻が専業主婦を選んだケースもあるかもしれません。

だとすると、外で仕事をしていないことを夫から責められる筋合いはまったくありません。

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多少でも家事をやっている夫はその大変さがわかる

そもそも、家事・育児をするだけなのはラク、外で働くほうが大変というのは、大きな勘違いです。この連載でも何度か書いていますが、家事はきちんとこなそうと思えば、大変な労力を要します。「専業主婦=ラクをしている」という勘違いが、夫婦間の揉め事を引き起こすのでしょう。

最近は家事代行サービスが増えていますが、各社の1時間当たりの料金を見れば、一目瞭然。なかなかのお値段です。これを見れば、家事がどれほど大変な仕事なのかが、おわかりいただけると思います。

また、今回紹介したコメントは、ほとんどが専業主婦のケースでしたが、私の周りのワーママたちからも、同じような話を聞きます。彼女たちは、夫が家事・育児を一緒にやろうという意識がないため、やむなく出産後数年経っているのに時短勤務をしているとのこと。

時短だからもちろん年収は減ります。そうすると、夫はますます「俺が養ってやっている」という態度で、家事・育児をすべて妻に押し付けてくるそう。そうなると余計にフルタイム復帰が遠くなるという悪循環に陥り、いっそう妻たちの心にモヤモヤが蓄積されるわけです。

それでも、「外での仕事より家事のほうがラクでいいでしょ?」と思っている人は、一度、簡単なことからでいいので、自分の担当の家事を作って、毎日やってみてください。家事は、やることそのものは簡単な作業であっても、毎日続けなければならない、やっても誰からも褒められない、報酬があるわけではない、などの理由から、モチベーションを保って続けることは大変なのです。

一度自分の役割として家事をやってみれば、簡単には「誰が養ってやってると思っているんだ」的なセリフは、言えなくなるはず。むしろ妻への感謝の気持ちが芽生えてくると思います。

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「モンスター夫が許せない」
夫が、特に深い意味はなく気軽に発した言葉や行動が、実は妻にとってはカチンとくることがある。それにより、知らず知らずのうちに夫婦の溝が深くなってしまっているかも。妻たちが「これは許せない」と感じるツボがどこにあるのか、子育て中の女性200人にアンケートを実施し、結果を見ながら、現役ママである筆者の解説を交えて紹介する。上に戻る

相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と小1の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。

石井あかね=イラスト

ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人

# モンスター夫が許せない# 夫婦喧嘩# 妻の本音
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