多くの揉め事は、夫婦間の家事育児への認識の違いから
今回の設問の回答で、夫の言葉に深く傷ついたり、怒っているケースは、ほとんどが家事・育児にまつわることでした。
代表的なものとしては、上のコメントにある「誰のおかげで生活が出来ていると思ってるんだ!」というセリフ。こんなセリフ、フィクションのなかだけのことと思っていましたが、本当に言ってしまう人がいたことにまず驚きます。
外で働く仕事のほうが、家事・育児よりも偉いとか、外で働く仕事のほうが大変と思っているからこそ、そういうセリフが出てくるのだと思いますが、毎日快適に暮らせているのは、妻がすべての家事・育児を担っているから。
だからこそ、安心して、思う存分外で働くことができているんです。そのことを忘れて、「金を稼いでくる俺のほうが偉い」とでも思っているような態度を取ってしまうと、妻の心は離れます。
妻からすれば、逆に「誰のせいで仕事に復帰できないと思っているのよ?」とか「誰のおかげで毎日仕事に没頭できてると思っているの?」と聞きたいくらいだと思います。妻が専業主婦になった理由は、それぞれの家庭で違うかもしれませんが、なかには夫が専業主婦になってほしいと望んだから、という家庭もあるでしょう。
または、夫が家事を何もできないから、共働きでは生活が成り立たないと考えて、やむなく妻が専業主婦を選んだケースもあるかもしれません。
だとすると、外で仕事をしていないことを夫から責められる筋合いはまったくありません。
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