加湿器は、乾燥した空気を加湿して、快適な空間をつくりたいときにおすすめの家電です。
しかし一方で、
- たくさん種類がありすぎて、選び方が分からない
- うまくお手入れできず、気づいたらカビが生えていた
といった悩みを抱えることもあるでしょう。
そこで、この記事では、次の3つの項目に関して紹介していきます。
- 手入れ簡単な加湿器の選び方
- 手入れ簡単なおすすめ加湿器13選
- 加湿器の汚れの原因と正しい掃除の仕方
本記事で説明していくポイントを押さえれば、あなたにとってぴったりな加湿器を選べるようになります。
また、正しいお手入れ方法を知ることで、清潔さをキープすることも可能に。
心地よい空間づくりを目指していきましょう。
手入れ簡単な加湿器の選び方
加湿器には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なることをご存じでしょうか?
ここでは、次の3つの観点から、加湿器の選び方について説明していきます。
- 加湿方法の違い
- タンクの構造の違い
- 抗菌仕様の違い
漠然と仕様を比較していても、情報量が多いため、うまく整理できないことがあります。
ポイントを絞って比べた方が、自分にとって最適な加湿器を選びやすくなるでしょう。
加湿方法で選ぶ
加湿器には、次の4種類のタイプがあります。
- 超音波加湿器
- スチーム式加湿器
- 気化式加湿器
- ハイブリッド式加湿器
それぞれ異なる特徴や、メリット・デメリットを持つため、それらをしっかり把握した上で、比較検討することが大切です。
ここでは、分かりやすく表にまとめました。次に各種類について解説していきます。
手入れのしやすさ | 手入れの頻度 | メリット | デメリット | |
超音波式 | 〇 | 多い | ・デザイン性に優れたものが多い ・小型なものが多い | ・加湿パワー弱め ・汚れやすい |
スチーム式 | 〇 | 少ない | ・雑菌が繁殖しづらい ・加湿パワーが強い | ・消費電力が大きい ・蒸気の吹き出し口が熱い |
気化式 | × | 普通 | ・消費電力が少ない ・結露しにくい | ・フィルター掃除が必要 ・加湿パワー弱め |
ハイブリッド式 | △ | 普通 | ・加湿パワーが強い ・吹き出し口が熱くならない | ・フィルター掃除が必要なものも有 ・本体価格が高い |
超音波加湿器
超音波加湿器は、超音波振動を与えることで、タンク内に溜められている水がミスト状になり、空気が加湿される仕組みです。
デザイン性に優れているものが多く、おしゃれなものを求めている人にもおすすめでしょう。
また、コンパクトなものが多く、机の上やベッドサイドなど、様々なシチュエーションでも選び安いです。掃除をする際にも扱いやすいでしょう。
ただし、超音波加湿器は加湿パワーがやや弱めです。
また、デメリットとしては、汚れやすいという点も挙げられます。その分手入れの頻度が多くなってしまうでしょう。
そのため、超音波加湿器を選ぶ際は、手入れのしやすいタイプを選ぶことも大切です。
スチーム式加湿器
スチーム式加湿器は、ヒーターの熱を使って水蒸気を発生させ、空気を加湿していくタイプのものです。
加熱するため、雑菌は繁殖しづらくなります。この衛生面に優れている点は、スチーム式加湿器が持つ最大のメリットと言えるでしょう。
加湿のパワーも大きいため、大きな空間を加湿したい時や、しっかり潤したい時にもおすすめです。
しかし一方で、消費電力が大きいため、他のタイプの加湿器と比べると、ランニングコストが高くなるというデメリットも。
また、加湿する際には熱い蒸気が吐き出されるため、小さな子どもやペットと一緒に暮らす家庭では、安全面で注意が必要になります。
気化式加湿器
気化式加湿器では、ファンで風を起こし、水を含んだフィルターに当てる構造です。
水分は、風に当たることで気化し、空気中の湿度を高めていきます。
気化させるため、水分はとても小さな粒となって空気中に放たれてきます。そのため、結露しにくいというメリットが得られるでしょう。
消費電力が少ないので、ランニングコストも抑えられます。
一方で、フィルターを使う仕組みのため、どうしてもフィルター部分の手入れが必要になってきます。
また、気化式加湿器の場合、加湿パワーはそれほど高くありません。
ハイブリッド式(加熱気化式・加熱超音波式)
ハイブリッド式の加湿器は、熱を使わないタイプの加湿器に、加熱システムをプラスしたものです。そのため、加熱式、非加熱式のそれぞれの良さを兼ね備えたものとなっています。
加湿するパワーが強いため、広い空間やしっかり加湿したい場合におすすめです。
加熱超音波式のものであれば、フィルターがないため手入れが少なくなるでしょう。
また、ハイブリッド式では吹き出し口が熱くならないという特徴を持っており、安全性にも優れています。
しかしながら、デメリットが全くないわけではいありません。
ハイブリッド式には、加熱気化式というタイプと、加熱超音波式というタイプがあります。
加熱気化式加湿器を選んだ場合は、内部にフィルターが組み込まれているため、フィルター掃除をする必要があるでしょう。
また、ハイブリッド式の加湿器は、本体価格が他のタイプと比べて高くなる傾向もあります。
タンクの構造で選ぶ
実は、タンク部分の汚れは溜まりやすく、その分しっかり手入れをする必要があります。そのため、タンクの構造は手入れの良し悪しを左右する重要なポイントです。しかしながら、タンクの構造は、加湿器によって異なります。そのため、手入れしやすいタンクを見極めるために、いくつかのポイントを押さえる必要があるのです。主なポイントは、次の3つです。
- 取り外し可能かどうか
- シンプルな形状かどうか
- 奥まで手が入るかどうか
加湿器に備え付けられているタンクが取り外し可能であれば、タンクだけを運び、洗うことができます。タンクだけであれば、大きさ的にも、重さ的にもかなり負担を減らせるでしょう。
また、タンクの形状がシンプルであることも重要です。凹凸や角が多いと、拭き上げたり、磨き上げたりする箇所が増えてしまいます。シンプルな形状であれば、隅々まで綺麗に手入れをすることができるでしょう。
さらに、タンクの口の大きさにも注意が必要です。タンクの口が大きければ、奥まで手を入れて、しっかり掃除することができるでしょう。
抗菌仕様で選ぶ
抗菌仕様の対策がしっかり行われている加湿器を選ぶというのも、一つの方法です。
このような加湿器を選ぶことで、清潔さをキープしやすくなり、お手入れも楽になります。
例えば、次のような仕様が挙げられるでしょう。
- 抗菌防カビ対策済みのフィルター
- イオンカートリッジ
- UV除菌機能付き
しかし、これらの機能は、備わっているからといって、全く手入れをしなくてよいわけではありません。それぞれメーカーが定める頻度や方法に従って、手入れをするようにしましょう。定期的に交換する必要もあります。
手入れ簡単なおすすめ加湿器13選
次に、手入れが簡単なおすすめの加湿器を13種類紹介していきます。
ここでは、それぞれの加湿器について、おすすめポイントや、手入れのしやすさなどに注目しながら説明します。
これを読めば、自分にとってぴったりで、手入れが簡単な加湿器が見つかりやすくなるでしょう。
ティファール 加湿器 4L 「加熱超音波式加湿器 スチーム アンド ミスト」 お手入れ簡単 ホワイト HD3040J0
おすすめポイント
- 加湿フィルターがないため手入れが簡単
- タンク取り外し可能
加熱超音波式のため、加湿フィルターが搭載されていません。
そのため、フィルターの手入れや交換などがなく、手入れが簡単です。
タンクは取り外せるため、手入れや給水といったシーンでも楽に持ち運ぶことが可能です。
また、給水の際は、加湿器の上からそのまま水を注ぐだけでもOK。
給水タイムが思わず楽しくなりそうな加湿器です。
加湿方式 | 加熱超音波式 |
タンク容量 | 4L(10時間連続運転) |
本体サイズ | 幅21×奥行21×高さ35cm |
重量 | 1.8kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | ー |
[山善] 加湿器 加熱式 スチーム式 (木造約6畳 / プレハブ約9畳) アロマオイル対応 タンク容量 2.5L タンク取外し可能 水位窓付き ホワイト AS-GA25(W)
おすすめポイント
- タンク取り外し可能
- 水アカフィルター搭載
タンクが取り外せるため、給水時やお手入れ時もラクラクです。
スチーム式で、水はしっかり加熱されるため、衛生面でも安心でしょう。
また、水アカを軽減するために、水アカフィルターを搭載しています。
蒸発皿や、霧化室ダクトに付きやすい水アカを減らし、きれいな状態を保ちやすくなっています。
加湿方式 | スチーム式 |
タンク容量 | 2.5L |
本体サイズ | 幅20.5×奥行21×高さ25cm |
重量 | 1.5kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | ー |
アイリスオーヤマ 加湿器 大容量 超音波式 スチーム式(加熱式) ハイブリット式 加湿量 500ml タンク容量 4.5L 14畳
おすすめポイント
- 銀イオンカードリッジ搭載
- タンク取り外し可能
銀イオンカートリッジが搭載されている加湿器です。
銀イオンには、雑菌の繁殖を抑えたり、ヌメリ防止したりする役割があります。
ただし、定期的なお手入れも必要です。
メーカーの推奨する方法で行っていきましょう。
また、給水方法が二通りある、便利な加湿器でもあります。
フタを開ければ、そのまま水を注げるため給水時もスムーズに。
タンクを取り外すことも可能なので、タンクだけ持ち運び、水道から直接給水することもできます。
お手入れ時にもタンクだけ取り外し、隅々までお手入れすることが可能です。
加湿方式 | ハイブリッド式(超音波式+加熱式) |
タンク容量 | 4.5L |
本体サイズ | 20.2×21.8×32.3cm |
重量 | 約2.8kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | 銀イオンカートリッジ |
シャープ ハイブリッド加湿器 HV-P55-W
おすすめポイント
- 丸洗いできるパーツが多い
- 抗菌仕様が充実
本体から取り外せる部分はすべて、丸洗いが可能になっています。
吹出口や給水口、給水カバーなども外せるため、徹底的に掃除をすることができるでしょう。
もちろん、給水トレーも取り外し可能です。
また、抗菌仕様の操作パネル、抗菌・防カビ加工された加湿フィルター、Ag+イオンカートリッジ搭載と、様々なパーツに、衛生面に関する配慮が行き届いています。
さらに、シャープならではの機能、プラズマクラスター7000も備わっている充実ぶりです。
加湿方式 | ハイブリッド式 |
タンク容量 | 約4.0L |
本体サイズ | 272×220×455mm (突起部除く) |
重量 | 約5.2kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | ・プラズマクラスター7000 ・抗菌加工操作パネル ・抗菌・防カビエアフィルター ・Ag+イオンカートリッジ |
シロカ 加湿器 大容量 5L 超音波 SD-C113 ライトホワイト[2023年新色/大容量5L/給水タンク分離/タンク抗菌加工]
おすすめポイント
- 水タンクが抗菌仕様
- タンク取り外し可能
タンクは取り外すことができるため、丸洗いも可能になっています。
タンクに取っ手をつけており、取り外す際の作業性に配慮されている点も、ポイントです。
また、タンク自体が抗菌仕様となっており、雑菌の繁殖も抑えられるため、衛生面でも安心です。
超音波式で熱い蒸気が吹き出さないため、小さな子どもやペットと一緒に暮らすご家庭でも安心して使いやすい加湿器と言えるでしょう。
加湿方式 | 超音波式 |
タンク容量 | 5L |
本体サイズ | 幅23cm×奥行23cm×高さ30cm |
重量 | 1.3kg(満水時:6.3kg) |
抗菌仕様・抗菌機能 | 抗菌仕様の水タンク |
象印 加湿器 長時間加湿タイプ 4.0L スチーム式 蒸気式 フィルター不要 お手入れ簡単 ホワイト EE-DB50-WA
おすすめポイント
- 容器の口が広く手入れ簡単
- 蒸気を約65度まで冷まして加湿
ポットと同じように、容器の口が広くとられており、フッ素加工も施されているため、手入れをする際もスムーズです。
スチーム式なので、手入れが面倒なフィルターもついていません。
また、スチーム式の加湿器のため、一旦水を沸騰させますが、その後、蒸気は約65度まで冷ましてから加湿を行っています。
チャイルドロックやふた開閉ロックなど、安全面にも配慮された加湿器です。
加湿方式 | スチーム式 |
タンク容量 | 4L |
本体サイズ | 約24×27.5×36.5cm |
重量 | 約2.8kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | ー |
ダイニチ (Dainichi) 加湿器 ハイブリッド式 HDシリーズ
おすすめポイント
- タンクの給水口が広い
- 抗菌仕様のパーツが多い
タンクの給水口が広いため、給水時はもちろん、手入れをする際も簡単です。
手入れが必要なタイミングになると、ランプで知らせてくれるため、メンテンナンスするタイミングを忘れることもありません。
また、トレイやフィルターなど、抗菌加工されているパーツが多いことも、注目すべきポイントでしょう。
トレイは引き出し式になっており、取り出したりする際もスムーズに。
メンテナンス性にも配慮された加湿器と言えます。
加湿方式 | ハイブリッド式(気化式×温風気化式) |
タンク容量 | 2.4L |
本体サイズ | 幅322×奥行165×高さ325mm |
重量 | 約3.4kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | ・抗菌加工済みの抗菌トレイ ・Ag+抗菌アタッチメント付きのタンク ・抗菌気化フィルター ・除菌フィルター |
シャープ 加湿器 気化式 HV-R30-W ホワイト 容量2.4L/加湿量290mL 8畳 パーソナルタイプ DCモーター 省エネ プラズマクラスター 7000
おすすめポイント
- メンテナンス性の良さに配慮した構造
- 抗菌仕様を施したパーツが充実
パーツが少なく、分解しやすい構造になっているため、手入れをする際もラクラクです。
また、抗菌仕様を施したパーツが多く、衛生面にもしっかり配慮されています。
別売品のAg+イオンカートリッジを取り付ければ、さらに菌を抑制し、ヌメリや臭いなどを抑えられるようにもなります。
この加湿器には、プラズマクラスター7000が搭載されています。
カビ菌の除菌やウイルスの作用抑制などの効果が期待できるでしょう。
加湿方式 | 気化式 |
タンク容量 | 約2.4L |
本体サイズ | 322×159×316mm |
重量 | 約2.8kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | ・プラズマクラスター7000 ・抗菌・ウィルス抑制エアフィルター ・抗菌・防カビ加湿フィルター ・抗菌加工を施したボタン操作部 ・Ag+イオンカードリッジ(別売品) |
[山善] 加湿器 加熱式 スチーム式 上から給水 (木造~10畳 / プレハブ洋室~17畳) タイマー付 湿度センサー搭載 ホワイト KS-L30(W)
おすすめポイント
- 取り外し可能なタンク
- タンクの形状がとてもシンプル
水を入れるタンクは取り外し、丸洗いすることが可能です。
一方、給水する時は、フタを開け、そのまま上から水を注ぐだけで完了します。
タンクは、とてもシンプルな形状をしています。円筒形で口が非常に広いため、洗う際も隅々まできれいにすることができるでしょう。
また、湿度を50%、60%、70%の三種類の中から設定できる、自動運転機能も備わっています。
加湿方式 | スチーム式 |
タンク容量 | 3L |
本体サイズ | 幅22.5×奥行29.4×高さ27.8cm |
重量 | 3.7kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | ー |
【ナリタカストア 】加湿器 超音波加湿器 卓上 大容量 4L アロマオイル 9畳対応
おすすめポイント
- タンク取り外し可能
- 形がシンプル
タンクは取り外せるため、給水時はもちろん、手入れをする際もスムーズにできるでしょう。
給水時は、タンクを取り外して行う方法の他に、そのまま上部から給水する方法と、フタを外して給水する方法もあります。
また、全体的に円筒状になっており、形が非常にシンプルです。凹凸部分も少なく、手入れがしやすい形状になっていると言えるでしょう。
4Lの大容量でありながら、軽量設計されているため、動かしてまわりを掃除する時にも便利です。
加湿方式 | 超音波式 |
タンク容量 | 約4L |
本体サイズ | 約W190×D190×H322mm |
重量 | 1.17kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | ー |
モダンデコ 上部給水式 タワー型
おすすめポイント
- タンク取り外し可能
- 超音波振動子にはステンレスを採用
タワー型でスタイリッシュな印象のこの加湿器は、基本的に上部から給水できるため、わざわざタンクを持ち運んで給水する必要はありません。
しかし、メンテナンス性も考慮してタンクの取り外しも可能になっています。
取っ手もついており、持ち運びもしやすい構造です。
また、超音波振動子には、ステンレスが採用されています。
ステンレスは、腐食や劣化に強く、高い耐久性を持つ素材です。
長時間、そして長期間使い続けるものだからこそ、細かい部分にもこだわっている加湿器だと安心できるでしょう。
加湿方式 | 超音波式 |
タンク容量 | 6.5L |
本体サイズ | 横幅18×奥行き21×高さ68㎝ |
重量 | 約2.6㎏ |
抗菌仕様・抗菌機能 | 抗菌・防臭効果のある水フィルター |
ドウシシャ超音波式加湿器 mistone 400
おすすめポイント
- 手入れのためにパーツが分解できる
- 抗菌加工が施されている
本体からは、細かくパーツが取り外せる設計になっています。
外したパーツ部分は丸洗い可能なため、すみずみまできれいに掃除できるでしょう。
形状もシンプルで凹凸が少ないため、手入れがしやすいです。
また、SIAA抗菌加工が施されており、衛生面にも配慮した加湿器です。
この抗菌加工は、全く加工がされていないものと比べて、99%の滅菌効果があるというものです。
そのため、清潔さを重視する人にもおすすめでしょう。
加湿方式 | 超音波式 |
タンク容量 | 約4L |
本体サイズ | W18.5×D18.5×H32.5cm |
重量 | 約1.6 kg |
抗菌仕様・抗菌機能 | SIAA抗菌加工 |
AONCIA 加湿器 気化式 音声コマンド 12L大容量 結露しにくい 和室8畳13㎡ 洋室14畳23㎡ 加湿量500ml
おすすめポイント
- 除菌ライトを使用
- メンテナンスしやすい構造
タンク内の水は、除菌ライトを使って除菌していきます。
これによって、微生物やウイルスなどの繁殖を抑える効果が狙えるようになると言われています。
加湿された、きれいな空気で空間を潤すことができるでしょう。
また、定期的な手入れが必要な加湿フィルターは、取り外しやすい構造になっています。
タンクも広口タイプになっており、隅々まできれいに掃除することが可能です。
手入れのしやすい構造になっていることも、おすすめポイントの一つと言えるでしょう。
加湿方式 | 気化式 |
タンク容量 | 12L |
本体サイズ | W26.4×D26.4×H43.5cm |
重量 | ー |
抗菌仕様・抗菌機能 | 除菌ライト |
加湿器の汚れの原因とは?正しい掃除の仕方を解説
加湿器の汚れの原因は、主に次の2つです。
- 雑菌やカビの増殖
- 水垢の蓄積
ここでは、これらの汚れが発生する原因やその仕組み、掃除の仕方などについて説明していきます。
原因と対策が分かれば、汚れの発生を抑え、きれいな状態をキープできるようになるでしょう。
なお、ここで紹介するのは一般的なお手入れ方法です。
製品によって異なる場合もあるため、合わせて取扱説明書などでお手入れ方法を確認しておくようにしましょう。
雑菌やカビの増殖
水道水は、カルキによって消毒されています。しかし、交換せずに同じ水を使い続けていると、この効果は失われ、雑菌やカビが増殖しやすい状態に。
最初は赤カビという、ヌメリや嫌な臭いを伴うものです。
そのまま放置していると、黒カビの発生にもつながってしまうため注意が必要です。
水はこまめに交換するようにしましょう。
ヌメリや悪臭が発生するなど、雑菌が増殖してきたと感じたら、重曹を使って掃除していきましょう。
重曹には、除菌や消臭効果が期待できます。
重曹を使った掃除方法は、次の通りです。
- 重曹をぬるま湯に溶かし、掃除したいパーツを漬ける
- 30分~1時間程度放置する
- 汚れがひどい場合は、柔らかいスポンジやブラシなどで落とす
- 水で洗い流し、しっかり乾燥させる
水垢の蓄積
水の中には、いくつものミネラル成分が含まれています。
水垢は、このミネラル成分が固まってできたものです。
加湿器を使う時には必ず水を使うため、避けては通れない汚れとも言えるでしょう。
時間が経てば経つほど固くなり、こびりついた感じになってくため、早めの対策が欠かせません。
水垢汚れは、タンクの水をこまめに変えることで、ある程度防げるようになるでしょう。
フィルターがある加湿器の場合は、定期的なフィルターの掃除も必要です。
水垢はアルカリ性のため、掃除をする際には、酸性であるクエン酸を使う方法がおすすめです。
- クエン酸を薄めたぬるま湯の中に、掃除したいパーツを漬ける
- 1時間程度放置する
- 汚れがひどい場合は、柔らかいスポンジやブラシなどを使って落とす
- 水でよくすすぎ、しっかり乾燥させる
まとめ
本記事では、手入れが簡単な加湿器の選び方や、汚れの原因とその対策、そして、おすすめの加湿器の紹介などを行ってきました。
ここで紹介したポイントを押さえれば、自分にぴったりで、手入れも簡単な加湿器が選びやすくなるでしょう。
加湿器は、寒くて乾燥する季節に欠かせない存在です。
しかし、手入れが面倒で難しいものを選んでしまうと、加湿器をメンテナンスする回数も減りがちに。
それでは、加湿されたきれいな空気を手に入れることはできません。
手入れが簡単な加湿器を選んで、快適で潤いのある空間をつくっていきましょう!