音楽は私たちの日常において、感情や体験を彩り豊かにしてくれる不可欠な要素です。
その音楽体験をさらに豊かにするのが、Appleの「AirPods」シリーズです。
ワイヤレスイヤホンの頂点に君臨するAppleの「AirPods」は、その小さなサイズに宿る驚きの機能や革新的なデザインが、多くのユーザーに日常を便利で快適なものに変えてきました。
ですが、「一体どのモデルが自分に合っているのか」、「どんな機能があるのか」など、悩まれている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、そんなAirPodsの魅力に迫りながら、機能や選ぶ際のポイントを徹底解説し、さらに、AirPodsとAirPods Proの違いまでお伝えしていきます。
ワイヤレス技術の最先端を体感し、あなたにぴったりのAirPodsを見つけ、ワイヤレスの新しい世界に踏み出してみませんか?
ぜひ、参考にしてください。
AirPodsの魅力とは?機能と選ぶメリット
AirPodsの優れた特徴は、Apple製品との相性とペアリングの利便性にあります。
例えば音楽を楽しむ際、イヤホンを装着すると自動的にデバイスに接続され、iPhoneから音楽が自動再生されるため、わざわざ端末を取り出す必要もなく、非常にスムーズでストレスフリーです。
また、イヤホンが耳から外れると音楽が停止し、再度装着すると再生されるだけでなく、通話時にもAirPodsの優れたマイク機能により、手元にiPhoneがなくてもハンズフリー通話が可能となっています。
iPhoneとのペアリングは、Bluetoothがオンの状態でAirPodsを近づけるだけで自動的に接続されるので、非常に手軽です。
同じ手順で他のApple製品とも簡単にペアリングでき、iCloudを介して連携している端末同士であれば一度のペアリングで複数の端末をシームレスに接続できます。
通常のワイヤレスイヤホンだと、Bluetooth設定のアクセサリー選択をする必要がありますが、Apple製品とAirPodsは、その手間が不要です。
一般的なワイヤレスイヤホンでの接続の途切れや認識の問題がある中、AirPodsとiPhoneの組み合わせでは、Appleが特許を取得したイヤホン同士の連携仕組みにより、発生しにくいメリットがあり、安定した接続が可能となっています。
AirPodsとAirPods Proの違い
ここからは、AirPodsとAirPods Proの違いについて解説していきます。
「どちらを選ぶべきか迷っている」という方も多いと思います。
それぞれの特徴や機能において異なる魅力を持っており、公式販売価格の違いや、イヤホンの形状やバッテリー駆動時間、ノイズキャンセリング機能など、各項目においてどんな違いがあるのか、徹底的に追及していきます。
AirPodsとAirPods Proの違いを知り、ご自身のライフスタイルに合うはどちらなのか、ぜひ比較してみてください。
AirPods(第3世代) | AirPodsPro(第2世代) | |
---|---|---|
公式販売価格 | 26,800円(税込)~ | 39,800円(税込) |
イヤホンタイプ | インナーイヤー型 | カナル型 |
イヤホンバッテリー駆動時間 | 最大6時間 | 最大6時間 |
ケースバッテリー駆動時間 | 最大30時間 | 最大30時間 |
アクティブノイズキャンセリング | – | 〇 |
外部音取り込みモード | – | 〇 |
操作方法 | 感圧センサー | タッチコントロール |
耐汗耐水性 | IPX4 | IP54 |
耐塵性 | – | IP54 |
AirPodsPro(第2世代)
AirPods Pro(第2世代)は、洗練されたテクノロジーと先進的な機能を備えたワイヤレスイヤホンです。
イヤホンタイプは、耳にしっかりとフィットし、外部の騒音を遮断し、豊かな音響体験を提供するカナル型デザインを採用。
また、イヤホンのバッテリー駆動時間は最大6時間で、ケースのバッテリーを活用することで駆動時間が最大30時間に延長されます。
AirPods(第3世代)と違い、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されており、周囲の騒音を効果的にカットするだけでなく、純粋な音楽やクリアな通話も可能となっており、外部音取り込みモードも利用でき、必要な場面で周囲の音を感知することができます。
操作方法はタッチコントロールで、イヤホンに触れるだけで再生、一時停止、曲送り・戻し、通話の応答など行うことができ、また、耐汗耐水性がIP54規格に準拠しており、同様に、耐塵性もIP54であり、激しい運動や多少の水しぶきなどの、ハードな使用環境にも耐えられる設計です。
公式販売価格は39,800円(税込)です。
AirPods(第3世代)
AirPods(第3世代)は、最新のAppleのワイヤレスイヤホンです。
イヤホンのデザインはインナーイヤー型を採用しており、耳に快適にフィットするため、外部の騒音を効果的に遮断し、優れた音響体験を提供します。
イヤホンバッテリーの駆動時間は最大6時間で、ケースのバッテリーを活用することで駆動時間が最大30時間に延長されます。
AirPods(第3世代)はアクティブノイズキャンセリング機能や外部音取り込みモードを搭載していないため、周囲の環境に集中したい時や安全に外を歩きながら音楽を楽しみたい時に最適です。
操作は感圧センサーを使用しており、シンプルなタッチで再生、一時停止、曲送り・戻しなどが行えます。
耐汗耐水性はIPX4規格に準拠しており、激しい運動中や急な雨にも安心して使用できます。
ただし、耐塵性は備えていない点には注意が必要です。
公式販売価格は26,800円(税込)〜です。
AirPodsシリーズ現行モデルを解説
ここからは、AirPodsシリーズ現行モデルを解説していきます。
それぞれのイヤホンタイプや、バッテリー駆動時間、ノイズキャンセリング機能や搭載しているチップ、操作方法など、各項目においてどんな違いがあるのか、徹底的に追及していきます。
シリーズの違いを認識し、選ぶ際の基準となるポイントを知ることで、ご自身のライフスタイルや目的に応じたAirPodsが、きっと見つかるはずです。
また、各モデルのおすすめの人もお伝えしていきます。
ぜひ、参考にしてください。
AirPods(第3世代)
AirPods(第3世代)は、完全ワイヤレスイヤホンの普及を牽引してきた「AirPods」シリーズの、最新モデルとして発売されたワイヤレスイヤホンです。
- 軽量かつコンパクトなデザインを求める方
- カナル型イヤホンが苦手な人
装着感
インナーイヤー型デザインを採用しており、耳にしっかりとフィットする一方で、装着時の密着感が少ないため、長時間使用しても疲れにくく、違和感を感じにくい特長があります。
片耳約4gという軽量な設計が、快適な付け心地となり、Airの名に相応しい、軽やかな使用感を提供しています。
AirPods Proとは異なり、イヤーピースがないため、耳内の圧迫感が比較的少なく、さらに、先代モデルと比較してポッド部分が大きくなったことで、装着感が向上し、歩行中の上下の動きでイヤホンがズレたり落下する心配がありません。
ランニングなどの運動時にも、より安定感を感じながら利用できるように進化しています。
完全充電の状態で最大6時間の連続再生が可能です。
AirPods(第3世代)には、耳からイヤホンを外すと音楽が自動的に停止し、再び装着すると自動で再生されるセンサーが内蔵されています。
このモデルでは新たに肌検出センサーが導入され、装着および取り外しの感知精度が向上しています。
自動検出機能は以前のAirPods(第2世代)およびAirPods Proにも存在していましたが、異なるデュアル光学センサーを使用しており、これがポケットやバッグにしまっているときに誤検知して音楽が再生される可能性がありました。
一方、AirPods(第3世代)の肌検知センサーは、人間の肌が放射する波長を計測します。
これにより、耳への正確な装着を検知し、誤った再生が発生しにくいように設計されています。
バッテリー
ワイヤレスイヤホンの中でもAirPodsシリーズの中で最も長時間再生できる特長です。
さらにバッテリーケースを利用することで最大30時間まで延長可能で、たった約5分ケースに充電するだけで、約1時間の利用が可能です。
搭載チップ
2019年に導入されたH1チップにより、AirPods(第3世代)は接続が高速かつ安定し、デバイスの切り替えも最大2倍の高速化が実現されました。
通話時の接続も1.5倍の高速化が進み、Appleはワイヤレスイヤホンやヘッドホンにおいて「接続の信頼性と快適さ」を追求しています。
H1チップは、AirPodsとデバイスの素早く安定した接続を可能にするだけでなく、「Hey Siri」への対応やレイテンシの低減を実現しています。
さらに、接続中のデバイスから別のデバイスに切り替える際、同じApple IDでログインしている製品同士なら数秒で切り替えが可能で、デバイスの切り替えから音楽を聴き始めるまで、わずか10秒という速さです。
「Hey Siri」 機能は、現在のAirPodsシリーズ全モデルで利用可能であり、iPhoneを取り出さずに曲送りや再生コントロール、特定のプレイリストの再生リクエストなどができます。
さらに、AirPods(第3世代)では、ステム(軸)部分を長押しすることでもSiriを呼び出すことができます。
操作方法
ステム部分のわずかな凹みに、感圧タッチセンサーが搭載されており、iPhoneを取り出すことなくAirPodsを操作でき、誤操作が発生しにくい構造です。
ステムに感圧センサーを備えることで、イヤホンが耳から外れそうになったとき、通常のセンサータッチタイプでは耳に触れると誤操作が起こりやすいですが、AirPods (第3世代)は挟み込んで使用するため、誤操作を防ぎつつ確実に本体の位置調整ができるという利点があります。
AirPods(第2世代)では2つのアクションしか登録できませんでしたが、AirPods(第3世代)では押す回数や押す時間の長さによって複数のアクションを実行できるようになりました。
例えば、1回押しで再生・停止、2回押しで曲送り、3回押しで曲戻し、長押しでSiriを起動することができます。
耐汗耐水性
AirPods(第3世代)は、AirPods Proと同じくIPX4等級の耐水・耐汗性能を備えています。
IPX4とは、「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない」という保護等級で、雨や汗などによる水没故障を防ぐことができます。
屋外での使用が多いデバイスとして、防水性能は非常に重要で、スポーツ時に利用する方におすすめです。
AirPods(第3世代)はAirPodsシリーズの中で唯一、バッテリーケースもIPX4等級の耐汗・耐水性能を備えているので、雨の日でも安心してバッテリーケースからAirPodsを取り出せます。
充電ケース
AirPods 第3世代の充電はLightningに加えて、ワイヤレス充電やMagSafeにも対応しています。
MagSafeは、マグネットを利用したワイヤレス充電の規格で、デバイスをずらすことなく確実に充電できるメリットがあり、MagSafe充電器を使用すると、ケースを設置した際にも充電がしっかり行われるため、便利です。
普段からワイヤレス充電器やMagSafe充電器を利用している方にとっては、AirPods用に別の充電ケーブルを使用する手間が省ける便利な機能と言えます。
音質
AirPods(第3世代)は,、特別に設計されたドライバとハイダイナミックレンジアンプの組み合わせにより、迫力ある低音域と鮮明でクリアな高音域を実現しています。
さらに、アダプティブイコライゼーションにも対応しており、耳の形状や周囲の環境に即座に適応して音質を調整することが可能です。
低音域の響きが向上し、迫力が増しており、これによって楽器演奏や映画などの臨場感あるサウンドを堪能したい方に最適です。
音の密度も向上し、音楽が耳に滑り込んでくる感覚がスムーズで、聴きやすさも向上しています。
AirPods(第3世代)の重要な特長の一つは、これまで「AirPods Pro」や「AirPods Max」でしか利用できなかった「空間オーディオ」に対応していることです。
空間オーディオは、Apple MusicなどのDolby Atmos対応コンテンツを利用する際に、音が立体的に感じられる機能です。
空間オーディオをOFFにした場合、左右から音が発せられる印象を受けますが、機能をONにすると、頭の奥から音が発せられる感覚で臨場感を一層楽しむことができ、低音域が強化されます。
さらに、ダイナミックヘッドトラッキングにも対応しており、ユーザーが向いている方向に応じて音の発生位置が変化するため、まるで自分の周囲で音が発せられているような奇妙な感覚を楽しむことができます。
迫力のあるAirPods 第3世代は、AirPods Proの空間オーディオよりも音の立体感が増しており、オーディオメーカーに匹敵する音質向上を実感させる製品です。
イヤホンタイプ | インナーイヤー型 |
イヤホンバッテリー駆動時間 | 最大6時間 |
ケースバッテリー駆動時間 | 最大30時間 |
アクティブノイズキャンセリング | – |
外部音取り込みモード | – |
チップ | H1 |
音声認識AI | Siri |
操作方法 | 感圧センサー |
耐汗耐水性 | IPX4 |
耐塵性 | – |
ケース充電端子 | Lightning、MagSafe充電ケース(USB-C) |
AirPods Pro(第2世代)
AirPods Pro(第2世代)は、2022年9月に発売された洗練されたテクノロジーと先進的な機能を備えたワイヤレスイヤホンです。
- ランニングやエクササイズ中に使いたい方
- ノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンを求める方
装着感
AirPods Pro(第2世代)は、AirPods Pro(第1世代)と同じく耳に差し込むカナル型を採用しています。
このカナル型は、耳にしっかりとフィットするようなイヤーピースを使用し、耳をふさぐような形状です。
耳の形に合わせてカスタマイズできるシリコン製のイヤーチップを採用しており、快適で安定した装着感を提供します。
異なるサイズのチップが付属しているため、ユーザーは自分に最適なサイズを選択できます。
AirPods(第3世代)で見られるインナーイヤー型よりも遮音性が高まり、音が外部に漏れにくくなり、特に低音がクリアに聞こえると同時に、しっかりと耳にフィットしているため、ランニングや軽い運動中でもイヤホンが外れにくく、安定感があるイヤホンです。
バッテリー
1回の充電で最大6時間の再生時間を楽しむことができます(空間オーディオとヘッドトラッキングが有効な場合は最大5.5時間)。
通話を連続して行う場合は、1回の充電で最大4.5時間の通話時間が可能です。
MagSafe充電ケース(USB-C)を使用すると、最大30時間の再生時間や最大24時間の連続通話時間ができます。
充電ケースでの約5分間の急速充電で、約1時間の再生時間や連続通話時間を楽しめます。
アクティブノイズキャンセリング
AirPods Pro(第2世代)は、「アクティブノイズキャンセリング」機能を搭載しています。
AirPods Pro(第2世代)のノイズキャンセリング性能は、なんとAirPods Pro(第1世代)の2倍に向上し、驚異的なノイズキャンセリング力を備えています。
この機能をオンにすると、周囲の雑音が軽減され、音楽や動画を集中して楽しむことができ、特にランニング中や移動中、外部の騒音を遮りたいときに非常に便利です。
一方で、外部音を意識したい場面では、「外部音取り込みモード」をオンにすることで周囲の音を聴くことができ、ランニング中でも安全に音楽を楽しむことが可能です。
これらの機能は、イヤホンのステム部分を長押しすることでスムーズに切り替えができ、さらに、AirPods Pro(第2世代)には「会話を強調」機能も搭載されており、目の前にいる人の声を強調して聴くことができます。
高度なノイズキャンセリング性能により、低音・中音・高音の雑音を均等に効果的に低減し、しっかりとしたノイズ制御が実現されています。
また、AirPods(第3世代)と同様に空間オーディオに対応しており、Apple MusicなどのDolby Atmos対応コンテンツを利用する際に、音を立体的に感じることが可能です。
搭載チップ
AirPods Pro(第2世代)には最新の「H2チップ」が搭載されており、これにより高速で安定した接続が可能で、より自然な形でノイズを取り除くことが実現されています。
AirPods Pro(第2世代)では新たな音響設計が施され、低音域と高音域の解像感が向上し、これまで聴こえてこなかった音が鮮明に感じられ、全体的なサウンドに包まれる感覚が向上。
さらに、充電ケースには「Apple U1チップ」が内蔵されており、紛失した充電ケースを「探す」アプリを使用して位置情報を確認できるようになりました。
操作方法
ステムのタッチコントロール部分に軽く触れるだけで、操作が可能です。
AirPods Pro を耳に装着した状態で、ステム部分を一度タップすると音楽や再生中のメディアの再生・一時停止が行われ、着信中の通話や通話中にステム部分を一度タップすると、通話に応答または通話を終了することができます。
ステム部分を長押しすると、Siriを呼び出すことができ、声での指示を使って様々な操作を行うことができ、また、iPhoneを手に取らなくても音量を調整でき、ステムを上下にスワイプするだけで、簡単に音量を調整できます。
誤操作を防ぐためには、iPhoneの設定でタッチの感知時間を「長め」に調整しておくことがおすすめです。
耐汗耐水性・耐塵性
AirPods ProはIPX4等級の防水・防滴性能を備えており、IPXの数字が大きいほど、耐水性能が向上しています。
IPX4は、あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がないレベルを示しています。
簡単に言えば、軽い雨や水のかかりには対応していますが、大量の水かけは避けるようにし、トレーニング後、激しい汗をかいたり、水しぶきがかかった場合は、充電ケースにしまう前に、柔らかい乾いた布で拭きましょう。
充電ケース
AirPods Pro(第2世代)の充電ケースには、新たにストラップループが追加され、充電ケースをバッグやリュックに取り付けられ、紛失の心配が軽減されています。
さらに、内蔵スピーカーが搭載されており、従来のモデルでは、イヤホンが充電ケースに収納された状態で紛失した場合、音が鳴っても聞こえにくいという課題がありましたが、AirPods Pro(第2世代)の充電ケースに搭載されたスピーカーにより、より大きな音が発せられ、離れた場所からでも音がはっきり聞こえるようになりました。
また、IP54の仕様により、防塵性や耐汗・防滴性が確保されています。
音質
Appleが特別に設計した高性能なドライバーを使用し、H2チップとの統合により、クリアな高音と豊かな低音を実現しています。
また、耳に合わせて音楽を自動的にチューニングする機能もあり、現在の音楽に合わせてリアルタイムに最適なサウンドを提供します。
イヤホンタイプ | カナル型 |
イヤホンバッテリー駆動時間 | 最大6時間 |
ケースバッテリー駆動時間 | 最大30時間 |
アクティブノイズキャンセリング | 〇 |
外部音取り込みモード | 〇 |
チップ | H2U1(ケース) |
音声認識AI | Siri |
操作方法 | タッチコントロール |
耐汗耐水性 | IP54 |
耐塵性 | IP54 |
ケース充電端子 | MagSafe充電ケース(USB-C) |
AirPods Max
AirPods Maxは、Appleの高品質オーディオ製品の一環として登場したワイヤレスヘッドホンです。
優れた音質と快適な装着感を提供し、H1チップによりシームレスな接続が実現されており、充実のノイズキャンセリング機能により、外部の騒音を抑え、没入感あるオーディオ体験を提供します。
- イヤホンではなくヘッドホンを求めている人
- 最高峰の空間オーディオを体感したい人
装着感
AirPods Maxは、オーバーイヤー型として知られるヘッドホンの形状で、イヤーパッドが耳を完全に覆うため、長時間の着用でも耳が痛くなりにくい特長があります。
イヤーパッドには通気性のあるメッシュが使用され、通気性が良く蒸れにくいのが特徴です。
また、ヘッドバンド上には広いキャノピーが配置され、頭頂部への圧力を均等に分散してくれるので、程よいフィット感を提供し、激しい動きでもヘッドホンがほとんどずれないようになっています。
ヘッドバンドを支えるアームにはステンレススチールが使用されており、アームは強く引っ張れば伸び、押せば縮む特性を持っています。
また、耳を覆う部分には酸化皮膜処理が施されたアルミニウムカップが採用されており、装飾のない滑らかなフォルムがAppleらしさを際立たせているヘッドホンです。
バッテリー
AirPods Maxでは、最大20時間の音楽、映画鑑賞、通話が可能で、アクティブノイズキャンセリングや空間オーディオをオンにしたままでも問題ありません。
5分の充電でAirPods Maxは1.5時間の音楽再生が可能です。
AirPods Maxを使用していない時は、Smart Caseに入れるとすぐに低電力モードに切り替わり、バッテリーの寿命が延びます。
アクティブノイズキャンセリング
AirPods Maxには、アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込みモード、オフの3つのノイズコントロールモードが備わっています。
周囲の音をどの程度聞きたいかに応じて、異なるモードに切り替えることができ、外部音取り込みモードでは周囲の音が聞こえるため、周りで何が起きているかを耳で感知できます。
アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードは、AirPods Proが耳にぴったりと収まっている場合に最も効果的です。
搭載チップ
H1チップを内蔵しているため、ヘッドフォンをかぶるだけでAppleデバイスと自動的に接続され、即座に使用できる利便性があります。
毎回電源のオン・オフを気にする必要がなく、常に安定した接続が確保されているため、いつでもどこでもスムーズに利用可能です。
操作方法
AirPods Maxの操作は、本体右側のイヤーカップ上部に配置されたDigital Crownとノイズコントロールボタンによって行います。
Digital Crownは、お馴染みのApple Watchで使用されている部品で、回す動作で音量を調節できます。
押し込むことで楽曲の再生・一時停止、電話への応答・終了、Siriの起動が可能です。
ノイズコントロールボタンを使用すると、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替えることができます。
充電
ワイヤレス充電には非対応で、イヤーカップの側面にあるLightning端子(USB-C)にケーブルを接続して充電します。
また、本体に電源ボタンはなく、付属のSmart Caseから取り出すと自動的に電源がオンになり、ケースにしまうと超低電力モードに切り替わります。
音質
40mm口径の独自に設計されたダイナミックドライバにより、深い低音からクリアな高音までバランスの取れたサウンドを提供します。
通常のヘッドフォンは右と左からの2つの方向から音が届くことが一般的ですが、AirPods Maxの空間オーディオは、顔や頭の周り、全ての方向から音が広がるように感じます。
イヤホンタイプ | オーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン |
イヤホンバッテリー駆動時間 | 最大20時間 |
ケースバッテリー駆動時間 | – |
アクティブノイズキャンセリング | 〇 |
外部音取り込みモード | 〇 |
チップ | H1 |
音声認識AI | Siri |
操作方法 | Digital Crown、ノイズコントロールボタン |
耐汗耐水性 | – |
耐塵性 | – |
ケース充電端子 | Lightning(USB-C) |
AirPods(第2世代)
2019年3月発売されたAirPods(第2世代)は、H1チップを初めて搭載し、充電ケースもワイヤレス充電に対応した完全ワイヤレスイヤホンのモデルです。
- カナル型イヤホンが苦手な人
- AirPodsシリーズが初めての人
装着感
AirPods(第2世代)は、インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンで、イヤホンを耳にねじ込むカナル型ではないため、耳への負担が少なく、長時間使用しても快適に音楽を楽しむことができます。
周囲の音を聞きながら使用できる開放型設計で、AirPodsを付けたままでも会話が可能なため、普段使いに最適です。
片耳の重量は4gと非常に軽量化されており、AirPods(第3世代)よりも更に軽量で、耳に装着している感覚がほとんどありません。
バッテリー
AirPodsは、1回の充電で最大5時間の再生使用が可能で、最大3時間の連続通話が可能です。
充電ケースを使用した場合、充電ケースと合わせて24時間以上の再生時間を実現し、最大18時間の連続通話が可能です。
さらに、充電ケースでのわずか15分間の充電でも最大3時間の再生時間または最大2時間の連続通話が可能です。
搭載チップ
AirPods(第2世代)にはH1チップが搭載されており、現行のAirPods(第3世代)やAirPods Proにも共通して採用されています。
「Hey! Siri」を呼び出して簡単に操作ができます。
電話をかけるときは、「Hey! Siri、○○に電話して!」と声をかければOK。
音量調整も「Hey! Siri、音量上げて!」と声をかけるだけで手軽にできます。
デバイスの切り替え速度も高速化され、iPhoneからiPadに切り替える際にストレスなく使うことができ、さらに、レイテンシーが30%改善され、映像と音の遅延もほとんど気にならないレベルにまで向上しました。
操作方法
AirPods(第2世代)の基本的な操作方法は、ダブルタップや音声コマンドを使用します。
ダブルタップ(左または右のどちらか)すると、再生と一時停止が切り替わり、左のAirPodsをダブルタップすると、前の曲にスキップし、右のAirPodsをダブルタップすると、次の曲にスキップします。
「Hey Siri」を有効にしている場合、AirPodsに話しかけることでSiriを起動でき、例えば、「Hey Siri、次の曲を再生して」と言うと、Siriが操作を実行します。
充電ケース
充電ケースの底部にはLightningポートが組み込まれており、コンパクトで約38.2gと軽量です。
AirPods(第2世代)の充電ケースには、ワイヤレス充電が可能なモデル(Wireless Charging Case for AirPods)と、ワイヤレス充電ができないモデル(Charging Case for AirPods)の2つがあります。
ワイヤレス充電ケースを使用する場合、MagSafe充電器またはQi対応のワイヤレス充電器で充電できます。
Lightningケーブルを接続せずに、ワイヤレス充電器の上にAirPodsを置くだけで簡単に充電できるのは非常に便利です。
音質
AirPods(第2世代)は前作よりも音質が明らかに向上しており、頻繁なアップデートにより、発売当初よりも音質が進化しています。
自然でフラットな音質で、特に中音域がしっかりと響いており、音楽を存分に楽しむことができます。
低音は力強くなく、高音の伸びも控えめですが、インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンとしては非常に満足できるサウンドです。
イヤホンタイプ | インナーイヤー型 |
イヤホンバッテリー駆動時間 | 最大5時間 |
ケースバッテリー駆動時間 | 24時間以上 |
アクティブノイズキャンセリング | – |
外部音取り込みモード | – |
チップ | H1 |
音声認識AI | Siri |
操作方法 | ダブルタップ |
耐汗耐水性 | – |
耐塵性 | – |
ケース充電端子 | Lightning (USB-A)、MagSafe充電ケース(USB-C) |
まとめ
いかがでしたか?
AirPodsは洗練されたデザインと先進のテクノロジーが融合した、ワイヤレスイヤホンの中でも優れた製品です。
アクティブノイズキャンセリングや外部音取り込みモードなど、様々な状況に適応するノイズコントロール機能が搭載されたモデルや、ワイヤレス充電対応モデルもあり、利便性が向上しています。
この記事を参考にしていただき、ご自身のライフスタイルや利用目的に応じたイヤホンを見つけてみてください。