本記事では通勤・通学・アウトドアに適した防水リュックの選び方を徹底解説します。
リュック選び、なにを基準に選ぶか迷う方も多いのではないでしょうか。
「防水と撥水はどう違う?」
「雨の日でも水が染みないリュックがほしい」
そんな疑問や悩みを解決する”機能性・デザイン性を重視した人気の防水リュックを16点ご紹介していきます。
防水と完全防水の違いとは?
リュックに求める機能のいちばんに防水があげられます。
耐水の強さの順は、撥水<防水<完全防水となります。
それぞれの機能を理解し、ほしいリュックをイメージしていきましょう。
撥水加工は生地表面への加工により水分を弾き、防水加工は生地そのものへ加工が施され、内部への水分の侵入を防ぎます。
どちらも水分量の多さによっては内部に水が浸透することがあります。
それらに比べ完全防水は生地そのものの耐水機能に加え、止水ジッパーや特殊な熱処理などで縫い目を溶接することにより、水に沈めても内部に水が浸透しません。
防水リュックの選び方
ここからは理想のリュックがイメージできるよう、見落としがちなポイントとあわせひとつひとつ解説していきます。
リュックには色や形といったデザイン性やファッション性も重要ですが、素材や仕様による機能面により、使いやすさに大きな差があります。
新しい防水リュックはどのような条件で選んでいけば良いでしょうか。
それぞれの役割や防水の効果についてポイントをしっかりおさえて、ベストな防水リュックを選んでいきましょう。
開口部
開口部の形状により防水効果が異なるため、開口部は防水リュック選びの重要なポイントです。
荷物を出し入れする開口部にはいくつかの形があります。
仕事の道具、学校の教材、部活や趣味や習いごとの道具など、なにをどのように入れたいか具体的にイメージしてみましょう。
ここから3つの開口部とそれぞれのメリット・デメリットについて、詳しく解説していきます。
ロールトップタイプ
筒状の上部をくるくると巻いて開口部を閉じるタイプです。
開口部を閉じたあとにシルエットがスクエアになるタイプや、さらにクリップでとめてハンドル状になったりと、状況に合わせて開口部の形を変えられるものもあります。
開口部を巻いて閉じることで防水効果が高まり、荷物の出し入れにやや手間はかかりますが、巻く回数により容量も調節できます。
すっきりとした見た目でファッション性もあります。
ジッパータイプ
ジッパーで開け閉めするタイプです。
シンプルで使いやすいため根強い人気の開口部です。
ジッパータイプは開け閉めがスムーズで、すぐ内部にアクセスが可能です。
下部まで全開できる仕様は中身が一目で確認でき、荷物の出し入れも楽にできます。
止水ジッパーではない場合ジッパー部分から水が染みやすくなり、荷物の保護が必要な場合があります。
フラップタイプ
開口部を覆うように蓋がついているタイプです。
フラップと本体の色や素材をそれぞれ変えてデザイン性の高さを強調したり、ランドセルのようにフラップが本体を大きく覆うものなどもあります。
ファッション性が高くおしゃれな印象のフラップタイプですが、フラップは開口部を覆い水の侵入を防ぎ、荷物をしっかり守る役割もあります。
フラップを本体に留めるタイプのものは、中身の出し入れにやや手間がかかります。
生地
リュックの生地には、ナイロン・ポリエステル・革などが代表的です。
素材によって見た目の質感やお手入れ方法も変わってきます。
ナイロンとポリエステルに共通する特徴として、耐久性・摩耗性に優れ吸水性が低く乾きやすいという点が挙げられます。
通気性が良くないというデメリットは防水効果の高さにもつながり、防水リュックの素材としては非常にメリットが多いといえます。
革は上質な手触りや見た目の質の良さに加え、経年変化によるツヤや風合いを楽しむことができます。
水に弱く濡れると色落ちや形状の変化につながるため、防水スプレーなどで適切なお手入れが必要です。
ポケット
両手が空くことがリュックの大きなメリットですが、ポケットの位置や数によりメリットも変わってきます。
通勤・通学時にお財布やスマホがすぐに取り出せるか、ボトルが固定できるポケットはついているか、内部で小物が迷子にならないかもとても重要です。
ノートPCのスリーブポケットは何インチまで収納可能かも知っておきたいポイントです。
また、ポケットの位置や仕様で防水効果に影響がでることもあります。
ポケットもしっかりチェックしていきましょう。
容量
容量はL(リットル)で表されることが多いです。
縦cm×横cm×マチcm÷1000cm°=L(リットル)になります。
目安として、それほど荷物が多くはない通勤・通学やタウンユース向けには20L前後、やや荷物が多めなら20〜30Lがおすすめです。
40L以上になると旅行やアウトドア向けが多く、70〜80Lほどになると4〜5泊ほどの長期旅行や本格登山などに適しています。
ニーズに対して選ぶ容量を間違えると、リュックは使いづらいものになってしまいます。
どのくらいの荷物を持ち運ぶか見極めてあなたに合った容量を選びましょう。
通勤通学向け防水リュック8選
ほしいリュックのイメージは掴めてきたでしょうか?
次は具体的に通勤・通学でおすすめする防水リュックを紹介します。
人気のブランドから、デザイン・ファッション性・機能面を重視し厳選したおすすめ防水リュック8選です。
使用するシーンが、電車・自転車・車、徒歩なのかでも求める機能が異なります。
身体にフィットし求める機能が備わり、ストレスなく毎日使える防水リュックをより具体的にイメージしながら商品をご覧ください。
クローン(KLON) KLON MATTE COATED RUCK SACK-BOD
シンプルでスタイリッシュなデザインで人気のクローン(KLON)のリュックです。マットな質感の本体は、お手入れが負担になりにくいポリウレタンとナイロン製です。
約18Lの容量にはノートPCの16インチが入るサイズ感となっています。
通勤通学にはもちろん、休日にも使いたくなるデザインです。
クローム(CHROME) VOLCAN PACK PLUS
多機能でデザイン性の高いバッグで人気のクローム(CHROME)です。
防水性・防汚性が高い加工が施され、型崩れしにくいフォルムが魅力的なリュックです。
保護パットPCポケットには15インチのノートPCの他文房具も機能的に収まります。全開する開口部を持つ32Lの大容量のこちらは、ビジネスをはじめ様々なシーンで使用できます。
オルトリーブ(ORTLIEB) ヴェロシティ PS 防水防塵
高い防水防汚性を誇る、ドイツの鞄メーカー・オルトリーブの機能リュックです。
自転車専用バッグを製造しているオルトリーブのこちらは、17L/820gの超軽量で身体に負担なく使用できる点が高評価を得ています。
ロールトップの開口部で内容量の調節もしやすいですが、より大型をお探しの方には23Lサイズもおすすめです。
ハンター(HUNTER) オリジナル ラージ トップクリップ バックパック - ラバーレザー
人気のハンター(HUNTER) より、防水性に優れたラバーコーティングレザー製のバックパックです。
特徴的なトップクリップ型の開口部は出し入れに便利なほか、片手で持ち運びするのにも丈夫なストラップの役目になります。
上質な牛革のマットな質感は、ビジネスシーンにもタウンユースにも最適です。
ビロシー(VILOCY) 完全防水リュック 18L
縫い目のない完全防水、止水ジッパー、防水ポケットを採用した、高い防水技術を持つビロシー(VILOCY) の高機能リュックです。
カラーはブラックの他、黄色とローズレッドの3種類。
マチ20センチの仕切りのない本体は大きなものも楽に収容でき、チェストベルトとウエストベルトが身体への負担を軽減します。
タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI) スラントポケット ナイロンバックパック
防水ナイロン生地を使用した、タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)のシティ型リュックです。
斜めのスラントポケットがアクセントの、シンプルで使いやすい形が特徴です。
PC用のスリーブの他、内外に複数のポケットを持ち、A4ファイルも収納できる大きさです。
エアー(Aer) Slim Pack X-PAC
スタイリッシュなデザインで人気のエアー(Aer)の自立型リュックです。
容量は14.8Lと、エアー(Aer)らしくシンプルでミニマルなデザインですが、高い機能がオレンジ色の内側部分に隠れています。
カバーを開けると収納部分が一目でわかるように並んでおり、リュックのなかで小物をしっかり管理したい人には非常に魅力的な仕様です。
ニクソン(NIXON) Day Trippin’ Backpack
アメリカ西海岸生まれのNIXON(ニクソン)の超軽量リュックです。
耐水加工PET再生プラスチックの本体に、耐水加工ジッパーを採用し、耐水・防水に強い仕様になっています。
開口部が広くシンプルな内部には無駄なく荷物を収められます。
カラーは鮮やかな青のロイヤルの他、ブラック・ホワイト・グリーンが揃い、ファッション性の高さがポイントです。
アウトドア向け防水リュック
次にアウトドアにおすすめの防水リュックです。
アウトドア仕様のリュックは防水効果も高く、完全防水仕様のものも少なくありません。
完全防水リュックは海や山などのレジャーにはもちろん、その機能の高さで災害リュックとしても使用可能なものが多く出ています。
ここからは、機能面だけではなくファッション性も重視して厳選したおすすめ防水リュックをご紹介します。
容量の大きさ、防水レベルもあわせてぜひご覧ください。
ピースアップ(PEACEUP) 完全防水リュック
その機能の高さは災害時の持ち出しリュックとしても推奨されており、水をためたり枕として使用できたり、非常時にも活躍します。
35Lの大容量で980gと軽量で、海や雪のシーズンなどアウトドアには最適です。
ラドウェザー(LAD WEATHER) 完全防水リュック 40L
アウトドアブランドのラドウェザー(LAD WEATHER) の超防水リュックです。
縫い目がないウェルダー加工に、開口部は浸水を防ぐ効果が高いロールトップ使用を採用し、防水効果の高さを実現しています。
仕切りのない内部は旅行なら2〜3泊分が無駄のないスペースに収まります。
豊富なカラーバリエーションが楽しめる40L/980gの大型リュックです。
REMAC バックパック 80L
大容量80L、REMACのアウトドアリュックです。
主な素材に高品質なオックスフォード生地を使用し、高い通気性と撥水性を持ち、耐久性、耐摩耗性、耐荷性にも優れています。
サイドや下部からも内部にアクセスができる点や、ノートPCの収納場所もあり、細やかな配慮も好評なアウトドアリュックです。
マジックマリン WELDED BACKPACK 30L
オランダのセーリングブランド、マジックマリンの完全防水軽量リュックです。
マリンスポーツのシーンから誕生したこちらのリュックは、溶接で密封された継ぎ目に止水ジッパーで中の荷物をしっかり守ります。
耐久防水ポリエステル生地を採用し、30L/600gのスペックを実現しました。
厚みのある背面クッションが身体への負担を軽減します。
クローム(CHROME) TENSILE TRAIL HYDRO PACK
多機能でデザイン性の高いバッグで人気のクローム(CHROME)です。
開口部は大きく、ストレスなく中身が出し入れできます。
高さ48センチ、重量690gの特徴的なフォルムを持ち、スタイリッシュなデザインはタウンユースにも適しています。
クローム(CHROME) のカードケースやキーチェーンをつけてカスタマイズも可能です。
クレッタルムーセン(KLATTERMUSEN) フィヨルム バックパック 18L
北欧スウェーデンのアウトドアブランド、クレッタルムーセン(KLATTERMUSEN) の完全防水リュックです。
耐荷重5kgを驚きの447gで実現し、18Lの小型サイズですがファストトレッキングには最適です。
耐水圧は10,000mmを誇り、その高い機能性は数多くの冒険家にも評価されています。
オルトリーブ(ORTLIEB) エクスプローラー 59L
高い防水・防汚性を誇る、ドイツの鞄メーカー・オルトリーブの機能リュックです。
高さ70センチ、奥行31センチの円柱型のスタイリッシュなフォルムながら、容量59L、重量790gの実力派アウトドアリュックです。
洗練されたデザインはタウンユースでも活躍できそうです。
ストリームトレイル(Stream Trail) DRY TANK 33L D2
防水バッグメーカー、ストリームトレイル(Stream Trail)の防水リュックです。
丈夫で強度のあるターポリン素材を採用し、高い防水性を実現しました。
余裕がある30Lサイズは、様々なアウトドアシーンに活躍が期待できます。
大きなロゴとファッション性の高さから、デイリーユースにもおすすめのリュックです。
まとめ
通勤・通学・アウトドアにおすすめの防水リュック16選をご紹介しました。
防水レベルをはじめ、形状、素材、機能を理解し、それぞれのポイントをしっかりおさえて防水リュックを選びましょう。
あなたのリュックへの目的と希望を整理し、納得の防水リュックを選んでください。