40代のメンズがファッションにお悩みなら、ジャケットコーデをおすすめします。
ビジネスなどのフォーマルシーンはもちろん、休日のカジュアルシーンでも大活躍。ジャケットをさらっと羽織るだけで大人のおしゃれを演出できます。
どんなジャケットを選べばいいのかお悩みを解決しつつ、真似して欲しいコーディネート術もご紹介していきます。
40代メンズジャケットの着こなし方
「20代や30代の頃と変わらないファッションでは若作りと思われないだろうか」
「かといって、おじさんぽいとも思われたくない」と悩む40代メンズは多いでしょう。ジャケットを品良く着こなせば、そんな不安も心配いりません。
では、どんなジャケットを選べばいいのかというと、
- サイズ
- 生地
- 色
この3つのポイントが重要になってきます。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
サイズ
スーツジャケット=テーラードジャケットは、自分の体格に合ったジャストサイズを選ぶのが基本です。
肩幅が大きすぎたり、バストがきつくて釦が留められなかったりすると、格好悪いシルエットになってしまいます。
着丈はヒップが隠れるか隠れないかくらいが適切。
もともとヒップの上になるショート丈デザインのものもありますが、40代の大人コーデを目指すなら避けた方が無難です。袖丈は腕を下げた状態で親指の先端から11~12センチのものを選びましょう。
その時、ジャケットの袖口からシャツの袖が1~1.5センチ見えるのが正しいバランスです。
生地
ジャケット生地の素材は綿やウールなどの天然繊維が主原料のものがおすすめ。
ポリエステルやポリウレタンなどの合成繊維が主原料だと、光に当たった時にチープに見える光沢感が出てしまう恐れがあります。春夏は通気性が良い綿やリネン素材のものを、秋冬はウールやカシミヤ素材のものを選択肢に入れてみてください。
色
ジャケットの色は黒やネイビー、グレー、ベージュ、ブラウンの5色がおすすめです。ナチュラルカラーの定番なので、インナーやボトムスに何色を合わせてもしっくりきます。
ボトムスは濃い色味のスラックスやジーンズを合わせましょう。ボトムス以外のアイテムも全体的に明るすぎず彩度が高すぎない、渋いアイテムをチョイスして統一感を出すのがおしゃれのコツ。
ただ、ワンポイントで明るい色味や彩度の高い色味を取り入れるのは、ほどよく若々しさを演出できるテクニックなので取り入れてみてください。
ジャケットのおすすめ40代カッチリめメンズコーデ10選
「おしゃれなジャケットを手に入れたけど、結局どう着こなせばいいのか分からない」
そんな40代メンズのために、ビジネスなどのフォーマルシーンにおすすめのジャケットコーデをご紹介。ジャケットをメインにインナーやボトムス、アクセサリーを着合わせるコツも詳しく解説していきます。
ウィンドウペイン柄のジャケットで英国紳士風に
窓枠のような格子柄をウィンドウペインと言います。
英国の伝統柄であるウィンドウペインのネイビージャケットは、紳士的な雰囲気をまとえるアイテム。
明るいグレーのセーターとボトムスを合わせることで、清潔感あふれるジャケットコーデの完成です。
王道のスリーピースで品格あるスタイルに
ジャケットとパンツの組み合わせを「ツーピース」と言います。
対して「スリーピース」とは、ジャケットとパンツにベストを加えたスタイルのことを言います。実は、スーツの歴史はこのスリーピースが正統スタイルなのです。ブラックの王道スリーピースは大人の品格を感じます。
正統派コーデならビジネスの場でも好印象間違いなし。
カーディガンを合わせて柔らかい印象をゲット
黒に近いネイビーのジャケットとパンツで、きりっとした雰囲気のメンズコーデ。
中にカーディガンを合わせることで少し柔らかい印象が出るので、親しみやすい雰囲気も得られます。カシミヤ混のジャケットは高級感もあり、40代メンズに相応しいスタイルです。
小物使いでおしゃれを格上げする
シンプルなグレーのジャケットコーデ。
インナーにネイビーのシャツを合わせて色味を取り入れましょう。
また、ディテールの凝ったベルトや黒ぶち眼鏡などの小物を合わせると、おしゃれ度がぐっと上がります。
ジャケットコーデをこなれた雰囲気で着こなしたい時におすすめです。
高品質なジャケットで大人の余裕を演出
ウールとカシミヤ、シルクを混紡した高品質なジャケットスタイル。
品のある光沢が生まれ高級感あふれる大人コーデに仕上がります。ジャケットがライトグレーと明るい色味なので、ボトムスは濃いネイビーで落ち着きをプラスしましょう。
さらに、伝統柄のニットを中に合わせ遊び心を持たせるとおしゃれ感抜群。
快適に過ごせるジャージー素材のジャケットコーデ
カッチリめのコーデでも快適さを求めたいなら、ジャージー生地のジャケットがおすすめ。
カーディガン感覚でさらっと着こなせるし、通年着回せるのもありがたいアイテムです。一枚待っていれば、オンでもオフでも活躍するでしょう。
秋冬はインナーに黒のハイネックニットを合わせると、知的な印象をゲットできます。
千鳥格子×ウィンドウペインで周りと差をつける
千鳥格子とウィンドウペインを重ねたおしゃれな柄が目を引くセットアップ。シックなグレーなので個性的な柄も派手ではなく、むしろおしゃれさが際立ちます。
ジャケットコーデが周りの人と被りたくない40代メンズにおすすめです。
インナーや靴、眼鏡といったアイテムを黒で統一することで、インテリな雰囲気があふれます。
春夏はリネン素材のジャケットで決める
温かい季節のジャケットコーデは、通気性の良いリネン素材のものを選んでみてください。
色味もベージュなど明るいものをチョイスして爽やかにまとめましょう。ボトムスにオフホワイトを選ぶなら、インナーはダークブラウンで引き締めて大人っぽく。コーデ全体が明るくなりすぎないように、バランスを見て着合わせるのがコツです。
チョークストライプでスマートな印象に
ストライプは縦の直線が並び、視覚的にもすっきりした印象を与えることができる柄です。
黒板にチョークで線を書いた時のようにかすれているものを「チョークストライプ」と言います。くっきり浮かび上がるようなストライプよりもやさしい印象になるチョークストライプ。
スリーピースで柄物を着こなしても暑苦しくならないのが魅力的です。スマートなジャケットコーデを目指す40代メンズにおすすめ。
クラシカルなダブルブレストのジャケットコーデ
前身頃が長くなっており釦が2つ並ぶものを「ダブルブレスト」と言います。ダブルブレストのジャケットはクラシカルな雰囲気が楽しめるアイテムです。
ネイビーのチェック柄ダブルブレストは、黒に近い色味なのでシックに着こなせます。あえてインナーもグレーのチェック柄を合わせるとハイセンスに。ボトムスは無地でまとめると全体のバランスが取れます。
ジャケットのおすすめ40代カジュアルメンズコーデ15選
「ジャケットを着てもラフに見える着こなし方が知りたい」
そんな40代メンズのために、カジュアルシーンでおすすめなコーディネートをご紹介していきます。
ビジネスカジュアルだったり、休日だったり、堅苦しくしなくても良い場面ではどんな着こなしがいいのでしょうか。
ファッションのポイントを詳しく解説していきます。
柄シャツをタックアウトしてラフに着こなす
ストレッチ素材のカジュアルなセットアップ。温かみのあるブラウンは秋冬のコーデにぴったりです。
インナーにネイビーのチェック柄シャツを合わせると親しみやすい雰囲気に。シャツの裾をボトムスに入れない「タックアウト」スタイルは、定番のカジュアルコーデと言えます。
ジャケット×パンツのジャケパンコーデ
テーラードジャケットにチノパンやジーンズを合わせることを「ジャケパン」と言います。
つまり、上下が同じ生地でできたセットアップスタイルではないコーデのこと。カジュアルなジャケットコーデといえば、このジャケパンスタイルが王道です。
ネイビーのジャケットにベージュのチノパンを合わせたコーデは、爽やかな印象抜群。ベルトにオレンジブラウンの色味をさりげなく取り入れるとセンスが光ります。
ニットジャケット×デニムのリラックスコーデ
ウールライクに見えるニットジャケットは伸縮性もありリラックスできます。さらに、ボトムスにデニムを合わせて休日スタイルのできあがり。
ストライプシャツもタックアウトすれば、おしゃれでありながらラフに過ごせるコーデに。
40代メンズがカジュアルコーデに悩んだら、ぜひ挑戦してみてほしいスタイルです。
素材や色味で秋冬らしさあふれるジャケットコーデ
ウールとカシミヤを混紡したブラウンベージュのジャケットは、秋冬に活躍するアイテム。インナーもベージュのウィンドウペイン柄シャツを合わせると統一感が生まれます。
ボトムスは黒を合わせて、全体がぼやけた印象にならないようメリハリをつけましょう。秋冬のカジュアルコーデとしておすすめです。
ニットジャケット×ハイネックの秋冬コーデ
ニット素材でできたジャケットは、まるでカーディガンのように気軽に羽織れる一枚。堅苦しさがいらないカジュアルシーンで重宝します。
ジャケットがダークな色味なら、インナーとボトムスは明るいグレーを合わせてバランスを調節しましょう。ハイネックニットと組み合わせると秋冬でも温かく過ごせるメンズコーデに完成。
コーデュロイ生地でカジュアルを楽しむ
表面に畝(うね)があるのが特徴の「コーデュロイ」生地は秋冬の定番素材。
季節感のあるカジュアルコーデを楽しむなら、コーデュロイのジャケットにトライしてみてください。セットアップならおしゃれな雰囲気がさらにあふれます。インナーにボーダーシャツを組み合わせると、コーデのワンポイントになるのでおすすめです。
Tシャツ×デニムスタイルにジャケットをプラス
Tシャツとデニムの組み合わせはカジュアルコーデの王道。ですが、40代メンズならここにジャケットを羽織って大人の品格をプラスしましょう。若々しくなりすぎず、きれいめな大人のコーデに仕上がります。
春夏なら革のサンダルを合わせて抜け感を演出するのもいいでしょう。
春夏に活躍するリネンジャケットコーデ
春夏でもジャケットコーデを爽やかに決めるなら、やはりリネン素材がおすすめです。色味も明るめのベージュを選んで暑苦しくならないように注意しましょう。
ボトムスにチェック柄を合わせるとこなれ感がアップ。全体的に彩を抑えた渋めの色味でまとめると、40代メンズの大人コーデに仕上がります。
ウィンドウペイン柄ジャケットをコーデの主役に
ネイビーにホワイトのラインがくっきり浮かぶウィンドウペイン柄ジャケット。
存在感のあるジャケットはコーデの主役にして、他のアイテムは引き立てるようなシンプルなものをチョイスしましょう。
爽やかなホワイトのボトムスを選べば春夏のカジュアルコーデの見本のよう。個性的なジャケットを大人っぽく着こなしています。
トラディショナルなダブルブレストのジャケットコーデ
ブラウンのダブルブレストジャケットは、トラディショナルなチェック柄で雰囲気のあるデザインとなっています。ボトムスと靴を黒で統一することで足長効果も抜群。
渋めのワインレッドシャツを合わせ、コーデにおしゃれなアクセントをプラスしましょう。休日でも上品にカジュアルコーデを着こなしたい40代メンズにぴったりです。
カジュアルシーンならデニムライクなジャケットもあり
デニムライクの生地をジャケットに仕立てたアイテムも、カジュアルシーンなら俄然おすすめ。
シルク混の素材なら上質な光沢感があり、子供っぽくなりません。腰回りはゆったりと、足首に向けて細くなるパンツを「テーパードパンツ」と言います。
きれいめコーデに活躍するテーパードパンツを合わせれば、カジュアル過ぎない絶妙なバランスに。
セットアップ以外のアイテムは同色で統一
デニムライクなジャージー生地のセットアップは、リラックスできる素材なので休日にぴったり。
インナーにチェック柄シャツを組み合わせるとカジュアルな雰囲気がさらにアップ。セットアップ以外のインナーや靴、鞄をベージュで統一すると、おしゃれを十分理解しているメンズスタイルに完成。
モノトーンでシックに決める
色味のない黒やグレーで全身をまとめたモノトーンコーデ。シックに決まるのでカッチリした印象を受けがちですが、ストライプシャツをタックアウトすればカジュアルに仕上がります。テレワークなどのビジカジファッションとしてもおすすめです。
エレガントさただようカジュアルコーデ
カジュアルシーンでも大人らしくエレガントさを大事にしたいなら、ベージュのジャケットにトライしてみてください。
インナーもベージュのセーターで色味を合わせるなら、ボトムスはダークカラーで引き締めるのがセオリー。ビジカジはもちろん、ちょっとお高いレストランでもOKなエレガントスタイルです。
秋冬にぴったりなチェック柄ジャケットコーデ
ブラウンとベージュのコントラストが目を引く配色のチェック柄ジャケット。ウール素材で秋冬の雰囲気抜群のアイテムです。
季節感を感じるアイテムを上手に取り入れることで、おしゃれ上級者を目指しましょう。全体がごちゃっとし過ぎると子供っぽく見えてしまうので、40代メンズならインナーやボトムスはシンプルなものを合わせて。
大人のおしゃれを演出できます。
まとめ
ファッションに悩む40代メンズに、ジャケットコーデの極意をご紹介しました。
ジャケットの選び方は、
- サイズ
- 生地
- 色
この3つのポイントに注意してください。
ジャストサイズであること、天然繊維の素材であること、ナチュラルカラーであることが重要です。
ジャケットコーデはフォーマルシーンからカジュアルシーンまで活かせるので、ぜひ参考にしてみてください。