おしゃれなビジネスマンは一流の靴を選ぶ。
営業等、人前に立つ事が多い職種であればあるほど、足元を見られがちだ。
そんな大切なアイテムだからこそ、どんなビジネスシューズを選べばいいのか分からない人が多いだろう。
そんなメンズにおすすめのビジネスシューズをお伝えしよう。
おしゃれな革靴、気になるブランドも紹介するので、ビジネスシューズ選びの参考になれれば嬉しい。
ビジネスシューズの基礎知識
自分に合うビジネスシューズをみつけるには、まずビジネスシューズの基礎知識を知っておいた方がいいだろう。
基礎知識を挙げると以下の通りだ。
- 「内羽根」と「外羽根」の違い
- ビジネスシューズの種類
- 製法の違い
これらをおさえておけば、自分に合うビジネスシューズを見つけやすくなるはずだ。
「内羽根」と「外羽根」の違い
まず羽根とは、靴の紐を留めている部分を指す。
内羽根は、紐を通す部分が内側に収納されているのでスッキリして見え、上品であったり、スマートな雰囲気を出すことができる。
外羽根は、紐を通す部分が外側に出ているので、適度な装飾感やカジュアルな印象を与えることができる。
ビジネスシューズの種類
ビジネスシューズには内羽根や外羽根に加えて、つま先のデザインに違いがある。
このデザインが変わると全体の印象がガラリと変わるので、シーンに合わせた種類選びをしていきたい。
どのような種類があるのか分からない方のために、主にビジネスマンに人気の種類を挙げていく。
ストレートチップ
ストレートチップはその名の通り、つま先に一本の直線が入ったデザインを指す。
また、つま先にキャップを被せているようにも見えるので、キャップトゥとも呼ばれている。
セミブローグ
穴飾りを施すことをブローギングと呼ぶが、ブローギングが一直線の状態をセミブローグと呼ぶ。
シンプルなブローギングが施されていることによって、活動的に見えつつも、カジュアル過ぎないよう表現することができる。
プレーントゥ
つま先に何も装飾が無いビジネスシューズをプレーントゥと呼ぶ。
シンプルなのでビジネスだけでなく冠婚葬祭にも使用でき、1足は持っておきたいシンプルで万能な革靴だ。
ダブルモンク
僧侶(モンク)が履いていた靴が起源のモンクストラップシューズだが、足の甲のストラップがダブルになっているタイプをダブルモンクと呼ぶ。
スッキリとしたエレガントさが人気のデザインで、ビジネスだけでなくカジュアルとしても使うことができる。
製法の違い
ビジネスシューズは製法の違いにも注目しよう。
見た目だけでなく、耐久性や履きやすさなどの普段使いに直結してくるからだ。
製法にこだわったことがない人のために基本の製法を３つ紹介しよう。
これらをおさえておけば自分の使用用途に合わせて購入することができるはずだ。
グッドイヤーウェルト製法
高級紳士靴の製法として確立されている製法がグッドイヤーウェルト製法だ。
履けば履くほど足にフィットするので履き心地は抜群だ。
また、中底とアッパー(靴の底以外)が直接つながっていないので、アウトソールを交換し、長く靴を使用することが可能だ。
マッケイ製法
マッケイ製法はメジャーな製法の一つで、無駄がなくシンプルな構造である。
シンプルで余計なパーツがついていないことから、履き心地が柔らかく動くので、靴が足に張り付くような感覚を覚えるだろう。
また、構造上からアウトソールが側面にはみ出ないので、繊細な見た目につながっている。
セメント製法
セメント製法はアッパーとソールを接着剤で貼り付け、加圧して接着する製法だ。
シンプルな構造であるので、コスパが良く、大量生産に向いている。
現在靴の製法としてよく採用されている製法でもある。
ビジネスシューズを選ぶポイント
さて、ビジネスシューズを選ぶ時、あなたは何を気にするだろうか？
色、形、シーンなど選ぶポイントがいくつかあるので、迷ってしまう人がいるだろう。
そこでビジネスシューズを選ぶポイントをいくつかご紹介しよう。
これを読めばビジネスシューズを選びやすくなるはずだ。
定番のブラックやダークブラウンを選ぶ
まずビジネスシューズの基本の色はブラックやダークブラウンだ。
特にブラックはどんなスーツでも合う定番の色といえる。
ショップ販売のランキングでもやはりブラックが上位を占める。
また、ダークブラウンもビジネスに使え、オシャレに履きこなす事ができるのでおすすめだ。
サイズはつま先に1cmほど余裕のあるものを選ぶ
ビジネスシューズなどの革靴のサイズはスニーカーのサイズとは違う事を理解しておこう。
革靴はあらかじめつま先に「捨て寸」が設けられている。
店舗で実際に履いてみて、つま先に1cmほど余裕のあるものを選ぶようにしよう。
素材はシーンによって選ぼう
ビジネスシューズの素材は本革と合成皮革に分けられる。
本革は履いていくほど足の形に馴染んでくれ、お手入れ次第で長く履くことができ、更に見た目も上品だ。
合成皮革は経年劣化に弱いものの、水に強く安価で購入ができる。
シーンによって、使用できない素材があるため使用用途に合わせて確認をしておこう。
外回りが多い人はソールもチェック
外回りの仕事が多い人は、ソールもチェックしておきたい。
ソールは主に履き心地・耐熱性に優れたレザーソールと、雨に強く、耐久性に優れたラバーソールがある。
ここぞという時の商談にはフォーマル度の高いレザーソール、
天候を気にせずガンガン履いていきたいときにはラバーソールなど、
ビジネスシューズを使い分けるのもいいかもしれない。
【シーン別】おすすめビジネスシューズのブランド
ビジネスシューズで気にしておきたいのがブランドだ。
ビジネスでは意外と足元を見られがちなので、きちんとしたシューズを作っているブランドを選びたい。
リーガル、マドラス、ミズノ、テクシーリュクスなど、探してみるとメーカーによってこだわりが違ってくるので面白い。
ここでは、使用用途に合わせておすすめのブランドを紹介していく。
定番をおさえているので、ビジネスシューズ選びの参考になるはずだ。
営業などで外回りが多い方向けビジネスシューズ
営業で外回りが多い人には歩きやすさ重視のシューズがおすすめだ。
インソールにクッション性があるもの、
また、たくさん歩くので靴自体が軽量であることが望ましい。
マドラスウォーク ゴアテックス
濡れない・蒸れないをコンセプトとしている、軽量のビジネスシューズだ。
インソールにもこだわりがあり、包み込むような履き心地を実現している。
外回りが多い人にも適しているシューズだ。
ケンフォード K422
リーガルの弟分でもあるケンフォードのビジネスシューズだ。
安価でありながら国産、撥水加工がされたレザーを使用しており、コスパに優れている。
2足目、3足目に買い足したい人にもおすすめだ。
リーガル 26BL
全天候に対応しているゴアテックスサラウンドシステムが魅力のシューズだ。
安心の日本製で、機能的なビジネスシューズとして支持を得ている。
デスクワークが多い方向けシューズ
デスクワークが多い人だと服装がスーツだけでなく、オフィスカジュアルである人もいるだろう。
ダークブラウンやブラウンの色を選ぶと雰囲気が良くオシャレに見える。
また、ほどよくカジュアルダウンをしてくれるUチップやウイングチップのデザインがおすすめだ。
サラバンド 1302
スタイリッシュで上品なデザインのシューズだ。
シンプルなデザインなのでオシャレに履きこなすことができるだろう。
マドラスウォーク ゴアテックス
程よくカジュアルだが、どこかクラシックなデザインであり、スーツだけでなくオフィスカジュアルにも合わせることができる。
リーガル 22AL
上品な見栄えを追及した、ローファータイプのシューズだ。
シャープなイメージを演出したいときにピッタリである。
大人のメンズにおすすめしたい1足だ。
たまにきちんとする必要がある方向け
たまにフォーマルな使い方をしたい人には、ベーシックなデザインのビジネスシューズがおすすめだ。
黒のストレートチップやプレーントゥを選ぶと間違いがない。
普段使いだけでなく、どんな服装でも合うので1足は持っておきたいシューズだ。
リーガル 34BL
履き心地が柔らかく、シンプルを追及したデザインが上品なシューズだ。
ビジネスだけでなくセレモニーにも使えるところがおすすめだ。
ロックポート CI8245
スクエアトゥでゆったりとした履き心地ながらも、質感にこだわっているため、ドレッシーな雰囲気を持つシューズだ。
アシックス ランウォーク
機能性と上品な美しさを兼ね備えたビジネスシューズだ。
その機能性の高さはさすがアシックスといったところだ。
よくある質問
ビジネスシューズお手入れ次第で長い付き合いになる。
どう管理していくべきなのか分からない人もいるだろう。
また、毎日使うものだからこそ、どうしたらいいか分からないこともある。
ここではビジネスシューズに関する、よくある質問を紹介していこう。
シューズを長持ちさせるにはどうしたらいい？
シューズを長持ちさせるのに大切なのは、ずばり普段の手入れだ。
使用前にシューズ用のクリームを塗り、防水スプレーをするようにしよう。
また、形をキープするためのシューツリーは、乾燥しやすい木製のものを使うようにしよう。
シューズのケアはどういうことをやればいい？
シューズのケアは主に２つだ。
- 革靴用ブラシで優しくブラッシングすること。
- 革靴用クリーナーで汚れをとる。
この2つを心がけるだけでシューズが長持ちしやすくなるだろう。
ビジネスシューズの寿命は？
ビジネスシューズの寿命は2年～6年といわれている。
靴の製法や靴の品質によって変わってくるだろう。
ビジネスシューズは何足持っておくもの？
ビジネスマンに必要なシューズは最低3足と言われている。
普段使いでローテーションして履くシューズが2足。
雨の日に強いシューズを1足だ。
自分に適したビジネスシューズを選ぼう
紹介させていただいたことをふまえ、あなたに合うビジネスシューズを選ぼう。
あなたの良き相棒になってくれるはずだ。