観葉植物向けにサーキュレーターを使うと風通しが良くなり、根腐れやカビの発生を防ぐことができます。また、室内でサーキュレーターの風を観葉植物に届けることで自然に近い環境になり、観葉植物の生育を促し元気に育ってくれます。
しかし、実際に観葉植物向けにサーキュレーターを使いたいと思っても、種類が豊富でどれが自分の部屋に最適なのか迷ってしまいますよね。
この記事では観葉植物向けサーキュレーターのおすすめ9機種をご紹介します。観葉植物向けにサーキュレーターを使うときの注意点や選び方なども合わせて解説していますので、ぜひご覧ください。この記事を読めば、あなたにぴったりなサーキュレーターを見つけることができます。
観葉植物向けサーキュレーターの役割とは?メリットを解説
屋外と比べ屋内は風の流れが悪く、とくに暖房や冷房を使う季節は部屋を締め切るので空気が循環せず、湿気が溜まりやすくなります。観葉植物の土がじめじめしていると、根腐れやカビの発生、病害虫がついたりと植物にとってストレスのかかる環境になってしまいます。
サーキュレーターを使うことで風の通りが良くなり、観葉植物の土が乾きやすくなります。土がじめじめしなくなるので根腐れやカビの発生、病害虫の予防に効果的です。
また、観葉植物に風を届けることで自然環境に近くなり、ストレスなく健康に成長してくれます。
観葉植物の部屋でサーキュレーターを使うときの注意点
ここでは観葉植物の部屋でサーキュレーターを使うときの注意点を確認します。実際にサーキュレーターを使用するときに観葉植物に対してどう風を当てるのが良いか、冷暖房の効いてる部屋で使用するときはどんな点に注意するべきかを詳しく解説していきます。
間違った風の当て方をすると、観葉植物にストレスがかかり枯れてしまう原因です。
サーキュレーターを正しく使用して観葉植物が元気にストレスなく生長する環境を作り、観葉植物を楽しみましょう。
直接風が当たらないようにする
サーキュレーターの風は扇風機の風と比べて直線的で、より遠くまで届きます。その鋭い風が観葉植物に直接当たるとストレスになってしまい、成長にもよくありません。
葉っぱが絶えず揺れている場合は、風量や風を当てる位置を調整し葉っぱが揺れないようにします。植物の成長にとってストレスのない環境を作ることが大切です。
冷暖房の風が直接当たらないようにサーキュレーターでコントロールする
冷暖房の風が観葉植物に直接当たるのもストレスになるので避けたほうが良いです。例えば、エアコンの風をずっと当ててしまうと人間と同じように観葉植物も乾燥してしまいます。その場合は置く場所を変えたり、サーキュレーターで空気を循環させて一部分が極度に乾燥しないように注意すべきです。
観葉植物向けサーキュレーターの選び方
ここでは、観葉植物向けサーキュレーターを選ぶうえで大切なポイントをいくつかご紹介します。
- 部屋の端まで空気を届かせる風量(適用畳数)で選ぶ
- 一方行の風によるストレスを防ぐ首振り機能で選ぶ
- 夜間に使用するなら静音性で選ぶ
- 掃除の手間が省けるコードレスタイプで選ぶ
- お手入れのしやすさで選ぶ
上記のポイントを確認することで観葉植物の部屋にぴったりのサーキュレーターを選ぶことができます。
また、サーキュレーターは使用していると羽根やガードにホコリがたまるので、お手入れのしやすさも重要です。定期的な掃除をして、観葉植物に新鮮な風を届けましょう。
部屋の端まで空気を届かせる風量(適用畳数)で選ぶ
観葉植物の部屋の空気を循環させるためには、端まで風が行き届くように適用畳数以上のサーキュレーターを選ぶことをおすすめします。適用畳数とはどのくらいの広さの部屋の空気を循環させることが出来るかを表します。とくにサーキュレーターを観葉植物と距離が離れた場所に置く場合は、適用畳数をしっかり確認するべきです。
一方行の風によるストレスを防ぐ首振り機能で選ぶ
首振り機能対応のサーキュレーターを使えば簡単に広範囲に風を届けることができます。首振り機能に対応している機種でも上下左右、上下のみ、360度首振りなど首振りの種類があるので、部屋の広さや置き場所によってサーキュレーターを選ぶことが可能です。
首振り機能がない機種でも天井に向けて設置することで、部屋の壁をつたって全体に風を循環させることができます。
夜間に使用するなら静音性で選ぶ
サーキュレーターは夜間帯も連続稼働させることが一般的で、実際にボルネードのサーキュレーターは24時間365日の連続使用を前提に作られています。植物の成長にとっても常に多少の風があった方が自然界の環境に近づくので、長時間連続稼働がおすすめです。
作動音が気になる場合は、静音タイプのものも多く販売されています。各機種の騒音の値(DB)を参考にしてより小さな値のものを選ぶといいです。
さらにサーキュレーターにはDCモーターとACモーターがあります。騒音値がわからない場合はDCモーターの方が静穏性が高い傾向にあります。また、サーキュレーターを長時間使用したり、夜中寝ているときにつけっぱなしにするのに抵抗がある場合にはタイマー機能がついていると便利です。
掃除の手間が省けるコードレスタイプで選ぶ
サーキュレーターの中でもコードレスタイプを選べば持ち運びに便利なので、床のお掃除が楽になり頻繁に置く場所を移動する場合にもおすすめです。
サーキュレーターは直接床に置く機会が多いですが、コードタイプだと床がごちゃついて見えてしまいます。コードレスタイプに比べてコード部分にホコリが溜まりやすいので、床掃除をするときも何かと手間が増えます。
お手入れのしやすさで選ぶ
サーキュレーターを選ぶうえでお手入れのしやすさも大切なポイントです。
いま発売されているサーキュレーターはカバーとブレードを簡単に分解できるものが多いので、購入するときは分解して掃除ができるのか確認しましょう。
サーキュレーターは後ろ側から空気を吸い前側に吐き出すので、背面カバー、ブレード、前側のカバーにホコリが溜まりやすく定期的に掃除をする必要があります。お手入れをしないまま使用すると、ほこりが部屋全体に広がり、新鮮な風を循環できなくなります。
おすすめ観葉植物向けサーキュレーター9選
ここでは今までご紹介してきたサーキュレーターを選ぶポイントをもとに、おすすめの観葉植物向けサーキュレーターを9機種ご紹介します。それぞれ機種ごとに適応畳数や、首振り機能、タイマー機能の有無などの項目を表にまとめました。
サーキュレーターの種類が多くて迷われている方や、どの機種がご自分の使用環境に合うのかわからないという方はぜひ参考にしてください。
バルミューダ(BALMUDA) サーキュレーター グリーンファン サーキュGreen Fan Cirq EGF-3300-WK
おしゃれな家電で有名なバルミューダのサーキュレーターです。このモデルは30畳まで対応していることもあり、広く遠くまで風を届けることができます。
風量は4段階に調整できパワフルですが、反面一番弱い送風で騒音値が18㏈と非常に静かです。
タイマー機能や首振り機能はありませんが、90度上を向くので空気を循環させるときに便利です。また、前面ガードとファン(羽根)を取り外して分解掃除ができます。
リビングスペースなど比較的広い部屋に観葉植物を置いている方におすすめです。
適応畳数 | 30畳 |
首振り機能 | × |
温風機能 | × |
リモコン操作 | 〇 |
タイマー機能 | × |
コードレス | × |
駆動時間 | コードタイプ |
充電時間 | コードタイプ |
充電端子 | コードタイプ |
騒音性 | 最小18dB |
本体サイズ | 幅 340mm × 奥行 256mm × 高さ 360mm |
重量 | 2.3kg |
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 小型サーキュレーターPCF-C15T
コンパクトですがパワフルな送風が可能なサーキュレーターです。直線的な送風で室内の空気を素早く循環させることが出来るので、冷暖房の効率を上げ一年中使用できます。
本体とリモコンで操作でき、上下左右に首を振る首振り機能が付いています。
風量は3段階に調整可能でタイマー機能も付いています。また、前面のガードが外れるのでお手入れも簡単です。
ファン(羽根)が指に届きにくい設計のためお子様のいらっしゃる家庭におすすめです。
適応畳数 | 8畳 |
首振り機能 | 〇 |
温風機能 | × |
リモコン操作 | 〇 |
タイマー機能 | 〇 (1/2/4時間) |
コードレス | × |
駆動時間 | コードタイプ |
充電時間 | コードタイプ |
充電端子 | コードタイプ |
騒音性 | 最小35dB以下 |
本体サイズ | 220mm × 奥行 203mm × 高さ 303mm |
重量 | 2.1kg |
山善(YAMAZEN) 洗えるサーキュレーター YAR-AFVW18(W) リモコン付き
洗えるサーキュレーターという名前の通り前面のガード、ファン(羽根)、背面のガードを水で丸洗いできます。また、工具不要で簡単に組み立て、分解可能です。
首振り角度が左右60度、上下90度あるのでサーキュレーターを中心に広範囲に風を届けることができます。
風量は5段階に調節でき、リモコンでの操作が可能です。
定期的に掃除をして清潔に使用したい方や分解に工具不要なので、女性の方にもおすすめします。
適応畳数 | 18畳 |
首振り機能 | 〇 |
温風機能 | × |
リモコン操作 | 〇 |
タイマー機能 | 〇(1/2/3/4/5時間) |
コードレス | × |
駆動時間 | コードタイプ |
充電時間 | コードタイプ |
充電端子 | コードタイプ |
騒音性 | 最小35dB |
本体サイズ | 250mm × 奥行 215mm × 高さ 335mm |
重量 | 2.2kg |
スリーアップ(THREEUP) DCモーター搭載 CF-T1904DW
独自設計のファンシステムとDCモーターを搭載したことで大風量を実現したサーキュレーターです。微風からパワフルな風量まで12段階の調整ができます。
また、操作パネルはタッチセンサー式でリモコンも付属します。本体に室温が表示されるので、室内の温度を確認しながら風量のこまかな調節が可能です。前側のガード、ファン(羽根)が外れるのでお手入れもしやすく清潔に使用できます。
適応畳数 | 28畳 |
首振り機能 | 〇 |
温風機能 | × |
リモコン操作 | 〇 |
タイマー機能 | 〇(1~8時間) |
コードレス | × |
駆動時間 | コードタイプ |
充電時間 | コードタイプ |
充電端子 | コードタイプ |
騒音性 | 不明 |
本体サイズ | 幅 260mm × 奥行 270mm × 高さ 360mm |
重量 | 2.6kg |
おおたけ メカサーキュレーター UF183AT
ダイヤル式のシンプルな操作のサーキュレーターです。自動で360度首を振って空気を循環させてくれます。風量は弱、中、強の3段階に調整可能です。
360度首振り側にダイヤルを回すだけで自動で部屋の空気を循環してくれるので、細かな調整を自分でしなくてもの手間をかけずに使用できます。
前側ガード、ファン(羽根)を取り外して分解掃除できるのでお手入れも楽です。
適応畳数 | 不明 |
首振り機能 | 〇 |
温風機能 | × |
リモコン操作 | × |
タイマー機能 | × |
コードレス | × |
駆動時間 | コードタイプ |
充電時間 | コードタイプ |
充電端子 | コードタイプ |
騒音性 | 不明 |
本体サイズ | 幅 254mm × 奥行 252mm × 高さ 333mm |
重量 | 1.7kg |
ツインバード工業(TWINBIRD) サーキュレーター 3D KJ-D997B ブラック
特徴的な8の字首振りで部屋の空気を循環させるサーキュレーターです。シンプルなデザインで置き場所を選ばず、どんなお部屋にも馴染みます。
角度を3段階に調整でき、天井に向けて使用した場合は効率的に部屋全体の空気を循環させることができます。前側のガード、ファン(羽根)を取り外して掃除できお手入れも簡単です。
適応畳数 | 14畳 |
首振り機能 | 〇(横8の字首振り) |
温風機能 | × |
リモコン操作 | × |
タイマー機能 | × |
コードレス | × |
駆動時間 | コードタイプ |
充電時間 | コードタイプ |
充電端子 | コードタイプ |
騒音性 | 60dB以下 |
本体サイズ | 幅 220mm × 奥行 290mm × 高さ 330mm |
重量 | 2.7kg |
iimono117 ダイヤル式 パワフル送風
コンパクトな見た目ですが、適応畳数は24畳で直線的でパワフルな送風が可能なサーキュレーターです。360度好きな角度で固定でき、3段階に風量を調節できます。
本体下面に電源コードを収納することができるので、使わずそのまま部屋に置いていてもごちゃつきません。また、本体も軽いので、別の部屋への持ち運びも楽です。
適応畳数 | 24畳 |
首振り機能 | 〇 |
温風機能 | × |
リモコン操作 | 〇 |
タイマー機能 | × |
コードレス | × |
駆動時間 | コードタイプ |
充電時間 | コードタイプ |
充電端子 | コードタイプ |
騒音性 | 最小38dB |
本体サイズ | 幅 195mm × 奥行 195mm × 高さ 290mm 重量 |
重量 | 1.65kg |
ボルネード サーキュレーター 10畳 空気循環 観葉植物 衣類乾燥 クラシック ジュニア vintage white VFANJR-JP
コンパクトなサイズですが、適応畳数10畳で部屋の隅々まで送風が可能です。ボルネードでは空気を循環させるためには一方向に送風することが大切だと考えています。角度の調整は360度可能ですが、首振り機能は搭載していません。
風量調節も強と弱の2種類しかなく、メーカーのこだわりを感じられます。最初に強で運転して空気を循環させたら、あとは弱の運転で十分です。
クラシカルなデザインで金属の質感も重厚感があります。おしゃれなサーキュレーターを探している方におすすめです。
適応畳数 | 10畳 |
首振り機能 | ×(360度角度調整可能) |
温風機能 | × |
リモコン操作 | × |
タイマー機能 | × |
コードレス | × |
駆動時間 | コードタイプ |
充電時間 | コードタイプ |
充電端子 | コードタイプ |
騒音性 | 最小34dB |
本体サイズ | 幅 260mm × 奥行 160mm × 高さ 300mm |
重量 | 1.8kg |
Keynice KN-618
充電式でコードレスタイプのサーキュレーターです。クリップ式なので、部屋の中だけでなく、車の中やデスクの周りなど様々なところに挟んで使えます。非常にコンパクトで騒音も小さく大変便利なのですが、その分風量は控えめです。リビングスペースのような広い部屋よりも、ピンポイントで風を循環させたいときや観葉植物の近くに置く場合におすすめします。
適応畳数 | 不明 |
首振り機能 | 〇 |
温風機能 | × |
リモコン操作 | × |
タイマー機能 | × |
コードレス | 〇 |
駆動時間 | 最大28時間 |
充電時間 | 4~5時間 |
充電端子 | USBタイプC |
騒音性 | 最小20dB |
本体サイズ | 100mm × 奥行き 130mm × 高さ 240mm |
重量 | 464g |
まとめ
観葉植物向けサーキュレーターを選ぶときの重要なポイントとおすすめの9機種をご紹介させて頂きました。
サーキュレーターを使うことで風通しが良くなり、観葉植物の根腐れやカビの発生を防ぐことができます。また、風を観葉植物に届けることで、自然に近い環境になるため植物が元気に育ってくれます。観葉植物を長く楽しむためにもサーキュレーターの使用をおすすめします。
ぜひこの記事で取り上げたポイントを踏まえた上で、ご自分の環境にあった観葉植物向けのサーキュレーターをご購入する際の参考にしてください。