乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.280
2021.09.08
CAR

同時発表された2つの「レガシィアウトバック」が、タフでワイルドでいい感じ

都会派とかクーペルックとか、今ドキなSUVに最近やや食傷気味な方にうれしいニュース。

ずっと水平対向エンジン+4WDにこだわる職人気質なスバルから9月2日に発表された2台のSUVが、なかなかタフでワイルドなのだ。

■登場から一切ブレないクロスオーバーSUV

スバル レガシィアウトバック リミテッドEX
新型のレガシィアウトバック リミテッドEX。旧型と比べてボディサイズは全長が+50mmの4870mm、全幅が+35mmの1875mm、全高は+70mmの1675mm。最低地上高は+13mmの213mm。

もともとは北米で生まれた「レガシィアウトバック」。一貫して「乗用車の快適性+SUVの走破性+ステーションワゴンの積載性」を掲げてきたクロスオーバーモデルだ。

1995年の登場以来、搭載するのは水平対向エンジン。これに4WD(同社はオールホイールドライブ=AWDと呼ぶ)が組み合わされてきた。

スバル レガシィアウトバック エックスブレイクEX
同じく新たに発表されたレガシィアウトバック エックスブレイクEX。上記リミテッドEXとスペックは同じだが、フロントグリルやバンパーガード、アルミホイールがブラックアウトされている。

9月2日に先行予約が開始された新型レガシィアウトバックは、北米では既に販売され、日本では今年10月から販売が開始されるという。

北米では2.5Lか2.4Lターボエンジンを積むのに対し、日本仕様は1.8Lターボとなるようだが、水平対向4気筒エンジンであることは同じだ。

レガシィアウトバック エックスブレイクEX。4輪を制御する「X-MODE」はリミテッドEXが1モードなのに対し、こちらは悪路走行を想定したモードを含む2モードとなる。

グレードは「リミテッドEX」と「エックスブレイクEX」の2つ。

しかし、普通はグレードの違いって装備くらいなのに、この2グレード、キャラクターからして異なっている。

センターコンソールに各種操作を行う縦型の大型液晶パネルが備わり、メーターパネルも液晶パネルとなる。リミテッドEXには写真のナッパレザーシートがオプションで用意されている。

リミテッドEXは従来のアウトバックの延長上で、いわゆるフラッグシップらしい上質感が備わる。

そこに北米で昨年登場した新グレードの「ウィルダネス」の要素が随所に採り入れられ、ボンネットから隆起した筋肉質な曲線や、バンパーやドア下の素材の切り替えなど、タフさが増している印象だ。

フロントのフォグランプ形状も、位置こそウィルダネスとは違うが、同じ6連形状が採用されている。

上がリミテッドEX、下がエックスブレイクEX、要所のデザインの変化で、全体の印象はかなり異なる。

一方でエックスブレイクEXは、見た目も装備もよりアクティブな仕様になり、北米のウィルダネス色がさらに濃い。

バンパーやホイールはブラックアウトされ、ルーフレールも積載性の高いものが使われているようだ。また濡れたウェットスーツでも乗り込める撥水シートが標準で備わる。

いずれも先進安全運転支援機能「アイサイトX」は標準装備。衛生「みちびき」などからの情報を組みあわせることで従来より精緻に運転を支援してくれるもので、渋滞時にステアリングから手を離しての走行が可能。

長距離移動から遊び疲れた帰り道までしっかりドライバーをアシストしてくれる。

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■北米にはさらにタフなスバルが

スバル フォレスター ウィルダネス
北米専用車の「フォレスター ウィルダネス」。ルーフトップテントをラクラク載せられるルーフレールが備わる。

レガシィアウトバックが日本で発表された同じ日、北米では「フォレスター ウィルダネス」が発表された。こちらは、今年3月に登場した北米で初めて設定された「ウィルダネス」の第2弾だ。

2.5Lエンジンが搭載され最低地上高は9.2インチ(約233cm)まで高められている。積載性の高いルーフレールを備えるほか、標準モデルの2倍にあたる約1360kgの牽引力が与えられている。

見た目もスペックも“ゴツい”こちらは、現状北米のみでの販売。アメリカ大陸を走破するワイルドな1台は日本へもぜひ導入してほしい。

 

北米の大自然で鍛えられたスバルのSUV。シャープで都会派なのも格好いいけど、こういう“ゴツい”SUVも、やっぱりいいんだよな。

 

籠島康弘=文

# SUV# スバル# フォレスター# レガシィ
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