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2021.02.18

ランクル、ディスコ、エレメント。人気SUVの“人と違う”カスタム5好例

オーバーランドスタイルな車とアウトドアな大人が集ったイベント「“OVER LAND EXPERINCE” GRID POINT&MEETUP CAMP」。
ここにアウトドア好きで知られるスタイリストの平 健一さんが参加。集まった人たちの愛車を取材してもらった。第1回のバン第2回のピックアップに続いてお届けするのはSUVだ。
今や街はどこを向いてもSUVだらけ。だからこそ愛車を自分らしくカスタムして、人とは違う個性を楽しみたい。
そう、こんな具合に。
 

■ランドローバー ディスカバリー3


ランドローバーの中核モデルのひとつであるディスカバリー。2005年3月に日本導入されたディスカバリー3は、初めて独立懸架サスペンションを採用するなど、ディスカバリーの伝統から脱却したエポックメイキングなモデルだった。
また、スイッチひとつで5種類の路面状況から適切な走行モードを選べるテレインレスポンスなどの先進装備も導入され、従来の“ディスカバリー”と比べて使い勝手がグンと向上したモデルだ。

オーナーの奈良場太一さんが愛車にチョイスしたのは、2007年に販売された限定車「Supreme(スープリーム)」だ。このモデル専用の特別色だったシャンパンゴールドは、10年以上経って、いい感じで“枯れて”いる。
奈良場さんはそんなディスカバリー3 をさりげなくカスタム。ヘッドライトは殻割りしてオレンジレンズをクリアに変更するというツウなチョイスだ。
ルーフにはスーリーのスチールバスケットを載せ、リアにヒッチメンバーキャリアを備え、アウトドアテイストを演出している。

個性を出しつつもやりすぎない。そんなさりげないカスタマイズが、いい味が出ているシャンパンゴールドのディスカバリー3にとてもよく似合っているのだ。
 

■ホンダ エレメント


日本ではわずか2年間だけ販売された、アメリカ生まれのエレメント。
樹脂を多用したエクステリアなど、個性的なスタイルも特徴的だが、なかでもBピラーをなくした両側観音開きのドアはこの車最大の魅力。
普通のドアより開口部が広いから乗り降りがしやすく、リアシートも取り外せる。そのためキャンプ地などでは何かと重宝する一台だ。
カングーなどのフレンチMPVがブームになる中で、エレメントの存在が再評価され、実は今静かなブームになっている。

ムラタヒロさんのエレメントはルーフにチェイスライトバーやルーフラックを備え、足元はワンオフのスプーンホイール+4potキャリパーにマッドテレーンを履かせた武骨なスタイル。

15年前に新車で買ってからこのスタイルを貫いているという。ノーマルのエレメントはちょいファニーな顔立ちなだけに、北米の雪深い森林地帯のレンジャー隊車両のようなこのスタイルは、会場でも唯一無二の個性を放っていた。


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