乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.205
2021.02.08
CAR

サイズもスペックも丁度いい! 日本で活躍必至の可愛い海外コンパクトEV3選

「Mobilityレボリューション」とは……

昨年はアウディのe-Tronやプジョーのe-208など、数々の電気自動車が海外から日本に導入されたが、海外ではまだ日本未発売の気になるコンパクトEVがずらりと揃っている。

街乗りコンシャスなコンパクトサイズのため大容量バッテリーは搭載できないが、そもそもほとんどの人が1日100kmも走らないから、実はバッテリー容量も日用ジャストサイズ。そのうえ可愛い!

日本に導入されたら熱烈歓迎したい3台を見ていこう。

 

チンクエの中身だけ大幅アップデート!

フィアット 500

日本でも多くの人に愛されているフィアットの500(チンクエチェント)。

日本の街を走っているモデルの発売開始は2008年だから、もうデビューから10年以上も経つが、実は本国イタリアでは昨年の春に新型にモデルチェンジし、しかも電気自動車として生まれ変わっているのだ。

そんな「電気チンクエチェント」の満充電による航続可能距離は320km(WLTCモード)。家のコンセントを使って約6時間でバッテリーを満タンにすることができる。

150km/hでリミッターが働くなど、街乗りを重視したシステムで、ボディバリエーションは従来同様クローズドとカブリオレの2タイプが用意されている。

“電気”だけが、この車の魅力ではない。自動運転レベル2の機能が備わっているのだ。

つまり衝突被害軽減ブレーキはもちろん、ステアリングやアクセルペダルも車が操作してくれるってこと。

といっても、これくらいなら今時の車では当たり前なのだが、衝突被害軽減ブレーキが備わっていない日本販売中のモデルと比べたら飛躍的な進化と言えるだろう。

ほかにもカーナビも通信によって自動更新され、スマートフォンのアプリをディスプレイで操作したり、家の中からカーナビの目的地を設定できるなど、最新技術も充実している。

これだけ中身が最先端化しているにも関わらず、見た目はちゃんとチンクエチェント。

500ファンはもちろん、都会で暮らす街乗り派も、日本への早期導入を切に願う一台だ。

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約50年越しの念願を成就

スマート

日本では2019年にガソリン車最後の特別仕様車が登場。その際「次期スマートは電気自動車専門のブランドとなる予定です」とアナウンスされていた。

実はこれに先んじて本国ドイツでは2018年から、電気自動車のスマート(EQスマート)の販売がすでに始まっていたのだ。

満充電での走行可能距離は159km(NEDCモード)。ドイツの家庭用230Vのコンセントを使って約6時間で充電できるとしている。

100Vが一般的(200Vにすることも可能)な日本の家庭ならどれくらいで充電できるのかは不明だが、バッテリー容量が17.6kwhと、ホンダeの35.5kwh(100Vで9.6時間)よりもグッと少ないから、それよりも充電時間は短くて済みそうだ。

もともとスマートは、1970年代に次世代のシティコミューターとして開発が始まった車だ。当時は排気ガスによる公害が問題になっていたこともあり、当初から電気自動車にするアイデアがあったという。

つまり今回の電動化はブランドとしての“念願成就”でもあるのだ。

ボディタイプはガソリン車時代同様、ふたり乗りのフォーツー、フォーツーカブリオと、四人乗りのフォーフォーがある。

実は2019年の東京モーターショーでお披露目されていたくらいだし、当初は2020年秋にはと言われていたほどだから、近々日本へやってくるのは間違いなさそうだ。

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フランスの最新ワンマイルモビリティ!

シトロエン アミ

こちらは、先日オーシャンズでもコンセプトモデルを紹介した、シトロエンのエコな次世代モビリティとして脚光を浴びるアミのプロダクトモデル。

電気自動車には、現段階では航続距離の短さや充電に時間がかかるというデメリットがあるのも事実。

そこで上記のスマート以上に、シティコミューターとしての役割に振り切ったのが、昨年からフランスで販売を開始した2人乗り電気自動車アミだ。

フランスでは14歳から免許の有無に関係なく運転することができるというのがまず驚き。

全長はわずか2410mm、幅も1390mmというコンパクトなボディに、容量5.5kWhのバッテリーを搭載。1回の満充電で最大70km走ることができる。

長距離移動の旅行に出かけるは難しいかもしれないが、街中をスイスイ走り回るには十分な航続距離&サイズだ。

一方でバッテリー容量が小さいから、フランスの家庭用220Vコンセントなら約3時間で充電が完了する。

自宅で簡単に取り付けられるカスタマイズアイテムも豊富なので、自分好みのアミに仕上げることも可能。

フランスでの価格は7300ユーロ(約93万円)と手頃なのも魅力だ。フランスではリースやカーシェアリングサービスも用意されている。

電動バイクの2人乗りバージョン、くらいのサイズと手軽さを考えると道の狭い日本でも十分便利に使えるはず。

先日シトロエンの広報に確認した際は「日本の法規に適合させることが不可能なので、日本に導入ができません」との回答だったが、なんとか細かな仕様変更などで、日本導入をしてくれませんか!? お願いします!

「Mobilityレボリューション」とは……
コロナ禍による新生活様式。「2030年までに新規発売の車をすべて電動に」という政府発表。2021年は移動手段に革命が起こる年かもしれない。ひとりで、複数人で、街乗りで、遊びで。さまざまなジャンルや場所で登場している“新たな選択肢”を紹介しよう。
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籠島康弘=文

# シトロエン# スマート# フィアット# モビリティ# 電気自動車
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