ボルボといえば、思い浮かぶのはその高い安全性だ。しかし、現在のボルボの特徴をひと言で言えば、まず挙がる言葉は“先進性”かもしれない。
2017年7月、ボルボは「2019年以降に発売されるすべてのボルボ車に電気モーターを搭載する」と宣言。この戦略は、国連の持続可能な成長に関する枠組みである「グローバル・コンパクト」から認定されているサステイナブルな取り組み。
日本に2016年1月に登場した2代目「XC90」には、電動化を前提としたプラットフォーム“SPA”が採用され、ガソリン車とともに、PHEV(プラグインハイブリッド)モデル「T8ツインエンジン」が導入された。
また同じプラットフォームを使う「XC60」も2017年10月に登場。やはりPHEVもラインナップされている。
さらに同様のコンパクトモデル向けプラットフォーム“CMA”を用いた「XC40」のPHEVモデル「リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション」が、2021年内に日本に導入される予定だ。
これでボルボのすべてのSUVにPHEVがラインナップすることになる。PHEVのSUVを3モデルも用意できているのは、今のところボルボだけなのだ。
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