乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.148
2020.09.08
CAR

キャピングカーベースの欧州王。フィアット「デュカト」はデカくて使えてキャンパー必見

「VAN for LIFE」とは……

日本でもっともメジャーなバンといえばトヨタ「ハイエース」だが、欧州でキング・オブ・バンと言われるのが、フィアット「デュカト」だ。

その特徴は圧倒的な大きさ。

フィアットブランドのインポーターであるFCAジャパンが「将来的に日本市場への投入も見据えて」と、2017年のジャパンキャンピングカーショーに参考出品したことがあるが、そのときのモデルは全長5998×全幅2050×全高2524mm。さらに本国には全長が6300mm以上、全高が2500mm以上あるタイプも用意されている。

荷物を運ぶことに特化した「デュカト」はヨーロッパで“グッズトランスポーター”と呼ばれている。

サイドの窓がないルートバンスタイルでも、ボディカラーも白、黒、グレーといった商用車然としたものだけでなく、ブルーグレー、紺、赤、ゴールドなどバリエーションが豊富なので、遊び道具とのコーディネイトを楽しむのにも打ってつけだ。

またこれだけ背が高いと当然室内高も十分あり、男性でも車内で背中を丸めずに立つことができる。ちなみに筆者は188cmという規格外サイズだが、それでも「デュカト」内で普通に立つことができた。

これなら荷室にポールやラックなどをラクラク組めるので、荷室の活用は無限に広がるはずだ。

また、「デュカト」にはクルーキャブと呼ばれる、大勢で移動するためのマイクロバス仕様もラインナップされている。

大家族はもちろん、複数ファミリーが1台で出かけるときも便利に使える。

マイクロバス仕様の2列目以降は最大4人掛け。1ファミリーが横一列に座ることもできる。1列目と2列目を残し、それより後ろを遊び用に改装するという使い方もできそうだ。

残念ながら「デュカト」はまだ日本に正規輸入されていない。しかし日本へ持ち込まれる輸入車カスタムキャンピングカーのには「デュカト」をベースにしているものが多くあり、そのシェアは7割を超えるとも言われている。また日本のキャンピングカービルダーが手掛けるものもある。

“新しい日常”という言葉が一般的になり、リモートワークのスタイルとしてワーケーションも推奨される昨今、車内にちょっとしたワーキングスペースすら設けられる「デュカト」のキャンピングカーはオススメだ。

キャブコンバージョンタイプにカスタムされた「デュカト」。

デュカトはバン以外にヘッド(運転席部分)とシャシーだけの販売、ヘッドのみ(2輪状態)の販売も行っているため、バンコンバージョンタイプだけでなくキャブコンバージョンタイプも多くのビルダーが製造している。

広さがある分、いろいろな装備を装着しやすいため、バンコン、キャブコンともにラグジュアリー仕様のキャンピングカーが多い。

なかにはベッドやリビング、ギャレーなどがラグジュアリーホテル並みの設備を誇るものもある。究極のバンライフを楽しみたい人はぜひともチェックしてほしい1台だ。

 

「VAN for LIFE」とは……
バンは商用だけに非ず。「VAN LIFE」という言葉そのままに、家族や友達と、荷物を好きなだけ詰め込んで好きなときに好きな場所へ。そんな流れる雲のような気ままな「車上生活」を実現してくれるバンは、まさに“for LIFE”に使いたい車なのだ。上に戻る

高橋 満=文

# ヴァン# キャンピングカー# デュカト# フィアット
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