2019.11.13
CAR

こんな電気自動車を待っていた! 個性豊かな各社の注目株

探せ! 未来のマイカー候補@東京モーターショー
先日、東京・台場で開催された東京モーターショー2019。「あれは車業界の人が見るものでしょ?」と思っていたら大間違い。次のマイカー選びの羅針盤としても有効である。近い将来の車トレンドと注目車を、現場でキャッチした。

今後、間違いなく電気自動車の普及は進むが、まだまだ選択肢が少なく選びようがないのが現状。ようやく今年に入ってメルセデス・ベンツがEQCを、ジャガーがi-PACEを発売し、ほかにも各社が続々と電気自動車のリリースを計画中だ。

そのなかで目立つのが小型の電気自動車。ガソリン車よりも航続距離が短いといういちばんのウィークポイントに対して、まずは「街乗り用のシティコミューターとして」というのが一般解のようだ。東京モーターショーで見つけた、コンパクトな電気自動車の注目株を見ていこう。

 

「ホンダも準備オーケー!」
ホンダ ホンダe

2019年3月のドイツ・フランクフルトモーターショーに突如現れた、ホンダ初の電気自動車が、東京モーターショーでも披露された。同時に展示された次期フィットよりもコンパクトなボディで、航続距離は200kmというから、あくまでも街乗り用の電気自動車というポジションのようだ。とはいえサイドミラーは物理的な鏡ではなくカメラミラーを備え、「オーケーホンダ!」と話しかけるだけでさまざまな操作ができるなど、小さくても最先端機能がたくさん盛り込まれそう。2020年内に販売予定だ。

 

「電気でも、人馬一体」
マツダ MX-30

新しいSUVながら、ひと目でマツダだとわかるデザインDNAを引き継いだルックス。マツダのRX-8ファンにはたまらない観音開きのサイドドアを備え、ピュアな電気自動車としてヨーロッパでは2020年には販売される予定だ。時期は未定だが日本への導入も決定済み。サイズはCX-30とほぼ同じ、つまりマツダ3クラスのコンパクトSUVだ。航続可能距離は未公開だが、バッテリー容量等から約200kmと予想される。重量増=航続距離減を嫌い、2WDとなる模様。電気自動車でもマツダらしい人馬一体の走りができるというから楽しみだ。

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「CASE時代のチョイ乗りカー」
スマート EQフォーツー

2代目スマートにはかつて電気自動車があった。次の3代目はガソリン車が販売を終了し、今後は写真の電気自動車のみとなる。シティコミューターに徹し最高速度は130km/h、航続距離は約150km。乗る前にスマホからエアコンを起動できたり、事前に「あと何km乗れるか」わかったり、遠隔操作でドアの施錠/解錠が可能など、来たるCASE時代を見据えた各種サービスも備えている。ヨーロッパでは既に2017年から発売されていて、日本でも2020年からの販売を予定。

 

「新しいのに懐かしい?」
マイクロスクーター マイクロリノー

往年の名車、BMWのイセッタのように車のフロントがハンドルごとガバッと開くこの電気自動車は、スイスのマイクロモビリティ社で設計され、イタリアで生産される2人乗りのシティコミューター。同社は電動キックボードのメーカーとしても知られている。最高速度は90km/h、航続距離は搭載するバッテリーにより125kmか150kmが選べる。ヨーロッパでは2020年に1万2000ユーロ(約145万円)で販売予定。日本では2021年の販売開始を目指している。懐かしさと新しさの両方を感じさせてくれて、こんなにかわいければ、日本でもヒットしそう!?

 

国内の大手自動車メーカーから、海外のキックボードメーカーまで、電気時代の小型車は群雄割拠の様相を呈している。今すぐ乗ってみたい個性豊かな上の4台を見ても、今後、どの電気自動車にするかを悩める喜びが待っていることは、間違いなさそうだ。

 

籠島康弘=文

# 東京モーターショー# 電気自動車
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