NEWS Vol.452
2019.10.12
CAR

初物づくしのPHEVフェラーリは、スーパーカーを超えた存在だ

「このフェラーリは、少数のものではない。みんなのものだ」。

ブランド初となるプラグインハイブリットモデル「SF90 Stradale」。フェラーリ極東・中東エリア統括CEOディーター・クネヒテル(Dieter Knechtel)氏。

こう話したのは、フェラーリ極東・中東エリア統括CEOディーター・クネヒテル(Dieter Knechtel)氏。

ブランド初となるプラグインハイブリッドモデル「SF90 Stradale」のローンチを発表したプレミアでのひとこまである。

背後のモニターにあるように、これまでの“スーパーカーを超えた”存在となるエポックメイキングな一台。そのモデル名に付いたSFとは、フェラーリが擁するレーシングチーム“Scuderia
Ferrari(スクーデリア・フェラーリ)”のイニシャルで、それだけでも「SF90 Stradale」が特別な存在だと理解できる。

そもそも、あの“跳ね馬”がプラグインハイブリッドというだけでも興味が湧くが、実体を見て、初めの興味は驚きに変わり、心を一気に掴まれた。

フェラーリのブランド初となるプラグインハイブリットモデル「SF90 Stradale」

フェラーリを象徴するロッソボディに大胆に入ったメタリックグレーのライン、どこかアメリカンな雰囲気も漂わせるテールのデザイン。

フェラーリ初となるプラグインハイブリットモデル「SF90 Stradale」

いい意味で予想を裏切られるルックスは、ブランドにとっての新たな時代の幕開けを思わせる。それは、中身においても同じくだ。

搭載するのはV8ターボエンジン。フェラーリ8気筒史上最高となる出力780CV、残る220CVを3基のエレクトリックモーターから供給するもので、最高速度は340km/h、0〜100km/hまでは2.5秒という驚異的なスペックを誇る。

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フェラーリ初となるプラグインハイブリッドモデル「SF90 Stradale」

また、ハイブリッドのパワートレインが生む強力なパワーをフル活用するために、ブランドのスポーツカーとしては初めての4WD仕様となっている。

そしてコックピットに目をやれば、ステアリングに配されたタッチパッドとボタンによって、ドライバーはあらゆる操作を、ステアリングから手を離すことなく、指先ひとつで行える。そのモニターとして、フェラーリが初めてデジタルスクリーンを採用している点も見逃せない。

フェラーリ初となるプラグインハイブリットモデル「SF90 Stradale」

スクーデリア・フェラーリは今年誕生90年という節目。それを飾るに相応しい「SF90 Stradale」には、ブランドが持つ技術のすべてが注がれており、なんと45もの特許技術を取り込んでいるという。

かくして、フェラーリがサーキットで培ったノウハウは、見事にロードカーへと転換された。

ディーター・クネヒテル氏は最後に、「歴代モデルを超える最も革新的なフェラーリ」だと言った。

あらゆる側面から見て、確かに初物づくしな「SF90 Stradale」は5340万円。この一台が、冒頭の“みんなもの”になるかは置いといて、デビューの歴史的瞬間に立ち会えること自体が、幸せなことだと思うのだ。

# SF90 Stradale# フェラーリ
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