2019.06.29
CAR

孤高のドライバーズカー「ベントレー」にライバルが不在なワケ

「べントレー」と聞いて、「あっ、俺には関係ない」と思ったそこの同輩、ちょっとお待ちを。確かにベントレーはおいそれと買える価格ではない。しかし、それだけの価値はある。

重厚なドアを開けば、そこは別世界。オーダーメイドのインテリアにファーストクラスの乗り心地。スーパースポーツと肩を並べるトップスピードは、かつてル・マン24時間で手に入れた「世界最速」の名に恥じぬ性能だ。

それに例えば、ゴルフ界の帝王ジャック・ニクラウスとラウンドをしたいと思っても、草野球チームのライトをイチローに守ってほしいなんて言ってもそれはかなわぬ夢。けれども車だったらーーもしも、資産運用で大儲けしたら、順調に出世街道を上り詰めたら……。そんな夢を膨らませながら今回の話を読んでもらえるとありがたい。


ようこそ、 「ベントレー」 魅惑の世界へ

2019年7月10日、ベントレーは創立100周年を迎える。

2019年7月10日、ベントレーは創立100周年を迎える。そのため、今年生産されるベントレーはすべてが特別仕様で、ボンネットの「B」のエンブレムは創立年の1919と、100周年の2019という数字にはさまれる。

BENTLEY CONTINENTAL GT ベントレー コンチネンタルGT

BENTLEY CONTINENTAL GT ベントレー コンチネンタルGT
2581万2000円

3代目にフルモデルチェンジされた、ベントレーの顔ともいえるモデル。シャシーの刷新が行われ、これまで以上の乗り心地&スポーティなハンドリング性能を手に入れた。丸みを帯びた先代のスタイルから「ロングノーズ&ショートデッキ」を強調。

心臓部は635PS/900Nmに達する2つのターボ付きW12エンジンをフロントに収め、変速機にはブランド初のデュアルクラッチを組み合わせた。レイアウトは2+2座。内装が豪華なのは言うまでもない。


BENTLEY BENTAYGA V8 ベントレー ベンテイガ V8

BENTLEY BENTAYGA V8 ベントレー ベンテイガ V8
全長5150×全幅1995×全高1755mm 2004万4800円

ベントレーが次なる一手として、2016年にリリースしたブランド初となるSUV。威風堂々としたスタイリングや豪華な室内空間など、そこかしこでブランドのアイデンティティを追求。

エンジンは、公道では持て余すほどのパワーを発揮するW12(608PS/6000rpm)とV8(550PS/6000rpm)を用意。砂漠なども駆け抜けることができる高い四駆性能も素晴らしい。後席は独立式4シートまたは3座の5シート、さらに3列目が加わる7シート仕様が選べる。

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超弩級SUVベンテイガで見る
贅を尽くしたキャビンはまさにファーストクラス

コックピットに乗り込んだ瞬間に感じる各パーツの質感の高さ。そして、長時間運転しても疲れにくいシート。車種ごとに多少の違いはあれど、ラグジュアリー感はブランドを通して一貫している。ベンテイガからその世界観を拝見。

ベントレー
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センターコンソールから左右に伸びるラインは、ベントレーのエンブレムの羽根をイメージ。左右対称のデザインが美しい。
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Apple CarPlayに対応したインフォテインメントシステムは、8インチタッチスクリーンを装備。
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パドルシフトとコントロールボタンが備わるステアリング。
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4人乗り仕様の後席。左右独立式でゆったりとしたスペースを確保。マッサージ機能も備わる。
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美しい光沢を放つ金属パーツも職人が丁寧に磨き上げている。
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シートと同じレザーをドアの内張りにも使用するこだわり。均一の細かいステッチにクラフツマンシップを感じる。
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スイスの高級時計メーカー、ブライトリングがベンテイガのために造った時計「トゥールビヨン」。機械式でトゥールビヨン機構を持ち、価格は約2400万円(オプション)と車両価格以上の金額だ!本来ならゼンマイの巻き上げが必要になるが、車両のバッテリーを使って自動的に巻き上げられるシステムを採用している。文字盤にはダイヤモンドが8つちりばめられている。
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こちらもベンテイガの発売に合わせて設定されたオプション。左からボトルクーラーのセット、カトラリーとグラスのセット、収納ボックス。
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最新ベントレーファミリー

先に紹介したコンチネンタルGTとベンテイガのほかにラインナップされる、ベントレーファミリーを紹介しよう。どの車種もブランドの神髄である、ドライバーズカーとしての運転する楽しさはしっかりと備えている。

ベントレーのなかでも別次元のフラッグシップ

ベントレーのなかでも別次元のフラッグシップ BENTLEY MULSANNE ベントレー ミュルザンヌ
3537万円

BENTLEY MULSANNE ベントレー ミュルザンヌ
ブランドの旗艦サルーン。その体躯は全長5575×全幅1925mmという堂々たるもの。伝統の6.7L V8OHVツインターボは最高出力512PS、1750rpmの低回転から1020Nmという強大なトルクを発生。車重約2.7tの重量ながら0→100km/h加速は5.3秒!開発から生産まですべてを英国本社で行う生粋のベントレー。


走る気持ち良さ倍増!コンチネンタルGTのオープン仕様

走る気持ち良さ倍増!コンチネンタルGTのオープン仕様 BENTLEY CONTINENTAL GT CONVERTIBLE ベントレー コンチネンタルGT コンバーチブル
2831万7600円

BENTLEY CONTINENTAL GT CONVERTIBLE
ベントレー コンチネンタルGT コンバーチブル
新型コンチネンタルGTに優雅な電動ソフトトップを備えたオープン仕様。ルーフは50km/h以下であれば走行中でも19秒で開閉可能。ひとたびオープンにすれば、お馴染み6L W12ツインターボによる咆哮とバイブスが青天井に五感を刺激する。幌にはツイード柄をはじめ、洒脱な全7種類の設定があることも見逃せない。


デカイくせに軽快なフットワークのセダン

デカイくせに軽快なフットワークのセダン BENTLEY FLYING SPUR ベントレー フライングスパー
2435万円

BENTLEY FLYING SPUR ベントレー フライングスパー
1950年代の名車「フライングスパー」の車名を冠した、最高級GTサルーン。コンチネンタルGTの4ドア版である。全長5315mmの体躯に、625PS/800Nmの6L W12ツインターボを搭載。公開間近と噂されている新型には、ブランド初のプラグインハイブリッドが設定されるという噂も。電動化の流れを汲む要注目モデルだ。


西崎博哉(MOUSTACHE)=写真 サトータケシ、iconic=文

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