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2018.09.23

プジョーの偉業に魅せられた男の、プジョーとともに歩む人生

仕事に遊びに、人生を謳歌している人のそばには相棒となるクルマがある。そんな「いい人生とクルマ」の良好関係をプジョーユーザーから探る。
●プジョーユーザー

島山洋平さん(41歳)
「アイランデイ」代表取締役
さまざまなクリエイターとともに、ムービー、スチールの撮影、展示会、イベントなどをプロデュースするアイランデイを2015年に設立。趣味は友人を自宅に招き、料理を振る舞うこと。
●今回のプジョー

PEUGEOT 308 SW GT BlueHDi (プジョー 308 SW GT ブルーHDi)
2代目308のスポーツワゴンモデル。ホイールベースを110mm延長し、広大なラゲッジスペースを実現。テールゲートの開口部もより広く、使い勝手がさらに向上している。今回の登場車は、400Nm/2000rpmという低回転域でビッグトルクを発生する2.0Lクリーンディーゼルエンジンに、そのパフォーマンスを最大限引き出す新開発の8速ATを組み合わせ、さらに18インチのホイール(通常は16インチ)を履く仕様。359万円〜。
1987〜’90年までの4年間、プジョーはパリ・ダカールラリーで優勝し続ける偉業を成し遂げた。大砂漠を駆け抜けるため、他社の多くがSUVなどを採用するなか、プジョーが初優勝した際にエントリーさせたのは、205というコンパクトカーだった。
小さなクルマが大きなクルマを負かす雄姿を幼い頃、テレビで目の当たりにしたという島山洋平さんは、その記憶が忘れられずファーストカーからずっと、コンパクトなプジョーに乗り続けている。
「初めて買ったのは、中古の205です。とにかく速くて格好いいものという頭に焼きついたイメージが購入の動機でしたね。それでいざ乗ってみると、ドアにしっかりとした重みがあって高い剛性が感じられたり、シートの質感が良かったりと、たくさんの良い発見がありました。
それと、僕は冬になるとスノーボードをしに雪山に行くんですが、悪路でも不安なく走らせられる安定感があったんです。アウトドアならSUVが相場かもしれない。けれども、僕にとっては205こそがアクティブなクルマの象徴なんです」。
島山さんが初めて購入したクルマ「プジョー 205」。1980〜’90年代に人気を博したプジョーの名車。コンパクトなボディながら、十分なパワーでキビキビとした走りが魅力。スノーボードをしに、何度もこのクルマで雪山へ出かけたという。
島山さんの現在の愛車は、205の系譜に当たる現行の208。会社を興し、仕事が軌道に乗ったおかげで新車で購入することができたという自慢の一台だ。しかし、お子さんが成長するにつれ、段々と少し先のことを考えるようになったそう。
「208は子供が生まれて3カ月くらいのときに買ったんです。今はまだ幼いので十分なのですが、成長すればやがて窮屈になってくるかもしれない。そう考えると、もっと室内が広い308 SWを次の買い替えの選択肢に入れるべきかな、と。308 SWの空間は208と比べものにならないくらい広い。けれども、アクセルを踏んだぶんだけしっかり加速する感覚、小径のステアリングによる操縦のしやすさなどのフィーリングは208に引けを取らないのがいい」。

島山さんの仕事におけるモットーは、若い頃から苦楽をともにしてきた友人でもあるクリエイターたちと一緒に成長しながら、皆で人生を豊かに過ごしていくことだと話す。初めは憧れを優先し中古車を選ぶしかなかったが、成長して新車を買えるようになり、子供が生まれ次を考えるフェーズにまできた。
島山さんの人生は、いつもそばにあるプジョーに色濃く反映されているのだ。
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