
夏は終わったが、海は年中無休だ。
だからこそ、季節を問わず、好きなときにパッと海へ出かけるための“足”選びは重要。そう考えた世界の海好きたちが、ケーススタディとしてのコンセプトカーを披露した。
しかもコンパクトカーばかり。中には市販化を実現した車も。早速紹介しよう。
リップカール×シトロエンによるサーファー向けの可愛い相棒
シトロエン・アミ・バギー リップカール・ビジョン。
オーストラリアのサーフブランド「リップカール」とシトロエンが手を組み、昨年に発表したコンセプトカーが「アミ・バギー リップカール・ビジョン」。
両社はこれまでも「移動しながら人生を謳歌する(アート・オブ・リビング・オン・ザ・ムーヴ)」という共通の考え方のもと、数台のコラボカーを発表してきたが、今回は「サーファーの精神を真に体現する一台」として構想したという。
リップカールを象徴するモチーフをプリントしたクッションシートと、同柄で仕立てられたポータブルシャワー。
リサイクルされたウエットスーツを用いたフロアマットで車内の足元の耐水性を上げ、ポータブルシャワーと着替え用マット、濡れたギアを収納できる防水バッグ、さらにルーフやボディサイドにボードを収めるマウント等々を用意。
思いついたらパッとサーフィンを楽しみに出かけられる、そんな最高の相棒に仕上げられた。
「ドア」の代わりにメタルチューブバーを採用。そこにロゴ入り専用防水バッグが装着されている。
このコンセプトカーの披露は仏オセゴール近郊で開催されたサーフィン大会「Rip Curl GromSearch(リップカール・グロムサーチ)」。それで終了かと思いきや、この精神を受け継いだ限定車「アミ・リップカール」が今年販売されのだ。
コンセプトカーと比べて装備はだいぶ省略されているが、代わりにまるで街をサーフする、そんな“リップカール感”のあるグラフィックが強調された一台だ。
市販車「アミ リップカール」。左(イエロー)の「サンライズ」と右(パープル)の「サンセット」の2バージョンがある。
限定1600台(800台×2バージョン)の9290ユーロ(約168万円)で販売中。
ビルブレカン×フィアットによる地中海のリヴィエラ散策車
フィアット・トポリーノ ビルブレカン・コレクターズ・エディション。
シトロエン アミの兄弟車であるフィアット トポリーノにも、海をテーマにしたコンセプトカーがある。フランスのラグジュアリー・スイムブランド「Vilebrequin(ビルブレカン)」とのコラボにより誕生した「トポリーノ・ビルブレカン・コレクターズ・エディション」だ。
地中海のリヴィエラが育むライフスタイルを体現すべく、イタリアの職人が手作業で丹念に仕上げたという。
リアキャリアに載せられているのはコンセプトカーのためのビルブレカン製バッグ。
白とマリンブルーのツートンカラーのボディには、ドアの代わりに船舶用ロープが張られた。ルーフは丸めて畳める日除け帽子のようにソフトトップが備わり、リアには旅行カバンを収めるためのキャリアを装備。さらにビーチで付いた足の砂を洗えるくらいは出来そうな、内蔵シャワーまで搭載された。
トポリーノにはインパネに革ベルト付き半円状のフタ付き収納「ドルチェヴィータボックス」が備わるが、そのフタにビルブレカンのテキスタイルが貼られている。
さらにビルブレカンの象徴であるカメが描かれたキーホルダーをはじめ、あちこちにちりばめられていた。フロアマットの柄も船の甲板を模している。
こちらも200台限定で市販化が実現。現在1万3490ユーロ(約243万円)で販売されている。
市販バージョンのビルブレカン・コレクターズ・エディション。
ロープは通常のドアとなり、内蔵シャワーは外されたが、ツートンカラーとソフトトップ、フロアマットの柄、ビルブレカンのカメはコンセプトカーそのままだ(キーホルダーに至っては、形そのものがカメになった)。地中海のリヴィエラを流すには最高の一台だ。
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