デウス・エクス・マキナ×ミニのサーフカルチャーマシン
ミニ ジョンクーパーワークス×デウス・エクス・マキナ「ザ・スケッグ」。
ミニも、昨年に世界中のサーファーの心をくすぐるコンセプトカーを発表した。オーストラリア発のライフスタイルブランド「Deus Ex Machina(デウス・エクス・マキナ)」とのコラボカーを2台披露したが、そのうちの一台が「ザ・スケッグ」だ。
日本でも、2026年2月28日〜3月1日に2日間限定で隅田公園の前にあるデウス・エクス・マキナ浅草店で展示されたので、実車を見た人がいるかもしれない。
サーフボードから着想された「フレックス・チップ・サーフ・スポイラー」。サーフボードが波の形状に合わせて動くのと同様に、気流に反応して機能する。
アパレルの販売だけでなく、サーフボードも販売し、シドニーやロサンゼルスをはじめ世界の一部店舗に、職人が手作業でサーフボードを仕上げるガラス張りのシェーピングルームを併設する同ブランド(旧原宿店にも併設されていた)。
それゆえ、ミニの最強パフォーマンスモデルであるジョンクーパーワークス(電気自動車)とのコラボカーには、ルーフやフロント、リア、さらにインテリアにも、サーフボードに用いる半透明グラスファイバー製パーツが備えられた。しかもルーフにはサーフボードを固定するテンションストラップまで装備された。
リアには濡れたウェットスーツを置けるグラスファイバー製トレイが備わる。
ウェットスーツに用いられるネオプレン素材がシート地に用いられるなど、至るところにサーフィンとの繋がりが見て取れる一台だ。
同車に用いられたグラスファイバーには多少のコーティングが施されたが、あえて磨きすぎず、「本物であること(オーセンティシティ)」を重視したという。ありのままの、手作り感のあるアプローチ。サーフカルチャーや哲学にミニマリズムを採り入れた魅惑のコラボカーは、残念ながら販売の予定は今のところないようだ。
ルノーは往年のビーチカーを“ビーチ・アドベンチャー”として再現
ルノー 4(キャトル) JP4×4 コンセプト。
最後に紹介するビーチカーは、2026年5月に全仏オープン(ローランギャロス)で初公開されたルノーの「4(キャトル) JP4×4 コンセプト」。
ベースは2025年3月からフランスで発売されている4 E-Techエレクトリックで、車名にある「JP4」は、かつての4をベースに作られたビーチカーの名だ。
そもそもベース車自体が4の現代風解釈で生まれた車。そこにJP4のエッセンスが加えられて、1970年代のルノー車によく見られたヘッドレスト一体型のバケットシートを備え、1970年代から80年代にかけて4に設定されていた色調を“現代風解釈”してボディに塗装、とオマージュ満載のコンセプトカーだ。
リアやドアのウインドウを大胆に削ぎ落とした、ビーチカーらしい開放的なデザイン。
けれど、ただ昔を懐かしんでいるだけじゃない。ルーフにサーボードを固定でき、ピックアップトラックのあおり(テールゲート)のように下向きに開くリアゲートにすることで、積載性を向上。悪路走破性が考慮されて最低地上高は標準モデルより15mm高められ、後輪用にもモーターを備えて4WDとし、ダッシュボードの助手席側には悪路走行時にも安心なグラブハンドルが装備された。
かつてのビーチカーのオマージュではなく、ルノーの言うとおり「ビーチ・アドベンチャー」だ。
下に開くリアゲートが備わるラゲージ部分には、スケートボードを固定できる。
サーフボードは写真のようにルーフに固定できる。
「ピックアップトラックとビーチバギーを融合させた」というのがルノーの弁。こいつで「journée à la plage(ビーチでの一日)」を楽しんでほしいという。はい、とても楽しみたいので、ぜひ市販化のご検討のほどを。