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2026.10.10

ファッション

「働く男のデニム」はなぜカッコいいのか?ワークウェアのルーツを体現する3つのストーリー


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19世紀に一攫千金を夢見た男たちのハードワークに耐えうる頑丈なオーバーオールとして産声を上げたデニム。

今ではファッションの定番として親しまれるが、ひたむきな姿勢で働く人にこそ、デニム本来のカッコ良さは現れると思う。
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ここでは、公私ともにデニムを相棒とする姿を、それぞれが込める想いとともに紹介する。

「揃いのユニフォームで、仲間たちと働く喜び」

左から高野一生さん

左から高野一生さん 小山翔平さん 登尾和久さん


TIMBER CREW スタッフ × オリジナルのペインターパンツ

塗装や加工を得意とするTIMBER CREWは、変わった社風が特徴の木質建材メーカー。人気セレクトショップや話題の商業施設などの空間制作に携わり、製作工程で発生する端材を活用したプロダクトラインやキャンプ場の運営など、事業は多岐にわたる。

しかし注目すべきは、そこで働くスタッフたちの装いだ。服装や髪型は自由であり、揃いのプリントTシャツとデニムが正装となっている。

「通年のユニフォームとして支給されるデニムは、カイハラデニムの生地を使用したオリジナル。ほかにもマウンテンリサーチの小林節正さんに監修いただいたカーゴショーツもあります。社員になった際にはオリジナルのリングとバングルも支給されます」と、広報担当の佐野さんが語るように、仕事着には特別なこだわりがある。

外資系企業のように自由な環境で、気の合う仲間と互いを高め合うことをモットーとしている同社。デニムというユニフォームを通じて、働く素晴らしさを共有できるグッドカンパニーなのだ。

3万1900円/グランク(にしのや

3万1900円/グランク(にしのや 03-6434-0983)


「グランク」のデニムで、TIMBER CREW スタッフのようなムードを

1950年代のワークウェアから着想を得たディテールをブランド独自の解釈によってモディファイした一本。極太のストレートシルエットでワイルドなムードは保ちつつ、絶妙な丈感や特殊な染色によるインディゴカラーによって野暮ったくならない仕上がりに。

TIMBER CREWのスタッフのように、カッターやペンなどを差し込むスケールポケットも配され、作業着としての実用的なディテールも見逃せない。

「スキー板をメンテナンスするようにデニムを愛でる」



「FISCHER TUNING BASE」スタッフ 篠原由馬さん ×「デンハム」のデニム

学生時代にアルペンスキーの全国大会で優勝するなど、本格的なスキーヤーとして活動。現在は、都内でも数少ないスキー板のチューンナップを行う工房を併設したショールーム、FISCHER TUNING BASEのサービススタッフとして働き、デニム愛好家としても知られる。

そんな篠原さんの作業着は、味のあるデンハムのデニム。程良いテーパードフォルムにアジのある風合いが特徴だ。「実はこのデニムはリジッドを購入したのですが、何年もはいていくうちに色が落ち、作業時にほつれたりもしてボロボロになってしまいました。それをリペアに出したりしながら今も愛用しているんです」。

日々スキー板をメンテナンスするように、思い入れのあるデニムを丁寧にケアしながら愛用していく篠原さん。彼の着こなしは、スキー仲間でもあるデンハムのトップ・根岸洋明さんから譲り受けたというエプロンとも相まって、まさに働く人のデニムスタイルに相応しい装いだ。

9万1300円/デンハム(デンハム・ジャパン

9万1300円/デンハム(デンハム・ジャパン 03-3496-1086)


「デンハム」のデニムで、篠原さんのようなムードを

篠原さんのようにセルフでメンテナンスやリペアができなくとも、長年育ててきたようなストーリーが感じられるデニムパンツを手にすることは可能だ。例えば、デンハムが誇る人気品番でもあるオールドタイマーシリーズのダメージデニムは、まさに完成度の高いヴィンテージの風合いが漂う一本。リアリティのある立体的なヒゲや繊細なシェービングが見所で、味わい深い仕上がりだ。
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