
お笑いコンビ・ピース又吉直樹さんが率いるアパレルブランド「水流舎(つるしゃ)」。2024年のパジャマに続く2作目としてリリースされたのは大人の「ジャージ」だ。
元サッカー少年が小学生時代から袖を通し続けてきた馴染みのある一着に、いかにして自分の理想を込めたのか。そのディテールと思いを紐解く。
【写真10点】「ピース又吉が大人のベロアジャージをリリース!」の詳細を写真でチェックジャージはファッションの原点
ーー今回なぜジャージを作ったのでしょうか? きっかけを教えてください。又吉 サッカーをやっていたので、もともとジャージがすごく好きで。中学にあがるまでは毎日着てるくらいでした。大人になってからもずっと着続けてきたんで、一度、自分の理想形を作ってみたいなと。
ジャージは競技用のウェアなので動きやすさが大事なんですけど、それだけじゃなくて、どこのブランドが好きか、どんなデザインがいいかっていう好みは小学生でも各々ありました。
値段にも幅があって、子ども用といえど3500円くらいから2万円を超えるものもあります。年代によってトレンドが変われば、形もぜんぜん違いますよね。小学生ながらにして、素材や形、色や光沢などをジャージを通して学んでいたんだと思います。
ジャージはネイビーとボルドーの2色展開。サイズはM、Lを用意。セットアップで4万4000円。
ーー又吉さんにとってジャージはファッションの入り口であり、原点なんですね。又吉 そうですね。色の組み合わせの好みなんかは、ジャージ時代に培ったと思います。中高になると普通のジャージでは満足できなくて、70年〜80年代のアディダスの古着を見つけて練習着にしていました。「ATP」っていうテニスのジャージも上下を色違いで着ていましたね。
いまでこそ、スポーツブランド以外も普通にジャージを作るほどファッションとして位置づけられるようになりましたけど、当時は僕のように上下ともジャージを着る同学年はいなかったと思います。ボブ・マーリーが着ていたり、ヒップホップ界隈で着られるようになったりして、僕のなかでジャージは音楽やファッションの文化と地続きにある感覚でした。
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