ラグビー界の変革期だったプロ選手時代
選手時代の児玉さん。写真=本人提供
大学卒業と同時にパナソニックへ加入し、プロラグビー選手となったのは2014年。児玉さんが現役を張っていた時代は、日本のラグビー界にとって大きな変革期でもあった。
「2015年のW杯で、日本代表が優勝候補の南アフリカを破りました。当時プロ1年目だった僕のチームメイトも5人ほど出場していたんです。テレビ越しに観戦しながら『歴史的な偉業が起きている』と大興奮しました。それまでの24年間、W杯での勝利はありませんでしたから。あの試合は『ブライトンの奇跡』『日本ラグビーの夜明け』と称されますが、本当に誇らしく、うれしい出来事でした」。
写真=本人提供
その後、児玉さんはオーストラリアへ渡り、海外でのプレーも経験する。
「移籍ではなく、日本のチームに所属しながらオフシーズンに向こうでプレーする『ダブルシーズン』という形でした。体力的なきつさ以上に、なかなか試合に出られないもどかしさやメンタル面の辛さがありましたね。
チーム内で日本人は僕一人だったので、最初は輪に入りづらかったのですが、周囲はカフェや飲み会に誘ってくれるなど温かく接してくれました。ただ、黙っていると『大丈夫か?』と心配されるので、意識して元気に振る舞うようにしていましたね。英語は練習の合間に独学で身につけました。日常会話レベルですが、人力車のお客さんの多くが海外の方なので、当時の経験がそのまま活きています」。
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