連載:俺のクルマと、アイツのクルマ男にとって車は名刺代わり。だから、いい車に乗っている人に男は憧れる。じゃあ“いい車”のいいって何だ? その実態を探るため「俺よりセンスいいよ、アイツ」という車好きを数珠つなぎに紹介してもらう企画。
古着やミシンにサーフィンなど、幅広い趣味を持つロッチのコカドケンタロウさん。この日も、沖縄で購入したヴィンテージ生地で自作したシャツとショーツを着用して現場に現れた。
運転するのは8年前に購入した愛車、1990年製の「ボルボ 240」。コカドさんの人柄と車の雰囲気が自然に調和し、心地よい一体感が漂っていた。
【写真32点】「ロッチ・コカドのボルボ240”古着と同じ。汚れも傷も味になる“」の詳細を写真でチェック■89人目■
コカドケンタロウ(48歳)
1978年生まれ、大阪府出身。2005年結成のお笑いコンビ・ロッチのツッコミ、ネタ作り担当。相方の中岡創一さんとともに、バラエティ番組やラジオなどで活躍。趣味はミシン、古着収集、サウナ、サーフィン、キャンプなど。YouTube:コカドミシンクラブ
ボルボ 240


ボルボの安全思想を象徴する、1970〜90年代の名車。質実剛健なボクシーフォルムと圧倒的な堅牢性から、現在もネオクラシックカーの代表格として高い人気を誇る。シンプルな構造ゆえの耐久性と優れた積載性も兼ね備え、レトロで気取らない佇まいがファッションやライフスタイルにこだわる層を魅了し続ける1台だ。
一目惚れしたセダンタイプのボルボ 240

「40歳の記念に自分に何か贈りたくて、当時乗っていたマツダのCX-3を売却して買ったのがこの240です。CX-3を100万円くらいで売却して、その範囲でカスタムまでしたから実質0円。走行距離は10万km弱で、状態も良かったんですよ」。
最初からボルボ 240を買うことだけは決めていたが、当初はシリーズの代名詞とも言える5ドアワゴンを探していたという。

「もともと欲しかったのはワゴンタイプだったんです。でもディーラーを訪れた時、店頭にセダンタイプの240が横一列にバーっと並んでいて、『うわ! めっちゃかっこいいな!』と。一気に心変わりしてセダンで即決しました」。
アパレルショップでの勤務経験もあり、大の古着好きとしても知られるコカドさん。40代前半でミシンを始め、いまでは既製品のリメイクにとどまらず、生地からシャツを仕立てるまでに腕を上げた。車を選ぶ基準にも、古着で培われた独自の哲学が一貫している。
コカドさん作のオリジナルTシャツ。「HAPPY SEWING MACHINE CLUB」「湖夏戸縫紡機倶楽部」「幸縫」の文字。
「古ければ何でも好きというわけじゃないし、ヴィンテージ過ぎても僕にはしっくりこないんです。ジーンズでいうとリーバイスのXX(ダブルエックス)よりビッグEが好きだし、オールスターはチャックテイラーよりも80年代のUSAが好き。ひとつ、肩の力が抜けたものが好みです。
この240も1990年製でめちゃめちゃ古いわけじゃなくて、いわゆる『ネオクラシック』の部類。それがちょうどいいんですよね」。
総額100万円で済むようにナルディのハンドルと、ボルボの頭文字である「V」が入ったホイールのみをカスタム。

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