洗車はしない。汚れも傷も愛着が増す
240のバックドアガラスやダッシュボードには、色とりどりのステッカーが無造作に貼られている。誰ともかぶらない唯一無二の表情。同時にそれは、コカドさんと車の距離感をよく表してもいた。


「ステッカーチューンするのは好きですね。売ることを考えてないからかもしれませんが、傷や汚れも僕には愛着になるんですよ。服を作ったり、リメイクする感覚に近いかもしれません」。
そう言いながら指をさしたのは、ボンネット中央の塗装がくすんだような痕跡だ。
遠目からはわからないが、ボンネットには一部、塗装がくすんだような痕跡が。
サイドシルパーツは日差しや海の潮で色褪せて、黒から白に変色しつつある。
「『内村さまぁ〜ず』のロケでドライブした時に、さまぁ〜ずさんが『消えるから大丈夫、大丈夫』ってマジックペンでここにサインをしたんですよ(笑)。それで、正しい方法で消さなかったから変な残り方しちゃって……。でも、まぁこれも味ですよね。なんといっても、内村さんとさまぁ〜ずさんとのいい思い出ですし」。

コカドさんの車は外も車内も、日常の相棒として乗り倒されている様子がよくわかる。

日本の街を走る車は新車のようにきれいだ。それは、来日する外国人が驚く光景の一つだというが、コカドさんの車はどちらかというと外国で目にするそれに近いのかもしれない。
「車体に傷が付いたり、ぶつけて凹んだりしてテンションが下がる人もいますけど、僕にとってはどれも味になるので楽ですね。洗車も最後にいつしたのか、覚えてないくらい。このボルボは色の変化が分かりにくいですけど、もともとは赤いボルボが色褪せて白っぽく変色しているのを見るとやっぱりいいなと思います。あれが憧れです」。
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