OCEANS

SHARE

高級時計としての方向性は、2014年に明確になった

1996年に登場した「MRG-100」。初のフルメタル構造モデルにMR-Gの名を冠した一本である。

1996年に登場した「MRG-100」。初のフルメタル構造モデルにMR-Gの名を冠した一本である。


では、MR-Gが高級時計としての方向性を明確にしたのは、どのタイミングだったのか。
井崎氏が挙げたのは、2014年の「MRG-1000」以降のモデルだった。
advertisement

「この頃から、素材や機能だけでなく、日本の伝統工芸や美意識を積極的に取り入れるようになりました。それまでは高性能な金属製Gショックという側面が強かったのですが、この時期から『MR-Gは何を追求しているのか』を意識するようになったと思います」。

ここが、MR-Gを理解するうえで重要な転換点だ。

高性能な金属製Gショックから、日本のものづくりや美意識まで表現する時計へ。単にスペックを高めるのではなく、MR-Gとして何を示すのかを追求したことで、現在の最高峰ラインとしての性格が形づくられていった。
advertisement

井崎氏によれば、ユーザーや市場の反応も変化しているという。近年は高機能であることに加え、職人技や素材へのこだわり、日本らしいストーリーに共感する人が増えているとのこと。

こうした反応を受け、MR-Gは性能だけでなく、クラフトマンシップや文化的な価値の表現にも力を入れるようになった。
4/5

次の記事を読み込んでいます。