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2026.06.18

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被害者なのに“詐欺師”扱いされた理由。村田らむがフィリピンで遭ったスリ手口とカオスな警察事情


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「日常に潜む社会の闇」とは......

海外旅行で注意したいのが、スリや盗難、詐欺といった犯罪被害。長年、国内外のアンダーグラウンドを取材している村田らむさんでもこれらの被害に遭うことがあるという。

今回はらむさんが実際にフィリピンで遭遇したトラブルとそこで得た教訓についてご紹介しよう。
案内人はこの方!
村田らむ●1972年生まれ。ライター、イラストレーター、漫画家。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教組織、富士の樹海など、アンダーグラウンドな場所への潜入取材を得意としている。キャリアは20年超え、著書も多数。自身のYouTubeチャンネル「リアル現場主義!!」でも潜入取材や社会のリアルを紹介している。

村田らむ●1972年生まれ。ライター、イラストレーター、漫画家。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教組織、富士の樹海など、アンダーグラウンドな場所への潜入取材を得意としている。キャリアは20年超え、著書も多数。自身のYouTubeチャンネル「リアル現場主義!!」でも潜入取材や社会のリアルを紹介している。

気付けば財布とポケットWi-Fiが消えていた

2019年にフィリピンのマニラを訪れたときの出来事。旅の同行者は仕事上の知人男性で、観光をメインとしたゆるい旅だった。
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マニラに到着したのは深夜1時過ぎ。予約したマニラの街中のホテルへ向かうと、日本人とわかってか「シャチョー! シャチョー!」と声をかけられる。まるで昭和時代の声掛けだ。「麗子」みたいな日本名がついた日本人向けの売春施設が並んでいた。治安はなかなか悪そうで、足早にホテルへと向かった。

翌朝、外に出ると昨日の治安の悪い雰囲気は消えていた。僕はボディバッグだけ斜め掛けにして、ショッピングモールへ向かい、食事をした。大きくキレイなモール内で鶏料理を食べたあとに、一旦ホテルに帰ることにした。



スマートフォンケース、ターバン、アクセサリーなどを売る露店が並んでいる通りを歩いていると、突然真後ろから、「ガシャン!」と大きな音がした。

振り向くと、僕のモバイルバッテリーが落ちていた。ハッとしてボディバッグを見るとファスナーが全開になっていたのだ。カバンの中からは財布とレンタルポケットWi-Fiがなくなっていた。

頭がグワンとして、目の前が真っ暗になる。スリだとは思ったが、僕も同行者もまったく気付かなかったのだ。ひょっとしてファスナーを開けっ放しにしたのは僕のミスで、財布はショッピングモールに忘れてきたんじゃないだろうか? と思い、慌てて引き返したがもちろん見つかるはずもなかった。



財布の中身は日本円7万円と3000ペソ(1万円程度) 銀行のカード、クレジットカード、運転免許証が入っていた。普段はこんなに日本円やカードの類を入れてこないのだが、日程がタイトで慌ててカバンに放り込んできたのだ。

ただ、パスポートとiPhone、iPadがなくならなかったのはせめてもの慰めであった。そうはいっても 現金はポケットに入っていた2000ペソしかない。同行者がいたので頼ることができたが、1人旅だったらと思うとゾッとする。ただ、たとえ不幸中の幸いがあったとはいえ、まったく自分が幸運だとは思えない。
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