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アナウンサーから番組制作へ。「先がわからない人生」の豊かさ


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転機が訪れたのは、プライベートにも変化があった時期だった。

「2022年に子供が生まれ、3週間の育休をとっていた頃、PIVOTのオフィスを訪ねたんです。当時はまだ設立直後のスタートアップで、40代のビジネスパーソンたちがリスクを背負って新しいメディアを立ち上げようとしていたんです。その姿が、すごく魅力的に映りました。そこで話が盛り上がり、直感的に『ここだ』と感じたんです」。



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当時「news23」のキャスターという安定したポジションを捨て、未知の世界へ飛び込むことに不安はなかったのだろうか。

「もっと成長したい、番組制作や組織の内部を経験したいという思いが強かったんです。何より、創業期の『ゼロから自由にできる環境』に身を置くことが大事だと思いました。1年遅れていたら、この経験はできなかったはずです。

そのまま会社員を続けていれば、それなりのポジションと年収が約束されていたかもしれません。でも、それでは見える景色が変わらない。先のわからない方がいろんな世界が見られるし、その方が人生は豊かだと僕は思っています。不安よりもワクワクの方が大きかったですね」。
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