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アメリカでの起業。「準備が整うのを待つ必要はない」


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アメリカを訪れた際、国山さんはさらなるステップを決意する。

「シリコンバレーやニューヨークを訪れ、チャレンジすることにポジティブな現地の空気に強い刺激を受けました。そして、現地の重要な情報が日本に十分に届いていないとも感じたんです。具体的に何をするかまでは決めていませんでしたが、もっとグローバルな視点での情報発信が必要だと感じました」。

帰国後すぐにアメリカでの起業を決意したが、その道のりは平坦ではなかった。
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「ビザの取得がとにかく大変でした。スポンサー企業や推薦状の手配、弁護士費用など、想像以上のハードルがありました。マネタイズの方法も明確ではありませんでしたが、価値観が変わったんです。

以前の自分なら、MBAのためにTOEFLのスコア取って完璧に準備を整えてから、と思っていたはずです。でも今は、『今やるべきだ』と思ったらまず飛び込み、走りながら考える。衝動に近いかもしれませんが、そうした直感を信じて判断するようになりました」。



2025年8月、準備期間を経てアメリカで自身の会社を設立。現在はグローバル向けコンテンツ「UNKNOWN」を、YouTube中心に展開している。

「『UNKNOWN』では日本や世界の情報を発信していますが、まだ試行錯誤の真っ最中です。今後はYouTubeにとどまらず、メルマガやオンラインサロン、対面でのコミュニティ作りも計画しています。現在はPIVOTにも出演者として継続して関わっているため、月の3分の1ほどをサンフランシスコで過ごす二拠点生活を送っています」。

アナウンサーからプロデューサー、さらには経営者へ。華々しい転身に見えるが、現実は決して甘いものではない。

「映像制作はコストもかさみますし、最初は5人ほど雇ったもののチームのバランスがうまく取れなかったりと、実はしっかり失敗も経験しています。去年は人生で一番大変な時期だったかもしれません。色々と策は練っていますが、明確な勝ち筋が見えているわけではない。結局のところ、やってみないとわからないですから」。



今後の展望については「未知数」と笑うが、その興味は多方面に広がっている。

「一年後は全然違うことをしているかもしれません。アメリカのラーメン業界の勢いもすごいので、もしかしたらラーメン店をやっているかも(笑)。メディアを通じて伝えるという軸は変わりませんが、人脈やアイデアが広がる中で、面白いと思ったことに柔軟に挑戦していきたいです」。

最後に、自身のキャリアに悩む人々へアドバイスをもらった。

「今の環境にモヤモヤしているなら、転職エージェントに登録してみるとか、小さな一歩を踏み出してみてください。みんなが恐れているリスクは、実際にはそれほど大きなものではありません。まずはチャレンジすることそのものを楽しんでほしいですね」。

豊田和志=写真 池田裕美=取材・文

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