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すべての写真を見るファッションスナップは日本独自の文化だと思っていたら、めちゃくちゃスタイリッシュな被写体とスナップ写真でたちまち、世界の服好きから注目を集めたファッションブログがある。
「The Sartorialist」、スタートは2005年。掲載されたスナップは写真集にもなり日本でも話題になったが、その主宰が、スコット・シューマンさんである。今や各国のファッションウィークの常連となった彼に今年1月、ミラノコレクションの会場で会ったときに、ふと尋ねてみた。
「最近撮ったスナップでベストなデニムスタイルを教えてもらえませんか?」。
世界中のハイファッションな人を撮り続けるスコットさんが今、レンズを向けたいジーニストとはどんな人なのだろう。日本に帰ってすぐに、改めてスコットさんにメールを送ったら、9人のスナップ写真にスタイリングコメントを付けて返信をくれた。
それを見て、読んで、深く納得。デニムは人であり、哲学なのだ。「The Sartorialist」のOCEANS番外編、お楽しみを!
The BEST of JEANIST
LOCATION : MILAN / APRIL 2024
「ジョナサン・アンダーソンはファッション界のリーダーだ。彼自身の着こなしを見る限り、淡く色褪せたジーンズが、近い将来、トレンドの主役になるだろうね」。
ディオールのクリエイティブ ディレクターを務めるジョナサン・アンダーソンが披露したのはブルーのワントーンコーデ。スウェットを合わせたラフなスタイルだがシンプルで洗練。
LOCATION : FLORENCE / JUNE 2025
「ドメニコ・ジャンフラーテは根っからのロッカー。そのスタイルを象徴するうえで、ブラックのスキニージーンズ以上のものはない」。
スコット・シューマンに何度も撮られ続けた、ファッションアイコンのひとり。そしてイタリアの世界的メンズ見本市「ピッティ・ウオモ」でも数多くスナップされる常連として知られている。
ブラックのスキニーデニムを引き立たせるシャツのこなし方もお見事!
LOCATION : MILAN / JANUARY 2026
「このルックは、1967年の“サマー・オブ・ラブ”を現代風にアップデートし、ひねりを加えたような印象だ。スキニージーンズをブーツインしているのも効いている」。
アウターは、2列に並ぶボタンが特徴のナポレオンジャケット。渋みのあるオリーブカラーが、デニムの鮮やかな色落ちしたブルーを引き立てている。ベルトでのウエストマークも秀逸。
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