「The BLUEKEEPERS project」とは……▶︎
すべての写真を見るジェンダーレスなスキンケアブランドとしてグローバルに愛用される雪肌精が、2009年から沖縄のサンゴを守る形で海洋を保全する「SAVE the BLUE」プロジェクトを続けている。
なぜ、スキンケアブランドが海とサンゴを守るのか?そこには自然からの恵みを豊富に使用する、雪肌精ならではの思いがあった。
自然由来の成分を使うから恩返しをしていきたい
「SAVE the BLUE」に参加できる対象商品の一部。右から、海の恵みを素材とするコスメシリーズ、プレディアBLUEのヘッド クレンズ クレイ。より環境に配慮した原料を使う雪肌精の新シリーズ、雪肌精 BLUEのディープ ハイドレイティング エッセンス リキッド ⅠⅠ。1985年に誕生した雪肌精の薬用雪肌精 ブライドニング エッセンス ローション【医薬部外品】。
海水温の上昇を一因に、生命力の低下を示す白化現象が広く見られる沖縄のサンゴは、なかには死滅したものもあり、総じて減少傾向にある。海の森と呼ばれるサンゴがなくなると困る海の生き物は多い。彼らにとっての産卵場所であり、隠れ家であり、餌場であるためで、白化や死滅は棲み家を失うことにつながる。
またサンゴは植物のように二酸化炭素を吸収して酸素をつくり出す。ミネラルも海中へ放出し、これが浄化作用を促し、海をきれいにする役目を担う。
ほかにも働きはあるが、これだけでもサンゴの存在意義がわかる。いなくなれば、その海は生命力を失い、「死の海」に近づいてしまうのだ。
都内の直営店「メゾンコーセー銀座」にはコーセーのさまざまなブランドの商品が集結。雪肌精 BLUEのコーナーの什器や柱には、沖縄の海から採取された風化造礁サンゴを主原料とする左官材を使い、天然の無機顔料で着色。天然素材へのこだわりを見せる。
この危機的な状況に触れたスキンケアブランドの雪肌精は、2009年にサンゴを保全する「SAVE the BLUE」プロジェクトを立ち上げた。同プロジェクトは、サンゴ再生事業の第一人者で、サンゴの養殖を手掛ける事業会社「海の種」を営む金城浩二氏との出会いをきっかけにスタート。
「メゾンコーセー銀座」では雪肌精 BLUEに配合される和漢植物の数々が間伐材や端材を圧縮したボードの上にディスプレイ。
例年7月から8月末までのキャンペーン期間中に対象商品が購入されると、その容器の底面積分のサンゴが植えられる仕組みになっている。過去17年間に及ぶこれまでの活動で、およそ1万2736㎡に相当する面積にサンゴが移植された。これは25m公認プールの約34面分の大きさだ。
[左]コーセー クリーンブランド事業室 山内鞠那さん●福井県出身。雪肌精、プレディアの宣伝企画としてコミュニケーション施策を担当。CMや広告の制作・展開を担う。「SAVE the BLUE」には参画して約6年。学生時代はテニスに夢中になるなどアクティブな一面を持つ。[右]コーセークリーンブランド事業室 藤本宗一郎さん●大阪府出身。販売促進に携わるマーケティングプランナー。金城氏のサンゴに対する熱い話に胸を打たれ、より良いプロジェクトにしたいと燃えている。学生時代は野球部に所属。日焼けを気にせず白球を追う日々を送った。
「透明感に溢れる素肌へ導くことを目指す雪肌精は、植物由来の成分を豊富に配合したブランドです。性別や年齢、国境を越えて愛用されている背景には、美白と肌あれ防止を同時にかなえる効果があり、これは和漢植物の王様と称される甘草から抽出した有効成分の配合によるもの。
こうして自然の恵みをいただいているからこそ、恩返しをしていきたい。そのような思いが強くあり、では何ができるだろうかと検討している最中に、当時の担当者が金城さんに出会い、プロジェクトは始まりました」。
雪肌精がサンゴを守る理由について話してくれた藤本宗一郎さんはクリーンブランド事業室に所属する。同室は3年前につくられ、雪肌精に加え、海洋深層水や海ミネラルなど海由来成分を配合するコスメブランドのプレディアを育て、クリーンビューティ市場での存在感向上をミッションとする。
このクリーンビューティとは、肌に優しく、環境に配慮し、トレーサビリティをはじめ透明性を持つなど、価値観や姿勢までもがクリーンな化粧品のことだ。そして「SAVE the BLUE」は、上記2ブランドがクリーンビューティである姿勢を持つ証しといえる。
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