
何事にも全力で向き合う姿勢から「マックス」の愛称で親しまれている、俳優の満島真之介さん。写真、料理、運動と、趣味と呼べるものがいくつもある。だが彼は、趣味という言葉にとらわれず、ただアグレッシブに毎日を生きてきただけだと話す。
「僕はあまり“趣味”という感覚がないんですよね。仕事もプライベートも、すべてが地続きなんです」。
【写真14点】「俳優・満島真之介が大切にする“じゃーはねーきや”の精神。原体験は19歳、自転車での日本一周旅」の詳細を写真でチェック
満島真之介(みつしま・しんのすけ)⚫︎1989年生まれ、沖縄県出身。2010年、俳優デビュー。映画『風俗行ったら人生変わったwww』主演で注目を集め、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』、大河ドラマ『いだてん』『青天を衝け』など話題作に出演。兼近大樹との旅番組『メシドラ』でも人気を集めるなど、映像・舞台・バラエティと幅広く活動し、独自の存在感を放っている。
原点は、放浪の7カ月

満島さんは高校卒業後に沖縄から上京。当時は学童保育の補助や映画現場の演出助手として働きながらも、都市の外縁を歩くように悶々とした毎日を過ごしていた。
そんな日々を変えたのは、自転車での日本一周旅。20歳になる2週間前に出発し、7カ月間かけて自分の足で自転車を漕ぎ続けた。道中で自然の豊かさ、人の優しさ、それぞれの地域に根付く文化の美しさを目にした。
「自分が想像していた以上にすべての景色が色鮮やかで美しく、自然と共存してきた国なんだと実感しました。旅の記憶は人生の宝です」。

放浪を経て、「何かしら行動をすることが自分を次の段階へと導いていく」という考えにいたった。それこそがアクティブさの所以だという。
「運動する、料理を作る、写真を撮る。すべて『好きだからやる』というより、自然にしていることなんですよね。動くとお腹が空き、身体の力になるものを食べたくなるから料理をする。そんな感覚です。
僕は毎朝5時台に起きて、6時頃には公園にいる。運動したり、ときには裸足で芝生を歩いたり。空気が澄んでいる朝は、毎日自分と向き合って心も体も整えられる大切な時間です。
身体から発されるメッセージを受け取ることで、体調が崩れそうなときもわかるんです。生活そのものが体調に直結していますからね」。

「OCEANS読者の多くも、海に入ったり体を動かしたり、好きな服を着て出かけたり、自分をリセットする時間を持っている人たちだと思います。無理に趣味を作るより、既に生活のなかにあるものを大切にすること。それが生きていくうえで一番大切ですよね」。
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