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2026.03.08

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「日本の豆腐」が欧米で空前のブーム中!一体なぜ?イタリア人マッシが理由を解説


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「イタリア人マッシのブオーノ・ニッポン!」とは……

寿司はもちろん、ラーメンにうどん、世界中で人気の日本食だが、和食の名脇役ともいうべき“豆腐”も年々存在感を増しているという。

日本の食文化に精通するイタリア人マッシさんが、“TOFU”のポテンシャルとおすすめの食べ方を解説!
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【写真8点】「マッシも注目する日本のTOFU」の詳細を写真でチェック
案内人はこの方!
マッシミリアーノ・スガイ●1983年生まれ、日本食が大好きなイタリア人フードライター。 KADOKAWAよりフードエッセイ『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』を出版。日伊文化の違いと面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で発信中。

マッシミリアーノ・スガイ●1983年生まれ、日本食が大好きなイタリア人フードライター。 KADOKAWAよりフードエッセイ『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』を出版。日伊文化の違いと面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で発信中。

イタリアのチーズ売りを彷彿させる、かつての豆腐屋さん

僕が日本にやってきた2007年。当時の僕にとって、日本はまだ未知の可能性に満ちた異国だった。右も左もわからなかった僕に、日本人の友人たちが教えてくれた「古き良き日本の風景」がある。それは、夕暮れどきに響く軽快なラッパの音とともに、豆腐屋さんが自転車や軽トラックで町を巡る光景だ。



「昔はね、あの音が聞こえるとボウルを持って外に走ったんだよ」と、彼らは懐かしそうに目を細めて語ってくれた。水槽からすくい上げられたばかりの豆腐。大豆の香りが鼻を抜け、手に伝わる水の冷たさまでがご馳走だったという。その話を聞きながら、僕はイタリアの広場にやってくるチーズ売りの姿を重ね合わせ、日本という国に流れる温かなコミュニティに、えもいわれぬ憧れを抱いたものだ。

でも、実際に日本での暮らしが長くなっても、その「音」を耳にする機会は、僕の周りではほとんどなかった。かつて数万軒を数えた街の豆腐屋さんは姿を消し、豆腐はスーパーの棚に並ぶ「効率的なパッケージ食品」へと変わっていった。



だけど、ここで悲観してはいけない。イタリア人である僕の目から見ると、これは伝統の衰退ではない。豆腐は今、その殻を脱ぎ捨て、世界を驚かせるほどの「劇的な進化」を遂げている。最近の日本の豆腐売り場を見て、僕は確信した。かつての「冷奴か、味噌汁か」という二択の時代は、もう完全に過去のものなのだ。
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