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20年来の相棒。スペイン製501が物語る「経年変化」の美学


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新井さんが20代の頃に手に入れ、今も「休日着の主役」として愛用しているのが、90年代のスペイン製リーバイス501だ。

「この一本には思い入れがあります。イタリアでルームシェアをしてた際、自分で壁を塗ったのですが、その時に付いたペンキがそのまま残っているんです。意図的に加工されたものではなく、自分の人生の跡が刻まれている。それが古着の良さだと思います」。


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ユーロ製501は、アメリカ製に比べてシルエットがわずかに細身で、独特の染料が使われているという。

「一説には、アメリカ本国で使用禁止になった古い染料が、当時のヨーロッパ工場へ送られて使われていたそうです。そのため、古いユーロ製は、ヴィンテージのアメリカ製に近い奥深い色落ちを見せてくれる。それでいて、現代のジャケットスタイルにも合うスマートさがあるんです」。


ジャケット=グラフペーパー ジーンズ=リーバイス ニットポロ=ボーディー シューズ=クラークス


この日、新井さんはグラフペーパーのジャケットに、カシミアのニットポロを合わせたコーディネイトを披露してくれた。足元は、日本では展開されていないクラークスのサイドゴアモデル「ワラルー」。

「天邪鬼なので、人と同じものがあんまり好きじゃないんですよ」と笑うその着こなしにおいて、適度にフェードしたユーロリーバイスは、ドレスとカジュアルを繋ぐ完璧なブリッジとして機能していた。


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