鍵は首の骨「頚椎7番」! 従来のアプローチを覆す新視点
ーー出っ尻(でっちり)による腰や膝の不調を改善するには、何を意識すべきですか?多くの人は、痛い部位を直接どうにかしようとしますが、それでは根本改善にはなりません。重要なのは「土台」を整えること。特に意識したいのが、仙骨・胸椎・そして「頚椎7番(けいついななばん)」です。

頚椎7番は、首の根元にある少し出っ張った骨。ここを起点に姿勢を整えることで、全身の連動性が高まり、自然とお腹にも力が入り、体の使い方が変わります。
大きな動きは必要ありません。まずは「頚椎7番を使う」意識から始めてみてください。
基本は“うなずき”にあり! 正しい立位エクササイズをマスター
実は、私たちが日常的に行っている「うなずき方」は間違っているケースがほとんどです。
多くの人は「顔の面(つら)でうなずく」動きをしていますが、本来は頚椎7番を肩よりも後ろに引いてから、首の根元からうなずくのが正しい方法です。
これを意識するだけで、首の動きが変わり、全身の連動性が高まります。日常の動作すら変わってくるはずです。
ーーでは、具体的にどんなエクササイズから始めればいいですか?まずは、正しいうなずき動作を身につけましょう。一見シンプルですが、現代人の多くが間違った動きをしています。
【基本動作の手順】
1. 顎を上げ、お尻を後ろに突き出す
※顎とお尻の先端を引っ張り合うイメージ
2. 頚椎7番を後ろに引くイメージで「うなずく」
※息を吸いながらお尻を出し、吐きながら引く
3. 上記1~2を数回繰り返すこの動きによって、骨盤底筋群(膀胱や子宮を支える筋肉群)が使われ、腹横筋(お腹をコルセットのように支える筋肉)・横隔膜(呼吸に使う筋肉)が連動し、体幹の土台が安定します。完璧を目指すより「ちょっと意識して続けること」がポイントです。
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