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自然豊かすぎる暮らしの代償


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――移住して苦労していることをあえて挙げるなら?

動物は平気なんですけど、昔から鳥だけは本当にダメなんです。吉本には絶叫系も心霊も高所も閉所もいいけど、鳥だけはNGにしてあるんです。

山梨に来て分かったんですけど、家のまわり鳥だらけなんですよ。しかも毎朝6時くらいに、換気口をクチバシで外そうとする音で起こされるんです。
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鳥よけグッズはほぼ全部試しました。ライトも超音波もワシの鳴き声も最初は効くんですけど、すぐ慣れられる。頭いいんですよ、あいつら。最近はカラスまで増えてきて、もう完全に鳥類との大戦争ですね(笑)。



――地方での暮らしは、東京とかなり違いますか?

全然違いますね。こっちに来て、暗さや静けさ、月明かりの明るさ、星の綺麗さを目の当たりにして「ああ、田舎ってこうだったな」って懐かしくて。20年東京にいたので、感覚が完全に“東京基準”になっていたんですよ。今また人間としての野生的な感覚を取り戻している感じがあります。

一方で、東京で得たものも大きい。人との出会いやスピード感、発信の仕方。それを今度は山梨で生かしていきたいんです。

――移住によって、新しい仕事の可能性も広がっていますか?

そうですね。新しい動きは確実に出てきています。自分のペースで発信できるし、働き方も変わってきた。東京も本当に楽しかった。愛知から出てきて20年、ひとつの章をやり切った感覚があります。

だから自分の中では、19歳から39歳までが“東京編”。そして今、“山梨編”が始まったんだと思っています。
5/5

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