連載:名刺代わりの"ROLEX"人生に寄り添うロレックスの話。出会いのエピソードやモデル選びのこだわり、着こなしとの相性、その時計とともに刻んできた時間まで。市場価値では決して測れない、その人を映し出す“名刺代わりのロレックス”を聞いた。
【写真7点】「ノア ジャパン ディレクター中根さんとサブマリーナーのいい関係」の詳細を写真でチェックノア ジャパン ディレクター中根吉浩さんとロレックス「サブマリーナー」
大手セレクトショップのPR、ディレクターなどを経て独立。フリープランナーとして活躍後、2019年にNYブランド「ノア」のジャパンディレクターに就任した。音楽鑑賞や楽器演奏、サーフィン、スキー、ビンテージウェア、家具、料理など趣味は多岐にわたる。

GMTマスターの“ペプシ”と“ルートビア”を経て、自身3本目となったロレックスが「サブマリーナー Ref.5513(1969年製)」だ。「サブマリーナー」は、1953年に発売された本格ダイバーズウォッチ。なかでもRef.5513は、60年代初頭から約30年近く製造されていたロングセラーモデルだ。ノンデイト(日付なし)の文字盤は、オーソドックスなレイアウトが持ち味。
ファーストロレックスは「GMTマスター」の“ペプシ”
中根さんが機械式時計に惹かれ始めたのは30代中頃のこと。
当時はアメリカものを中心に、ヴィンテージウェアがコーディネイトの定番だった。まずはそんな格好に合うモデルを吟味したという。
とはいえ、最初に着ける高級時計はロレックスと決めていた。

「“デニムといえばリーバイス”というように、時計もまず王道ブランドから付き合おうと思っていました。ただ、ドレッシーなモデルは自分のキャラじゃないし、ヴィンテージの服に合うモデルがいい。それで当時しっくりきたのが『GMTマスター』でした」。
自身のファーストロレックスに、パイロットウォッチのGMTマスターをチョイスした理由は、「その頃よく着ていたスカジャンと、ベゼルの赤×青の配色がマッチしたので(笑)。あと厚みがそれほどないため、日常使いしやすいのも決め手でした」。
中根さんの時計選びの基準は、何より自分のライフスタイルやワードローブと調和するか否か。それに尽きる。
通称“ペプシ”と呼ばれるトリコロールカラーの「GMTマスター」は、まさにそれを体現していた。数年後には、ブラウンとゴールドのベゼルを配した「GMTマスター(こちらは通称“ルートビア”)」も入手。
「30〜40代は、その2本の“GMT”を気分や格好に合わせて着けていました。ただ、サーフィンが好きで、海にまつわる軍モノにも惹かれる自分にとって、ダイバーズが欲しくなるのは、ある意味必然でした。そうなるともう、『サブマリーナー』一択ですね」。
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