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偽りの空腹と脂肪の蓄積

もちろん、生理学的な理由もある。飲み会の後半、体内では急激な変化が起きているという。
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「肝臓はアルコールの分解を最優先に行うため、血糖値を維持する働きが抑えられます。さらに、この頃には食事量が減り、お酒だけを飲む状態になりやすいため、糖の補給も不足します。その結果、飲み会の終わり頃には血糖値が下がりやすくなります」。

血糖値が下がると、脳は「エネルギー不足=空腹」と判断する。胃の中にまだご飯が残っていたとしても、脳が「糖をよこせ」と指令を出すため、空腹感を感じやすいのだ。

「ここで厄介なのが、ラーメンによる『脂質』の摂取です。
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脳は下がった血糖値を上げるために炭水化物を求めますが、ラーメンは余計な脂質までセットで入ってきます。 

肝臓はアルコール分解を優先するため、脂質の代謝は一時的に抑制されます。その結果、摂取した脂質はエネルギーとして消費されにくくなり、体脂肪として蓄積されやすくなります」。

「スープを飲めば二日酔い防止」はホント?

巷では「ラーメンのスープに含まれるグルタミン酸やイノシン酸などが、アルコールの分解を助ける」という噂もあるが、これについてはどうだろうか?

「確かに一部のアミノ酸はアルコールの分解を助けます。しかし、ラーメンの場合は、それ以外のマイナス要素(塩分、脂質、カロリー)があまりに多すぎる。二日酔い対策として積極的に推奨できるものではありません」。

アルコール分解を助けたいなら、ウコン入りのドリンク剤やサプリメントを摂取する方が良いという。
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