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工場の矜持を感じさせるハンドウェルテッド

クリスはほどなく、ジャズシューズに加え、クラシックスニーカー、ハンドステッチドレススニーカー、ハンドウェルテッド、デザートブーツ&シューズという5つのシリーズをラインナップした。
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いずれもサイドマッケイやステッチダウンといった古き良きコンストラクションを採用しているが、なかでもクラウンシューズの矜持を感じさせるのがハンドウェルテッドだ。

勘どころはダブルウェルトと呼ばれる仕様にある。グッドイヤーウェルト製法の変形で、すくい縫いしたウェルトを横に出すのではなく、上下(=ダブル)に伸ばし、アッパーに沿わせている。下部のウェルトを走るステッチが出し縫いに相当する。

「いわゆるカップソールの構造をウェルテッドシューズでつくったらどうなるか。その答えがハンドウェルテッドです。当初はアッパー・ウェルトは考えていませんでしたが、チェーンステッチを施したそのウェルトはよりカップソールに近い面構えをもたらしました。甲の立ち上がりを覆う構造なので安定感も増すんですよ」
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みずからの手を動かして考える職人だからできたことと胸を張るが、さすがに難産だった。構想から完成までは数年を要したという。

「代々つくられてきたハンドソーンウェルテッドを新たなかたちで時代につないでいきたいという思いもありました」

ハンドウェルテッドは現時点では日本で手に入れることはできない。価格は20万円台半ば。
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