釣れた瞬間から始まる“料理の物語”
この日の釣果。シロアマダイの他に、黄色のラインが入っているイトヨリダイも。これも美味しいお魚。
シロアマダイは“料理してこそ完結する魚”。
釣り人にとってのご褒美は、港に着いてからもう一度やってきます。むしろこの魚はここからが本番なのかもしれません。今回もオススメの料理をご紹介します。
【松笠揚げ】
シロアマダイは、ふわっふわの身質と、上品な甘みが最大の特徴。熱を入れると旨みがジュワッとあふれ、ウロコはサクサクに揚がる。
■材料
・シロアマダイ 1尾(三枚おろし)
・塩 少々
・片栗粉 適量
・揚げ油 適量
・レモンorすだち お好みで
■手順①シロアマダイを三枚におろし、腹骨・小骨を取り除く。
②鱗は取らずに残し、軽く塩をふる。
③身の表面に片栗粉を薄くまぶす。
④180℃の油で鱗側を下にして揚げ、鱗が花のように開いたらひっくり返し、身に火が通るまで揚げる。
⑤お好みで、レモンやすだちを絞る。
まさに揚げたての状態。
鱗はあえて残すのが「松笠揚げ」の特徴です。高温で揚げると鱗がきれいに立ち上がります。日本酒や辛口白ワインと相性抜群! 身はふんわり、皮目は香ばしく仕上がります。ひと口食べた瞬間、「あぁ、この魚は特別だ」と誰もが納得するはず。
【酒蒸し】
シンプルな酒蒸しも美味。湯気とともに広がる甘い香りは、疲れた身体を優しくほどいてくれる。
■材料
・シロアマダイの頭・骨・身の切れ端 適量
・きのこ類 適量
・白ネギ 適量
・生姜 少々
・水 100ml
・酒 100ml
・出汁昆布 1枚(または顆粒だし3g)
・柑橘(スダチ・カボス・ブシュカンなど) 適量
■手順①耐熱皿に昆布を敷き、白ネギの青い部分をのせる。
②シロアマダイ、きのこ、白ネギ、生姜を重ね、水+酒を回しかける。昆布がない場合は、顆粒だしを溶かす。
③ラップをしてレンジ600Wで約8分加熱。
④柑橘を絞り、白髪ネギを添えて完成!
準備はこんな感じ。水産バサミを使うと頭、骨、を簡単に捌けます。
下処理を済ませた状態のもの。
捨てがちなアラで旨みたっぷりの贅沢料理。レンジ調理だから失敗もありません。柑橘をキュッと搾るとさっぱりとした味に仕上がります。
【炙り寿司】
皮と身の間に上質な脂がのっているので皮を剥いでしまうのは勿体無い。皮目を炙って旨みと香ばしさ倍増! 寿司店では食べられないごちそう寿司。
■材料
・シロアマダイ
・美味しい塩
・酢飯
・ネギ・柑橘など薬味
■手順① シロアマダイはうろこを取り、三枚おろしにする。
② 寿司ネタ用に、横幅が広くなるよう斜めに切る。
③ 皮目に塩をふり、バーナーで香ばしく炙る。
④ 酢飯と握り、ネギや柑橘をトッピングして完成!
★ポイント炙りは「皮目だけ」をしっかり焼くと香りが立ちます。柑橘を添えると、脂の旨みが引き締まって爽やかな後味に。釣りたてをそのまま寿司にできる最高の贅沢ですね。
そして、忘れてはいけないのが相棒の一杯。
キリッとした日本酒か白ワインを合わせれば、深海で出会った“白い宝石”の物語が最高のエンディングを迎えます。
この日は、純米吟醸酒と合わせて。
釣り初心者でも楽しめる“上質な休日”
「釣りはハードルが高い」と思われがちですが、シロアマダイ釣りは意外と簡単。初心者でも挑戦しやすいんです。
遊漁船なら船長に任せればOKで、安価な装備、レンタルタックルでも十分。シンプルに調理しても抜群に美味しい!
釣り経験がなくても、“オトナの週末の楽しみ方”として十分成立します。
ココロがちょっと疲れたとき、贅沢な時間を過ごしたくなったとき、深海の白い宝石を探しに行く旅は最高です。
海の上で過ごす静かな朝、ゆっくり上がってくる白い影、その夜の食卓で味わう一口。そんな一連の流れが、忙しい毎日に“余白”を与えてくれます。

最高の一匹を自分の手で釣り上げて、それを自分で料理し、白ワインを開けて静かに乾杯する。OCEANSを愛読している皆さまにピッタリな釣り物だなと思って、今回はシロアマダイを選ばせていただきました♡

冬は脂が更にのって美味しいので、是非釣りに行ってみてください。
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