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トレンド① 営業時間の多極化「田町油そばセンター」

~営業時間は10時から21時までの通し! 元祖の味がいつでも食べられる安心感~

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総論で述べたとおり、ここ数年、「昼営業のみ」が主流であった新店の営業時間が、ここに来てついに多様化しつつある。その代表例が、2025年10月20日、JR田町駅から徒歩3分という至便な立地にオープンした「田町油そばセンター」だ。

店舗は「冷やもり中華太郎ちゃん」の跡地。種明かしをすれば、同店のリニューアルであり、「ざる中華」という「冷やしつけ麺」の提供から、「油そば」の元祖である武蔵境の「珍珍亭」をオマージュした「汁なし」の提供へとシフトしたもの。

店側は「温故知新・東京の文化である油そば。偉大な老舗店への畏敬と新たな試み」と謳うのみであるが、その偉大な老舗が「珍珍亭」であることは、ビジュアルを確認すれば、異論を俟たない。
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現在、同店は「油そば」と「辛い油そば」の2種類を提供。基本メニューである「油そば並盛」は580円という破格の価格。生卵をトッピングしても700円で食べられる。芝浦という立地を考慮すれば、驚異的なコストパフォーマンスだ。



甘みとコクを湛えたタレが舌に触れた瞬間、油の丸みが尖りを包み込み、箸を置く暇を与えない。麺の茹で加減、歯触りも完璧。並盛で250gある麺量も、瞬く間に平らげてしまった。都内で、580円でこれほどの麺量が楽しめる店は稀だ。

余談になるが、当店で、私は食べ歩き人生で初めて、撮影を失念するという事態に陥った。油そばの写真を収めるために同じメニューを2杯食いする暴挙に及んだが、それでも苦もなく完食できたのは、この油そばが連食しても食べ飽きないほどの完成度を誇るからに他ならない。

営業時間は朝10時から夜21時までの通し。アクセスも良好で、コスパは抜群、かつボリューミー。味も申し分なく、足を運ばない理由は皆無だ。
田町油そばセンター
住所: 東京都港区芝浦3-1-32
営業: 10:00〜21:00
定休: 土・日

3/3

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