
どこかの、誰かが、言い出した。
時計界には、カタログに記された正式名称とは別に、コレクターたちが愛情を込めて呼び続けた結果、いつしか“公式”のように扱われるようになったペットネームが数多く存在する。
例えば、ロレックス デイトナの「ポール・ニューマン」or「エキゾチックダイヤル」、セイコーの「ツナ缶」、カシオの「チプカシ」、ヴィンテージウォッチ界隈の「スパイダーダイヤル」(これを知っていたら、上級者!)といった具合だ。
そうそう、「パンダダイヤル」も忘れてはいけない。ホワイト文字盤にブラックのインダイヤルを組み合わせた配色がパンダを想起させることから名付けられたもので、そこから派生し、配色を反転させたものは「逆パンダ」とも呼ばれている。
そんな「逆パンダ」を、あの“ムーンウォッチ”が採用したらしい! 不朽の名作に新たな風を送り込む、2026年最初の傑作時計だ。
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人類初の月面着陸に立ち会った腕時計。
「スピードマスター」の実力は、そのひと言だけで言い表せるはず。世界中の希望を背負ったアポロ11号計画において、圧倒的な信頼性でミッションを支えた不朽の名作である。
1957年のファーストモデル誕生以来、基本的なスタイルをほとんど変えることなく受け継がれてきたコレクションだが、2026年、新たな展開を迎えた。それがこの「逆パンダ」!
配色については前述のとおりだが、実は過去にも似たデザインの“スピマス”はいくつか存在している。1966年に“スピマス”初の「逆パンダ」が誕生。しかしその後、ほどなくして姿を消し、長らくラインナップから遠ざかることに。
近年になってからは、限定モデルとして2度復活し、いずれも即完売。そうした評価を背景に、このカラーリングは遂にレギュラーコレクションとなったのだ。
「スピードマスター ムーンウォッチ ブラック ホワイト」 左●SSケース、42㎜径、手巻き。147万4000円、右●K18ムーンシャインゴールドケース、42㎜径、手巻き。697万4000円/ともにオメガ 0570-000087
「逆パンダ」のラインナップは、王道のSSモデルと独自ゴールドを採用したK18ムーンシャインゴールドモデルの2タイプ。
“スピマス”は絶対的な定番モデルゆえ、周囲と被ってしまうこともしばしば。そんな贅沢な悩みを、これならスパッと解決できそうだ! もちろん、見た目もSo Cool!

搭載するのは、高水準の精度・性能・耐磁性を保証するマスター クロノメーター認定の「キャリバー3861」。ご覧のとおり、ケースバックから鑑賞できる造形の美しさも特筆なのだ。
2026年を迎え、早々に発表された“逆パンダのスピマス”。こうした芯のブレない名品のアップデート、これからも大歓迎だ。
[問い合わせ]オメガ0570-000087