「時代錯誤なアメカジ親父」にならないための、大人の攻略法

相田さんはいわゆるリーバイス愛好家ではない。そんな彼がもっともリーバイスと距離を縮めたのは、約18年前。シップス渋谷店でカジュアルを担当していた頃だ。
「店舗でリーバイスの『大戦モデル』を含む10型を大々的に展開した時期で、知識がないとお客様に失礼だと思って必死に調べました。当時、シップスには雨宮教夫さんというレジェンドがいらして。スーツにネイティブジュエリーを合わせるような御仁で、リーバイスのことを“リーバイ”と呼ぶ筋金入り。その方の存在も大きかったですね」。


その後、30代半ばを過ぎて購入したのが、今回の主役である「501」だ。
「35歳を過ぎると色々と一巡したような感覚になります。リバイバルや懐かしいアイテムがまた出始めるからなんでしょうかね。その辺りを過ぎると一周回って、やっぱり王道がいいなと。10年前に手にした一本ですが、今は突拍子もないものより、スタンダードなものに惹かれます」。


今回、久々に501を穿いたという相田さん。実は「ジーンズは自分に似合わない」というコンプレックスがあるという。だが、その着こなしは実にこなれている。
アウター=JCPenney(JCペニー) シャツ=コーディングス ニット=ジョンスメドレー デニム=リーバイス アスコットタイ=ターンブル&アッサー 靴=グッチ
「ジーンズを穿くときは襟のあるものを合わせます。じゃないと、カジュアル過ぎてただの“普通のオッサン”になっちゃうから(笑)。ブラウンのシャツに上品なハイネックニットを挿し込み、首元にはアスコットタイを垂らしました。足元はビットローファー一択。表革を選ぶことで、イタリアの艶っぽさを足しています。アウターの丈が長いと面積が多くなり過ぎてジーンズの印象が薄まる。なので、短丈を選んでいます」。
カジュアルなジーンズをドレスのテクニックで上品に昇華させる。これぞ大人のバランス感覚だ。

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